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森田 清策 rss

ライター一覧

昭和31年(1956年)宮城県生まれ。成蹊大学法学部卒業後、1982年入社。1991年から97年までワシントン特派員。その後、政治部次長、社会部長を経て、編集局次長兼報道部長。

「宗教2世」への社会の介入をあおる「ハートネットTV」の危うさ

 NHKEテレ「ハートネットTV」は障害、LGBT(性的少数者)、貧困などさまざまな問題に福祉の視点から解決策を探る番組だ。9日放送のテーマは「“神様の子”と呼ばれて~宗教2世 迷いながら生きる~」。福祉番組が宗教を扱うことは、どういうことかと怪訝(けげん)に思って見た。

 「宗教2世」とは聞き慣れない言葉だ。番組の定義によると、「自らの意志ではなく、親が信仰する宗教に入信し、子供時代を過ごした人たち」。彼らが大人になっても信仰を持ち続ければ問題はないが、中には「親に強いられた教義に縛られ、自分を押し殺しながら結婚や進学に制約を受けたという人もいる」。

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ワクチン先行接種 率先希望する医師の思い

《 記 者 の 視 点 》

 新型コロナワクチンの先行接種が17日始まった。対象は全国の病院100カ所の医療従事者約4万人。18日付本紙に掲載された医師のコメントが目に留まった。

 「接種の機運を高めるため、率先して受けた」と、東京医療センターの新木一弘院長。千葉労災病院の青田孝子副院長は「私には基礎疾患があるが、ワクチンを受けて大丈夫だと示したかった」。

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「お母さん食堂」の名称変更を求める署名運動

《 記 者 の 視 点 》

 受験シーズンになると、料理する母親を間近に感じられるダイニングで勉強していた長男のことを思い出す。生真面目な性格からか、中学校時代に不登校で、高校は通信制で学んだ彼にとっては孤独で、極寒の厳しさに例えても大げさとは言えない大学受験だった。

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「不条理」を恨まず実を以て報いた中村哲の生き方伝えたNHKBS

 緊急事態宣言が再び発令された。コロナ禍で、少なからぬ人たちが不条理に喘(あえ)いでいる。

 看取ることもできぬまま家族を失った人がいる。そうかと思えば、感染者をケアしていることで家族が差別に遭い、そのことに身を引き裂かれる思いをしながらケアし続ける医療従事者が存在する。みな不条理である。

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豪州における親中工作 標的の社会的エリート

 世界がコロナ禍に翻弄(ほんろう)され続けた一年だった。170万人以上の命が失われるなど、多大な犠牲を強いられた。一部の国ではワクチン接種が始まったが、コロナの猛威の中で新年を迎えようとしている。

 そんないまいましい新型コロナだが、これからの国際政治を考える上で、“前向きな”変化も出てきた。中国共産党の狡猾な強権・全体主義に対する認識が欧米諸国で急激に厳しくなったことだ。

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夫婦別姓問題で結婚・離婚繰り返す事実婚カップル登場させた日テレ

 当初案に入っていた「選択的夫婦別氏(姓)」の文言を削除した第5次男女共同参画基本計画案を、自民党が了承したのを受けて放送(18日)した日本テレビ「news every」。別姓導入に賛成する割合が7割に上ったという、推進派の大学教授らが行った世論調査を紹介しながら、「当初の政府案から大幅後退」と、自民党の姿勢には批判基調だったが、それは想定内で驚かない。

 だが、番組の見識を疑ってしまったのは、登場させた「事実婚」カップルだ。婚姻届けを出さないのは別姓を続けるためで、それは「対等な関係でいる」ためだという。それだけでも、違和感を持ったが、同じカップルで今年の年末に結婚届けを出し、来年の年始にはもう離婚するのだというのだから、目が点になってしまった。

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拡大する「同性パートナーシップ」

政治評論家 ナザレンコ・アンドリー氏に聞く

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「パートナーシップ」の拡大 性愛のパンドラの箱を開ける

《 記 者 の 視 点 》

 東京都足立区が来年度から、同性カップルを区として公認する「パートナーシップ制度」を導入すると発表した。また、兵庫県明石市は、同性同士を含めた未婚のカップルを「婚姻相当」と公認するとともに、その子供との親子関係も認める「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」を来年1月から導入するという。

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学術会議と国民の意識 組織の見直し求める世論

 前回の当欄では、先に発売された保守派月刊誌12月号の論考を題材にしながら、菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人を任命拒否した問題の核心は、人文・科学分野の学者が日本共産党シンパをはじめとした左派に偏ることで起きる反政府的な政治活動に歯止めをかけることにあると指摘した。その後発売された月刊誌もこの問題を取り上げているので、今回も論じることにする。

