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安東 幹
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坂東 忠信
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古川 光輝
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細川 珠生
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井上 政典
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伊勢 雅臣
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宮本 惇夫
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中村 仁
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長谷川 良 (ウィーン在住) rss (フリージャーナリスト)

ライター一覧
長谷川 良 (ウィーン在住)

ウィーン在住ジャーナリスト。国連記者室から、ウィーンの街角から、国際政治にはじまって宗教、民族、日常の出来事までを思いつくままに。

ワクチンの「1回目」の接種を終えて

 ウィーンで12日午後12時30分にコロナワクチンの第1回目の接種を受けた。記録するために、前日の続編をまとめた。

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ワクチン接種の「予約」が終わるまで

 当方は12日午後、新型コロナウイルスへのワクチン接種を受ける。日本では同日から9万7500回分のワクチンの接種が一部地域で始まるというニュースが流れていた。日本では主に米製薬大手ファイザー・独ビオンテック製のワクチンが接種されると聞くが、オーストリアでは現時点ではファイザー製のほか、米製薬大手モデルナ社、英製薬会社アストラゼネカ社の3種のワクチンが準備されている。近い将来、ジョンソン・エンド・ジョンソン、そしてロシアのスプートニクⅤが認可を受ければその選択メニューに入る予定だ。オーストリア国民にとっては「どのワクチンを受けるか」が新たなテーマとなる。

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中国ウイグル人問題で揺れるトルコ

 中国の王毅外相は先月24日から30日まで6カ国の中東(サウジアラビア、トルコ、イラン、アラブ首長国連邦=UAE、オマーン、バーレーン)を歴訪した。日本のメディアでは余り報道されなかったが、外電によると、トルコ訪問時に中国新疆ウイグル自治区のウイグルへの弾圧に抗議するデモが行われた。トルコは過去、中国の同化政策から逃れた多くのウイグル人を受け入れてきた。その数は少なくとも5万人と推定されている。そのトルコ在住のウイグル人がデモに参加したわけだ。

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「世界のエトス」キュング氏死去

 世界的神学者ハンス・キュング氏(Hans Kung)が6日、スイスのテュービンゲンの自宅で亡くなった。93歳だった。キュング氏といえば、ローマ・カトリック教会の第2バチカン公会議の合意に基づく教会の刷新に動いていたが、当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世(在位1978~2005年)から聖職をはく奪された聖職者であり、神学者だった。カトリック教会で最も知られた教会改革者だった。晩年はパーキンソン病で公の場に姿を見せることはなかった。

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コロナ禍で警告する「現代の予言者」

 中国発新型コロナウイルスが世界を席巻し、多くの犠牲を出している時、ウイルスの動向をフォローするウイルス学者は休む暇なく監視を続けている。特に、新型コロナウイルスの変異株が欧州を襲撃している時だけに、欧州のウイルス学者、疫学専門家は文字通り、ウイルスとの戦いの最前線に立たされているわけだ。

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北朝鮮の東京五輪不参加の「事情」

 北朝鮮体育省は6日、公式サイトで「北朝鮮オリンピック委員会は先月25日の総会で、悪性ウイルス感染症(新型コロナウイルス感染症)による世界的な保健の危機状況から選手を保護するため、委員の提議により第32回オリンピック競技大会に参加しないことを決定した」(韓国聨合ニュース)と伝えた。

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イースターマンデーの日に考えた事

 4月5日はロ―マ・カトリック教国では復活祭後のイースターマンデーで公式の祝日だ。いつものように駅前に新聞を取りに行ったが、「今日は新聞がない日だ」と気が付いて、家に戻った。

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コロナ禍で迎えた2度目の「復活祭」

 新型コロナウイルスの感染拡大は世界の状況を根底から変えてしまった。宗教の世界でも同様だ。世界に13億人以上の信者を抱える最大のキリスト教会、ローマ・カトリック教会総本山、バチカンでは今年も巡礼者や旅行者のゲストもなく、限られた信者たちだけで祝う、寂しい復活祭となった。

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プーチン氏はどのワクチンを接種?

