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浅野 和生
浅野 和生
平成国際大学教授

小林 道憲 rss (歴史)

ライター一覧
小林 道憲

昭和19年(1944年)福井県生まれ。昭和47年京都大学大学院文学研究科博士課程終了。哲学者。

英歴史家が捉えた対日戦争

哲学者 小林 道憲

 イギリスの歴史家・バラクラフは、『現代史序説』(An Introduction to Contemporary History)の中で、次のように言っている。

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第2次大戦終結70年に思う

哲学者 小林 道憲

 今年は、第2次大戦終結70年になる。第2次大戦とは何だったのだろうか。第2次大戦は、ヨーロッパ地域とアジア地域に分けて考えるべきであろう。ヨーロッパ地域における第2次大戦は、第1次大戦につぐヨーロッパ全体の再度の自決行為であったとも言える。しかし、アジア地域における第2次大戦は、もう少し違う様相を呈している。

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新聞と歴史は疑ってかかれ

哲学者 小林 道憲

 「すべての歴史は現代史である」と言ったのは、イタリアの哲学者クローチェである。つまり、過去を理解するということは、現代の目を通して過去を見るということである。しかし、そのために、歴史記述は、往々にして、現在からの単純な歴史評価がなされることが多いと言わねばならない。

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地球の環境を創造する人類

哲学者 小林 道憲

 最近の発達した生殖技術では、精子や卵子を冷凍保存して、生産年齢が終わってから妊娠子育てをするということも可能になり、遺伝子解析技術や遺伝子操作技術によって、あらゆる面で希望通りの子供をつくるというようなことも可能だという。このような生命操作技術のことを考えると、技術は、それ自身の原理で行き着くところまで行ってしまう魔的な部分があるように思われる。技術は価値中立ではなく、むしろ、善でもあり悪でもあり、善用もされれば悪用もされ、善悪も考えずに自己膨張していく両価値的なものではないか。

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大震災3年に宗教を考える

哲学者 小林 道憲

 わが国が東日本大震災に見舞われて丸3年になり、徐々にではあるが復興しつつあるようである。ただ、あまり注目されていないことだが、この大震災からの復興で宗教が果たした役割も大きかったと言わねばならない。宗派を問わずに遺骨や位牌(いはい)を預かった寺院、埋葬や法要の営みで寺院が果たした鎮魂の役割、破壊された寺や神社の再建、お墓の建て直し、村や町の祭りの復活などが、人と人のつながりを強化し、それが結果的には、経済の再建にもつながってもいった。

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