 任命拒否問題を左派の立場から特集を組んだのは「世界」12月号。その中で、東京大学名誉教授の上野千鶴子は「政権は人文社会系の御用学者を作りたいのだと思います。つまりレッド・パージそのものです」(作家の保阪正康との対談「ファッショの構図を読み解く」)と述べている。

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婚姻まで「差別解消」というポリコレの視点で見た「グッとラック!」

 筆者は本紙「記者の視点」(14日付)で、LGBT(性的少数者)支援団体が提出した請願に、一人反対した埼玉県春日部市議を批判したTBSの情報ワイドショー「グッとラック!」を取り上げた。この番組については、書くべき点がまだあるので、この欄でも触れたい。

 出演者たちは自覚していないのかもしれないが、その発言で気付かされたのは「ポリティカル・コレクトネス」(ポリコレ)のメディアへの浸透ぶりである。1980年代に米国で始まったポリコレは「政治的な公正」などと直訳されるが、分かりやすく言うと、差別的な言葉や制度をなくすという考え方だ。

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メディアによる言論封じーLGBT教育反対さえ「差別」

《 記 者 の 視 点 》

 長い間、LBGT(性的少数者)問題を取材・執筆していて、人権の重要性や価値観の違いに対する寛容な姿勢を主張する一方で、現在のLGBT運動に対する反対意見を「差別」と決め付けるメディアの強圧的な姿勢に直面し、「言論の自由」の危機を感じることが珍しくない。

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日本学術会議の権威が失墜

 臨時国会の焦点の一つとなっている日本学術会議の任命拒否問題。28日の衆院本会議で、野党側から「推薦された方を任命しないのは明らかに違法だ」と問われた菅義偉首相は、「任命の理由は人事に関することで、お答えを差し控える」としながら「(人選は)民間出身者や若手が少なく出身や大学に偏りが見られる」として、見直しの必要性を強調した。

 これに対して、学術会議側は地域偏在の解消や若手の登用などに取り組んでいると反論しているが、これに納得する国民はどれほどいるのだろうか。日ごろ、情報の取得を、左派の新聞・テレビだけに頼っている人ならいざ知らず、特にネット情報を見る機会の多い層では、学術会議が共産党とそのシンパによって長年牛耳られてきており、その偏りの是正こそがこの問題の本丸だという認識が広がっている。

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日本学術会議とLGBT

 日本学術会議の左派支配は「LGBT」問題にも表れている。同会議の法学委員会・社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会は2017年、提言「性的マイノリティの権利保障をめざして―婚姻・教育・労働を中心に―」を公表した。同分科会は、LGBTに「I」を加えているが、それはインターセックス(性分化疾患)を意味する。

 この提言の中で、「今日の社会では、法制度上、婚姻と生殖・養育との不可分の結合関係は失われ、婚姻法は主として婚姻当事者の個人的、人格的利益の保護を目的とするものになっている」として、「婚姻の性中立化」つまり性別を問わないための民法改正を提言した。直接的には「同性婚」の合法化だが、当事者が望めば、どんな結婚形態も認めよ、というようにも解釈でき、国民感情からはとても受け入れられるような内容ではない。学術会議の中でも、左傾化が激しいと言われる人文・社会科学分野の学者たちが、一般常識からどれだけ懸け離れているかを示す提言である。

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共産党支配という日本学術会議のアキレス腱に触れた「プライムニュース」

 テレビ・新聞・ネットなどメディアは今、菅義偉首相が日本学術会議が推薦した会員候補6人を任命拒否した問題で持ち切りだ。BSフジの「プライムニュース」も19日、この問題をテーマにした。

 出席したのは、元日本学術会議会長の大西隆、早稲田大学大学院法務研究科教授の岡田正則、自民党参議院議員の猪口邦子、そしてジャーナリストの門田隆将。岡田は今回、任命を拒否された当事者。大学教授から政界に転じた猪口は元会員。この2人と大西は当然、同会議の内部事情に詳しい。だから、これまでメディアではあまり触れられてこなかった内容も聞けるだろう、と期待して見た。

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「象牙の塔」の矜持か傲慢か

《 記 者 の 視 点 》

 「人間は学問をすると、バカになる」

 昭和44年1月、東京大学本郷キャンパス安田講堂を占拠していた左翼学生と警視庁機動隊の攻防を映し出すテレビを見ながら、明治生まれの祖母が思わず発した言葉だ。このあと、こうも言った。

 「おれは、尋常小学校しか出てないが、やって良いことと悪いことぐらいは知っている」

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ヒューマンな視点足りず「性」を捉え切れなかった「ヒューマニエンス」

