
80年から90年までダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当初代代表。桐蔭横浜大学法学部教授。
尖閣領有の既成事実化図る中国
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ
11月に中国絡みで二つの国際的論争があった。一つは中国が一方的に「キムチは中国が元祖である」と主張し、国際標準にしようとする中国ならではの傲慢な姿勢が表れたこと。もう一つは中国の王毅国務委員兼外相の「尖閣諸島はわが国のものである」という暴言である。

文化大革命の再現図る中国
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ
最近、皆様がお気付きのように中国政府は南モンゴル、いわゆるモンゴル自治区で学校教育でのモンゴル語の使用を廃止し、一層中国化の促進を強要している。これに対し日本でもモンゴル人を中心に大規模なデモが起きた。世界日報でも取り上げて下さったので詳細については割愛する。
軍事工場建設にも動員

領土領海への野心隠さぬ中国
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ
中国の野望には限界が無い。今は南シナ海や東シナ海からヒマラヤの奥地、さらにはヒマラヤの奥地の小国ブータンまでの領土、果ては宇宙や北極まで制覇しようとの目論見(もくろみ)を露(あら)わにしている。またその方法に、もはや手段を選ばずという、まさに超限戦争に入っている。

パンチェン・ラマとは
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏
ポンペオ米国務長官は18日、25年前にチベット仏教第2の高位者パンチェン・ラマに認定され、その後間もなく中国政府によって拘束された男性の居場所を「直ちに」公表するよう中国に要求した。米国が中国に切ったチベットカードのパンチェン・ラマとは、どういう存在なのか拓殖大学国際日本文化研究所教授のぺマ・ギャルポ氏が語った。

真実追究を怠る日本メディア
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ
世界中が中国発の新型コロナウイルスに侵され、国家・民族を超えて人類は大きな危機にさらされている。日本でも感染拡大に伴い、東京五輪・パラリンピックが来年まで1年延期され、7日には7都府県に緊急事態宣言が出された。いずれにしても、この強烈な謎のウイルス禍が世界全体で完全に終息するまでは、まだ数カ月から下手をすると1年間以上かかるとの予想もある。

新型肺炎 情報統制強める中国
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ
世界中が中国発の新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)によって深刻な人命の犠牲と大規模な経済的損害を被っている。多くの国々が中国からの入国者を拒絶する策を取っているのに、我が日本は習近平国家主席への気兼ねと中国への損得から、いまだに部分的に中国からの入国を禁止するのみで、多くの感染者を出している日本からの入国を拒否する国も出始めている。

インド憲法制定71周年
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏に聞く
国民に法の下の平等と自由を保障したインド憲法は、1950年1月26日に施行された。完全独立の象徴となったインド憲法が施行から71周年を迎える中、日印関係強化の意義や課題を拓殖大学国際日本文化研究所教授のペマ・ギャルポ氏に聞いた。(聞き手=川瀬裕也)
インドは憲法施行から71周年を迎える。

天皇陛下の即位の礼に思う
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ
今、私は帝国ホテルの一室でこの原稿を作成している。10月22日は天皇陛下の即位の礼、大変おめでたい日である。天気は残念ながら雨降りであるが、心は晴れ晴れとした気分である。

公平さ欠くカシミール報道
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ
私は自分のライフワークとしてアジアを意識し、アジアを中心に見聞、研究をしてきた。私のアジアの概念は西はトルコ、東はかつて西側から極東と言われてきた台湾、日本までである。今回は約1週間、トルコの現地を見聞した。その詳細はいずれ書くとして取りあえず強く印象が残ったのは、間違いなくトルコはトルコなりに近代化、経済発展に取り組んでいることだ。

故野呂田元防衛庁長官の教え
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ
1965年、初めて日本の土を踏んでから早53年が経過した。その間、多くの日本の方々にお世話になった。特に日本滞在問題では多くの政治家にお世話になったことは言うまでもなく、多くの財界の方々に精神的および物質的な面で大変お世話になった。
