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石川 佐智子
石川 佐智子
元・公立中学教諭
久保田 信之
久保田 信之
教育評論家
太田 和宏
太田 和宏
地方・教育部長
杉原 誠四郎
杉原 誠四郎
教育研究者

加藤 隆 rss (教育)

ライター一覧
加藤 隆

昭和31年(1956年)北海道生まれ。北海道教育大学大学院修了。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。小学校教諭。光塩学園女子短期大学助教授、北翔大学教授を経て2013年より現職。著書に「美しい刻」(アートヴィレッジ)、共著「北海道教育関係質疑応答集」(ぎょうせい)など。

「物語的な生命」営む人間 名寄市立大学教授 加藤 隆氏に聞く

 教育改革が叫ばれて久しい日本の教育界。平成18年に改正教育基本法が成立したものの、その成果が表れているとは言い難い。文部科学省は英語の小学校低学年導入や道徳の特別教科化などさまざまな教育政策を打ち出すが、表層的な感は否めない。そうした中で名寄市立大学の加藤隆教授がこのほど、一冊のユニークな本を著した。タイトルは「美しい刻(とき)」。今から50年後の未来を舞台に明治、大正、昭和を生きた偉人が一堂に会して人間の生き方を論議するという内容だが、同教授にこの書を刊行した目的あるいはその書物を通して現代人に訴えたい内容などについて話を伺った。(聞き手=湯朝 肇・札幌支局長)

過去の偉人、未来で一堂に/教育をテーマにシンポ

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道徳教科化の前にすべきこと

総括の視点見えず

 作家の遠藤周作がかつてどこかの大学入試で自身の作品が問題文として出されたというので、それを解いてみたという話を聞いたことがある。作者本人が解答したのに不合格だったと苦笑していた。

 かように、それぞれの人間の心の襞(ひだ)には、微妙な違いを帯びた感性や価値意識が息づいているのであり、これは尊いことではないだろうか。この心の襞に触れるのが道徳教育である。

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