 中国発の新型コロナウイルスの世界的感染の影響で、経済、政治、文化、スポーツなど全分野の動きが停滞して1年以上が経過した。昨年末から新型コロナワクチンの接種が開始され、緩やかだが集団免疫の実現を目指して動き出してきたことは幸いだ。

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中国の対中東政策は破綻の運命に

 中国の対中東政策が注目されている。中国とイランは石油取引や核問題などで利害の共通点が多く、両国は対米政策では共同歩調を取ってきた。サウジアラビアやバーレーンなど他の中東諸国とはあまり縁が深くなかったが、中国はここにきて新しい中東政策を掲げ、中東での影響力拡大に動き出してきた。

 米国や欧州の対中包囲網の突破を目指し、中国の人権問題にも理解を示す一種の共通価値を有する同盟国探しに躍起となってきたわけだ。

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伊マフィアと入れ墨と料理の動画

 世の中にはちょっと考えられないような事件や出来事が生じるものだ。以下は、4月1日エイプリルフール用の話ではない。イタリアのマフィアの話だ。2014年、オランダにコカインを密輸していた容疑で警察官に追及されていたイタリア・マフィアのンドランゲタ(Ndrangheta)メンバー、ビアルト容疑者(Marc Feren Claude Biart)はその直後、姿を消した。インターポール(国際刑事警察機構)が懸命にその行方を追ったが、今月に入るまで分からなかった。事件は迷宮入りの様相を深めていた。

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カダフィの予言と欧州ユダヤ人

 欧州諸国は今、中国発の新型コロナウイルスの感染拡大で苦戦しているが、気温が高まり、地中海の波が静まる頃になると、北アフリカから多数の難民が欧州に殺到するのではないかと予想されている。同時に、欧州に住んでいるユダヤ人が欧州から出ていく「出ヨーロッパ」の時が刻々と近づいてきているというのだ。

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モーツァルト音楽は植民地主義的?

 今回のコラムにべートーヴェン(1770~1827年)とモーツァルト(1756~91年)登場をお願いした。ここでは前者がボン出身のドイツ人であり、後者はザルツブルク出身のオーストリア人といった彼らの出自を確認するつもりはない。音楽の世界に大きな足跡を残した2人の天才作曲家がいなかったならば、音楽の世界はどれだけ寂しいものとなっていただろうか。彼らのいないクラシックの世界は考えられないだろう。しかし、その2人の作曲家を音楽の歴史から追放すべきだと主張する人が出てきたのだ。

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高齢者に薬物中毒・依存傾向が拡大

 中国発の新型コロナウイルスの感染拡散で政治、経済、文化、そしてスポーツなど全分野で大きな変化をもたらしているが、犯罪分野でも伝統的な犯罪、家宅侵入窃盗事件やスリなどが激減する一方、不法なオンラインビジネス、詐欺事件が増加してきたことは、このコラム欄でも紹介した。

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「神の祝福」を失った教会の内紛

 ローマ・カトリック教会の総本山、バチカン法王庁教理省が15日、「同性婚には神の祝福を与えることを禁止する」という法令を発布したが、同性婚者ばかりか、カトリック教会内でも大きな波紋を呼び起こしている。その点についてこのコラム欄でも紹介済みだが、見逃していた点を見つけた。「神の祝福」とは何か、同性愛者が本当に教会の「神の祝福」を願っているのか、といった問題の出発点についてよく吟味していなかったことに気が付いたのだ。

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モスクワ版「1984年」の流刑地

 ロシアの反体制派活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏は現在、モスクワから東部100km離れたウラジーミル州ポクロフ(Pokrow)にある流刑地(IK-2)に収監されている。独週刊誌シュピーゲル(2021年3月20日号)は同氏の近況を報告する「レット・エリアで」(In der roten Zone)という見出しの記事を掲載している。