 NHKBSスペシャル「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」が10月1日スタートした。「ヒューマニエンス」とは耳慣れない言葉だが、ヒューマンとサイエンスを合わせた造語で、「人間の臓器、組織そして心の有り様など、人間に関する最新の研究を通して40億年に及ぶ生命の進化の意味を考えていこう」(NHKホームページ)というのが番組の狙い。

 その第1回のテーマは「オトコとオンナ“性”のゆらぎのミステリー」。その狙いを筆者なりに分析すると、これまで男と女の二つに分けて考えられてきた人間の性はそんなに単純なものではない。性の多様性についての理解は、男女を前提に成り立つ社会の在り方を見直すことにもつながる、ということになろう。

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分かってきた新型コロナウイルスの正体 

 新型コロナウイルス感染で、政府が緊急事態宣言を発出してからもうすぐ半年。感染者の減少傾向が続いたが、ここにきてそれが鈍化してきたので、油断は禁物だ。

 一方、感染者が爆発的に増える兆候はないこともあって、国民が毎日発表されるPCR検査陽性者数に一喜一憂する風潮は弱まるという良い傾向も出ている。これも政府、自治体、国民一人ひとりが努力した結果だろう。また、そうなった要因の一つは、謎だらけだったウイルスの正体が少しずつ分かってきたからだ。

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コロナ感染差別の防止 「心の社会的距離」が課題に

《 記 者 の 視 点 》

 弊紙3日付社会面に、「地方移住 相談が活況」「新型コロナ機に誘致に熱」の見出しで、「都市部から地方への移住に関心が高まっている」という記事が載った。

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ゲイ提供精子の“自力授精”を告白させたNHK「カラフルファミリー」

 「いのちを“つくって”もいいですか?」――。こんなタイトルの本がNHK出版から出ている。その中で、著者の宗教学者、島薗進は「『人のいのち』というものを考えるとき、そこには論理的に示しうる社会倫理とは異なる要素、多くの人が直感的に『ここを踏み越えてはいけない』と感じるような、何か合理的な理由を超えた、容易には語り得ない構成体としての性格があるのではないでしょうか」と述べている。

 日本人は伝統的に「命は授かりもの」という感覚を大切にしてきた。それが「人間の尊厳」や「命の神聖さ」という感性につながり、人権尊重の理念に命を吹き込んでいるのである。

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コロナ禍の恐怖 ゼロリスク信仰の裏返し

 新型コロナウイルス禍による社会混乱が起きてから半年が過ぎた。多くの人に恐怖を与えてきた未知のウイルスだが、数々のデータが蓄積されて、その姿が次第に明らかになってきた。

 ほとんどの人は罹(かか)っても無症状か、発症しても、せき、発熱、味覚障害など、かぜのような症状で1週間余りで治る。27日現在、全国の感染者は約6万5800人、死者は1241人。致死率約0・019%。しかも、厚生労働省は6月18日付で、感染者が死亡した場合、死因にかかわらず全てのケースを報告するよう自治体に通知しているから、実際の死者数はもっと少ない可能性がある。

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「ウィズコロナ」の心構え ストレスためず免疫力強く

《 記 者 の 視 点 》

 国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が公表された今年1月以降、筆者が自分の感染を疑ったことが2度ある。

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中国の民主化願う中国系米国人を「危険」と解説した「報道1930」堤氏

 「自由諸国が共産主義の中国を変えなければ、中国がわれわれを変えるだろう」

 米国のポンペオ国務長官が先月23日に行った演説の肝だ。民主主義と共産主義の共存はあり得ないという認識を打ち出すだけでなく、このままではマルクス・レーニン主義と自国中心主義に支えられた中国共産党の覇権が世界をのみ込んでしまうと警告。中国の共産主義に打ち勝つために自由諸国による新たな「連合」を呼び掛けて、世界に衝撃を与えた。

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「アンティファ」の本質 左翼思想によるテロ行動

 米国大統領が「国内テロ組織」に指定し、日本の保守論壇も危険視する「アンティファ」とはどんな勢力なのか。これについてはシベリア抑留研究者・長勢了治の「アンティーファの危険な素性」(「WiLL」9月号)が詳しい。

 それによると、アンティファ(「反ファシスト」を意味するドイツ語の略称)は第2次世界大戦の戦中戦後に、ソ連共産党が捕虜収容所における政治工作によってつくらせた「反ファシスト民主運動」。もともとは独ソ戦争による捕虜を「ヒトラー・ドイツの壊滅に進んで協力する、反ファシズム闘争への積極的参加者を養成するのが目的だった」という。アンティファの政治工作はシベリアの日本人捕虜収容所などでも行われ、そこで“洗脳”された日本人も少なくない。

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