
昭和25年(1950年)、北海道釧路管内標茶町生まれ。東洋大学文学部史学科を卒業後、千歳市役所を経て札幌医科大学助手として人類学、解剖学を研究。1995年より伊達市にて史跡・北黄金貝塚の整備、遺跡調査に携わるほか、全国初の行政による研究所を立ち上げ、音楽や絵画などの芸術をも含む総合文化行政に積極的に関わってきた。伊達市噴火湾文化研究所長。
新幹線開業と観光戦略 地方全体で取り組みを
3月14日の開業を間近に控え、このところ、北陸新幹線関連のニュースがかまびすしい。年頭のあいさつ風景を伝えるニュースには、谷本正憲石川県知事の上気した顔が何度も登場した。
なんでも、現在の東京―金沢の所要時間が、1時間以上短縮されるという。ただでさえポテンシャルの高い金沢だが、観光や北陸のビジネスに対する影響の大きさは、知事インタビュー時のテンションの高さからもうかがえる。

豪雨災害回避の智恵 「勘」で避難した礼文島民
先月末、広島県や北海道で相次いで起こった豪雨災害。これから本格的な秋雨の季節を迎えるわけで、まだまだ気の抜けない毎日が続きそうだ。
ところで災害当日、新聞やテレビで刻々と流される被害情報に、多くの国民はあるやり切れなさを感じたのではないだろうか。もちろん、それは行政の対応のあり方だ。復旧作業が始まった今、あらためてそのことがメディアの大きな話題になっている。

嫉妬は回避できるか 賢明な内閣改造を望む
国会閉会中とあってか、国内の政治ニュースは鳴りを潜めている。もちろん、集団的自衛権問題はまだ終わっていないし、原発問題が終息したわけでもない。TPP交渉も先行きが不透明のままだし、拉致問題も新たな展開が期待されている。

神話的思考のすすめ 心に住む天才が協力する
2006年、カリフォルニア州モントレーで、知的で創造的なアイデア発信イベントTED(テッド)が産声をあげた。創設したのは、アメリカの建築家リチャード・S・ワーマンである。
急速に変化する社会のニーズに対応するため、知的アイデアを創造しようと企画されたこのプログラムは、瞬く間に世界に広まった。2009年には日本に上陸し、TEDxTokyo(テデックス東京)が、そして2012年にはTEDxSapporo(同札幌)がスタートした。