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葬儀屋はなぜヒーローになれないか

 スイス放送協会のウエブサイト「スイス・インフォ」からニュースレター(3月10日付)が届いた。その中にコロナ禍で遺体を運び、埋葬、火葬する葬儀屋の現況を報道した記事があった。

 コロナ禍で自身の感染リスクも顧みず、患者をケアする医師や看護師は英雄と称えられ、他の営業が閉鎖されている時も国民の食糧や日用品を販売しているスーパーの従業員に対しても感謝の声が聞かれるが、コロナ感染で亡くなった患者を運び、埋葬する葬儀屋さんに対しては感謝の声は聞かれない。スイス・インフォの記事は「葬儀屋はコロナ禍でなぜ英雄でないのか」を問いかけているのだ。

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「同性婚への祝福禁止」に反旗続々

 バチカン教理省が発表した「同性婚には神の祝福を禁止」という声明は、欧州のカトリック教会で大きな反発と批判を呼び起こしている。独日刊紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)23日付によると、神父、神学者、修道院関係者、教会活動家ら2000人以上がバチカンの表明に異議を唱え、組織的な抵抗運動を呼び掛けている。同運動はローマ教皇フランシスコへの「不従順宣言」と受け取られるだけに大きな波紋を呼ぶことは必至だ。

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教皇「人種差別は憎悪ウイルスだ」

 欧州では目下、新型コロナウイルスの変異株、特に英国発のウイルス変異株(B.1.1.7)が猛威を振るっている。中国武漢から発生した新型コロナウイルス(SARS-CoV2)の感染が広がって1年が経過した。世界各地でさまざまな変異株が生まれている。ウイルス学者によると、英国発のほか、南アフリカ発、そしてブラジル発のウイルス変異株などが明らかになっている。

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神父の性犯罪問題と「死人に口なし」

 独ローマ・カトリック教会のケルン大司教区で18日、同大司教区内で発生した聖職者による未成年者への性的虐待事件の調査報告書が発表された。同報告書は初めてではない。同大司教区の騒動は、最高指導者ライナー・ヴェルキ大司教(枢機卿)が2017年に実施した調査報告書が「調査方法が十分だ」として公表を避けたことが原因で、同大司教の辞任要求が起き、教会脱会者も急増した。それを受けて、同大司教は自身が任命した刑事弁護士ビヨルン・ゲルケ氏に調査を依頼した。今回、その調査報告書(約800頁)が公表されたわけだ。

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中国は人権問題で「後進国」自認?

 欧州連合(EU)は中国の新疆ウイグル自治区での人権弾圧に抗議し、対中制裁を実施することを決めた。ロイター通信によると、中国の4個人と1団体に対し、EUへの渡航禁止や資産凍結といった制裁が科せられる。EUの対中制裁は1989年の天安門事件以来のものだ。EUは22日外相会議で正式に承認する予定だ。 中国側の激しい反発が予想されている。

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コロナ禍で犯罪もホームオフィスで

 中国発の新型コロナウイルスが欧州に感染を拡大して以来、犯罪の世界でも大きな変化が見られる。オーストリア内務省が18日、公表した「2020年犯罪統計」によると、古典的な財産犯罪、家宅侵入窃盗や強盗、車両窃盗が激減する一方、サイバー犯罪が急増してきた。

 犯罪問題専門家は、「犯罪組織はいち早くホームオフィスを導入してきた。それに伴い、犯罪統計にも大きな変化が見られる」と指摘、古典的な鶏泥棒型犯罪からデジタル犯罪にその主役が変わってきたという。

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神からメッセージが届いた!!

 今回のコラムのタイトルのように叫んだら、きっと「狂人」扱いされるかもしれないが、暫く読み続けてほしい。神は不可視の存在だから、あそこにいる、ここにいる、と言えないが、神の創造世界である可視世界の現象、事例をよく観察すれば、神がどのような存在かを推測できるはずだ。

 パウロは「ローマ人への手紙」第1章20節の中で「神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからである。したがって、彼らには弁解の余地がない」と述べている。

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