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ライター一覧

戦後のスポーツ振興に生涯を捧げた大島鎌吉

 大島鎌吉――ほとんど聞き慣れない名前だ。企画展のタイトルもユニークだ。「ホップ・ステップ・ジャンプ!」得意とした三段跳びになぞらえている。また「跳ぶ哲学者」の異名も持つ。現在、金沢市のふるさと偉人館で開催されている。「跳ぶ~」の他に、「アジアのカール・ディーム」「東京オリンピックをつくった男」「学生スポーツの父」などの異名を併せ持ち、戦後日本のスポーツ振興に生涯を捧(ささ)げた。(日下一彦)

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石川・金沢で、未来の洋菓子職人を目指し腕競う

 金沢市で9月10日、洋菓子の専門学校に通う生徒たちの技術を競う「第2回 北陸ブロック洋菓子コンテスト大会」(日本洋菓子協会連合会北陸ブロック協議会主催、金沢市文化ホール)が開かれた。金沢市や福井市、富山市など北陸3県から専門学校の学生98人が参加し、未来の洋菓子職人を目指して“お菓子の芸術”に腕を競った。審査の結果、最優秀賞の「連合会技術指導委員賞」には富山調理製菓専門学校の山本優以子さんの「お花屋さんの秘密」が選ばれた。(日下一彦)

 同大会はこれまで、金沢市内の製菓専門学校を中心に30年以上開かれていたが、3年前から対象を北陸3県に広げて開催された。ところが昨年は、コロナ禍の影響で開催できず、今回が2回目となった。

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全国の高校生が「出汁」をテーマに悪戦苦闘

 和食文化が盛んな金沢市で、8月10日、全国の高校生が和食料理の腕前を競う「全日本高校生WASHOKUグランプリ2021」の決勝大会が開かれた。会場の「金沢未来のまち創造館」の調理室には、各チームが1時間かけて、考案した料理を手作りし、審査員に振る舞った。グランプリには沖縄県浦添市の市立浦添工業高校のチームが輝いた。(日下一彦)

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富山県氷見市で 「フィッシュレザー」 商品を開発

 富山県氷見市のフィッシュレザーブランド「tototo」代表の野口朋寿(ともひさ)さん(27)は、富山湾で水揚げされたブリやマダイ、スズキの皮を加工して名刺入れや二つ折り財布などを開発し、ネット販売している。魚の皮は廃棄されるものばかりで、鮮魚店から安価で提供してもらっている。

 「生命の恵みを無駄にしない持続可能なものづくり」が信条で、国や民間が推し進めるSDGs(持続可能な開発目標)に沿う活動として注目されている。(日下一彦)

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「陽明丸」を描く映画に子供たちの自画像を挿入

 今から100年前、ロシア革命(1917=大正6年)後の混乱期に、ロシア・ウラル地方に疎開していた約800人の子供たちが難民となった。彼らを船に乗せ、太平洋、大西洋を横断して3カ月余りかけて、親元に届けるという大救出劇を果たしたのは日本船「陽明丸」だった。この国境を超えた壮大なドラマを取り上げるロシア映画に、関係する国々の子供たちの自画像が使われることになり、この事跡を顕彰している「人道の船 陽明丸顕彰会」(石川県能美市)に、交流を重ねてきた難民の子孫から制作依頼があり、能美市や金沢市などから関係者の元に15点の作品が集まった。(日下一彦)

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来館者に感動与える西田幾多郎の家族の有り様

 世界的な哲学者・西田幾多郎(1870~1945)を献身的に支えた妻・寿美(ことみ)(1875~1925)を紹介する企画展「枕辺の野花―西田幾多郎の妻・寿美(ことみ)―」が、石川県かほく市の西田幾多郎記念哲学館で開催されている。寿美は41歳で病床に臥しながらも、死の間際まで夫や子供たちを支え続けた。その姿はこれまでほとんど注目されてこなかったが、同展では家族との心温まるエピソードを交えながら、直筆の書や図、関連本などを展示し、来館者の深い感動を呼んでいる。(日下一彦)

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科学捜査を体験、「キミも名探偵!」になれる

 富山市科学博物館で開催中の特別展「科学捜査展SEASON2-科学の力で真実を解き明かせ-」では、最新の科学技術を駆使して難事件を解決する模擬体験ができる。タブレットを使い、事件現場に残された証拠や目撃者の証言を集めて事件解決までを体験するコーナーが人気で、子供たちにとってはアニメ「名探偵コナン」になったような気分。保護者もテレビドラマ「科捜研の女」など話題の科学捜査の一端が味わえるとあって、話題になっている。(日下一彦)

