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井上 政典
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中村 仁
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元全国紙経済記者
新宿会計士
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高橋 富代
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長谷川 良
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ウィーン在住ジャーナリスト

中岡 弘 rss (コラムニスト)

ライター一覧
中岡 弘

1956年(昭和31年)島根県に生まれる。大阪大学文学部を卒業後、渡米し、神学大学院で宗教教育学を学ぶ。著述家。

姿は似せ難く、意は似せ易し

 小林秀雄という人は、亡くなってすでに久しいが、惹きつけてやまない人です。時々思い出して、書棚に並んでいる『考えるヒント』などを引っ張りだして、読み耽ることがあります。難解なのですが、何度読んでも飽きないこの不思議な魅力は一体何であろう、と読みながら考えます。

 例えば、『言葉』というタイトルのエッセイは、こう始まります。

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記憶のクリーニング

 先回の記事で、一見非常に奇妙な問題解決手法「ホ・オポノポノ」について触れました。私はなにもその宣伝マンではないのですが、この奇妙なものの見方が、実は意外に奇妙ではなく、むしろかなり正常なものであり、私たちが遭遇する種々の問題を解決するのに極めて有効ではないかということを示してみたいために、一つの実例を紹介しようと思います。

 この手法の普及者として最も有名なのが、ハワイ出身のイハレアカラ・ヒューレン博士です。ヒューレン博士がシメオナ女史からホ・オポノポノの手法を伝授された後、ハワイのある収容施設に請われて、約5年間、奉職したことがあります。そこの主たる収容者は、殺人や強姦などの重罪を犯した精神障害者です。

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「全ての問題の責任は私にある」という考え方

~弁解の後孫②~

 私が「弁解」という思考の習慣性について深く考えるようになった大きなきっかけは、「ホ・オポノポノ」に出会ったことです。もう10年ほども昔になるでしょうか。ハワイに昔から伝わる問題解決の手法を、ハワイの人間州宝と言われる故モナ・ナラマク・シメオナ女史がインスピレーションを得て改良して開発したものだと言われます。聞き慣れない奇妙な名前ですが、奇妙なのはそれだけではありません。その考え方も、一見すると実に奇妙なのです。

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人はなぜ弁解をするのか

~弁解の後孫①~

 私たちの生活を支配する最も大きな力は「習慣性」という力ではないかと、かねてから考えています。日常生活のかなりの部分は習慣的なルーティンで成り立っていると言ってもいいでしょう。習慣性の特長は、いちいち考えなくても体が動くこと。ところがそのことのゆえに、うっかりするとその習慣性に縛られるのです。毎朝の歯磨きや午後の紅茶などなら特に問題にはなりませんが、私がこれから考えてみたいのは「思考の習慣性」です。  衣食住の習慣は国によって地域によって違うのに、不思議なことに、「思考の習慣性」はどこに生まれ育った人にも共通したものがあります。そのもっとも深いものの一つが「弁解(あるいは弁明)の習慣性」ではないかと思うのです。

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