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6年間の思い出を輪島塗りの沈金パネルに残す

 石川県輪島市の教育委員会では、ふるさとの伝統文化に触れた体験を将来にわたり伝えていけるようにと、平成16(2004)年から市内の小学6年生全員に共通の卒業制作として、輪島塗の沈金体験を実施している。黒漆を塗ったパネルに学校生活や家族との思い出などを描き、専用のノミで彫り、最後に金粉を施す。鮮やかな出来栄えに子供たちは感動ひとしおで、貴重な体験となった。(日下一彦)

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未来を担う子供たちに建築業の魅力を伝えたい

 石川県建築士会青年委員会では、未来を担う子供たちに、建築業の魅力を知ってもらおうとオリジナル絵本を作成した。第1弾は伝統的な「金澤町家」を舞台に、家に住み着く妖怪たちが登場し、少年と仲良く、かくれんぼをする。建築士たちが絵本を作るのは全国的にも珍しく、引き続き第2弾も制作予定だ。(日下一彦)

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金沢発祥の伝統集団演技 「若い力」 を全国に配信

 石川県金沢市では、市内の小学校で70年以上受け継がれている集団演技「若い力」をネット配信し、「コロナ禍を乗り越える元気を全国に届けよう」というプロジェクトを起こした。映像には、ご当地アイドルグループを起用し、彼女たちの健康的で明るい演技が好評だ。その広がりは市内の商店街はじめ、県域を越えて、東京都内の小学校や介護施設などでも取り入れられている。推進している金沢市スポーツ事業団では、「健康づくりに役立ってほしい」と期待している。(日下一彦)

 「若い力」は昭和22年(1947年)10月30日、金澤市運動場(現・市営陸上競技場)で開催された第2回国民体育大会(石川国体)で、「スポーツの力で国民に元気を」との思いで制作され、曲に合わせた集団演技も、この時に創作された。開会式では昭和天皇御臨席の下、市内の小学6年生約4000人が、大観衆を前に躍動感あふれる演技を堂々と披露した。この時、「若い力」が初めて公に披露された。

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テーマは“青春” 「和菓子甲子園」 が10月に開催

 今年10月に開かれた「第11回全国和菓子甲子園」(主催・全国菓子工業組合連合会青年部、東京)で、石川県白山市の県立翠星(すいせい)高校の女子生徒が考案した幸せの菓子「恋つゝみ」が“栄冠”をつかんだ。地元産の食材で作った3種類の餡(あん)を羽二重餅で包んだ甘酸っぱい食感で、香りも爽やかだ。神前に奉納する巻物をイメージしている。地元の和菓子店や観光連盟では、「ご当地菓子」として大々的に売り出したいと期待を込めている。(日下一彦)

 受賞した2人は食品科学コース3年生の巧(たくみ)ヒカリさんと2年生の小西愛実さん。担任の安川三和先生から応募を勧められ、6月から取り組んだ。途中、コロナ禍の影響で休校が続いたが、2人は構想を膨らませ、8月初めから本格的な制作に取り組んだ。

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石川県小松市の「八町こども歌舞伎」が上演

 子供歌舞伎の盛んな石川県小松市で、今月4日、「八町こども歌舞伎」が上演された。会場の県こまつ芸術劇場うららには、顔に隈(くま)取りをして、華やかな衣装に身を包んだ5人の子供役者が勢ぞろいし、積み上げてきた稽古の成果を披露すると、客席から惜しみない拍手が送られた。(日下一彦)

 「八町こども歌舞伎」は、今年、5月の市祭「お旅まつり」で曳山(ひきやま)八基曳揃(ひきぞろえ)で上演される予定だったが、新型コロナの感染拡大で見送られ、この日に振り替えとなった。

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全国でも珍しい養蚕授業で“命の大切さ”を学ぶ

 石川県津幡町の県立津幡高校では、全国でも珍しい養蚕の授業が行われている。学んでいるのは総合学科園芸系列の2年生約30人で、今月初めにスタートした。生まれたばかりの蚕(かいこ)の幼虫に桑の葉を与えて、餌やりなどの飼育方法と“命の大切さ”を学んでいる。4回目となる18日の授業では、体長1センチほどに育った幼虫を観察して、前回との色や大きさの違いをスケッチし、順調に成長していることを学んだ。(日下一彦)

 同校は養蚕をルーツとする学校で、1924(大正13)年に設立された「河北(かほく)農蚕学校」に始まる。2024年に創立100周年を迎えることから、7年前に「養蚕復活プロジェクト」を起こし、授業や部活動で養蚕を取り上げ、校内の農場では桑の木を栽培している。現在、700本余りが育っている。

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テーマは「オリジナル幾多郎ノートをつくろう」

 今年、生誕150周年を記念して、石川県西田幾多郎記念哲学館では、「オリジナル幾多郎ノートをつくろう」をテーマに、ワークショップが開かれた。開催中の企画展「発見!!幾多郎ノート」に合わせて、5年前に見つかった西田のノートのレプリカを作る催しだ。同館では西田哲学についての講演会や研究会が開かれることは多いが、モノづくりのワークショップは今回が初めて。今月8日、9日の2日間開かれた3回の講習には小学生から社会人、主婦ら15人が参加し、本物そっくりの汚れや傷みを付けたレプリカの制作を楽しんだ。(日下一彦)

 「幾多郎ノート」は、2015年10月に幾多郎の遺族の元で見つかった直筆のノート50冊などで、ワークショップでは、その中から京都帝国大(現・京都大)時代の倫理学講義と「Gedanken(思想・思いの意味のドイツ語)」とタイトルが書かれた2種類を見本にした。

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「九谷焼絵皿イラストコンクール作品展」開催

 古九谷の名品や現代作家の作品を収集・展示している石川県九谷焼美術館では、夏休み企画として恒例の「九谷焼絵皿イラストコンクール作品展」が、来月8日から開かれる。今年で17回を数え、今回はスポーツをテーマに小学生が応募したイラストの中から、入選作を職人が絵皿に仕上げてくれる。児童自身の絵が立派な絵皿に生まれ変わり、毎回感動を呼んでいる。また、原画も展示され、作家たちの持つ高度な技術や巧みな構図が加味されて、見どころのある作品になっている。(日下一彦)

 同館が5月31日まで募集したところ、加賀市を中心に隣県の福井県あわら市や富山県富山市など全国から1115点の作品が寄せられた。期間中、コロナ禍の影響で小学校の休校と重なり、応募は昨年の半分余りだった。

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資料が語る、勉学に励む若き日の西田幾多郎の姿

 『善の研究』で知られる世界的な哲学者・西田幾多郎(1870~1945)=石川県かほく市出身=の生誕150年を記念する企画展「発見!!幾多郎ノート」が、かほく市にある西田幾多郎記念哲学館で開催されている。展示されているのは2015年10月、遺族の元で見つかった直筆のノートや紙資料を復刻したもので、その一部が本物そっくりのレプリカで公開されている。関係者によると、西田の全集が発刊された後の未公開資料ばかりで、全集には含まれていない記述も見られ、懸命に勉強し、研究に勤(いそ)しんだ若き日の幾多郎の姿が見えてくるという。(日下一彦)

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石川県出身の文芸家・加賀大介の秘めた想い

 夏の高校野球で、甲子園球場に流れる大会歌の「栄冠は君に輝く」は、球児たちを奮い立たせ、高校野球ファンの胸も熱くする。作曲は、現在放送中の朝ドラ「エール」の主人公・古関裕而(1909~89)、作詞は文芸家の加賀大介(1914~73)だ。歌詞を読むと、いちずに白球を追い掛ける若人の姿が生き生きと表現され、作詞者の想(おも)いを伝えている。(日下一彦)

 今夏の第102回全国高校野球選手権大会は新型コロナの影響で、中止となる公算が大きい。主催する日本高等学校野球連盟では、20日、大会運営委員会を開き、最終決定する方針だ。残念なことではあるが、現状では、中止はやむを得ないだろう。

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富山県ゆかりの郷土の先賢20人の肖像画を展示

 富山市の県教育記念館では、企画展「肖像画で見る郷土の先賢展 世界の架け橋~富山から日本・世界を繋いだ人々~」が開催されている。米国で「アドレナリン」の抽出に取り組んだ世界的化学者の高峰譲吉、1964(昭和39)年の東京五輪開催時に外国人向けのホテル不足を解消するため、ホテルニューオータニを建設した実業家の大谷米太郎など、富山県ゆかりの先賢20人の肖像画が並び、それぞれの業績が紹介されている。「私たちの故郷にこんな素晴らしい業績を築いた人たちを初めて知った」という来館者も多く、改めて郷土を見直すきっかけになっている。(日下一彦)

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漆芸作家を目指す研修生の力作が並ぶ作品展

 伝統工芸の漆芸を学ぶ石川県立輪島漆芸技術研修所(輪島市)の卒業生による卒業作品展が、このほど金沢市の「しいのき迎賓館」で開かれた。今回で53回を数え、会場の1階ギャラリーAには、高度な技を習得し、作家を目指す研修生のみずみずしい力作が並び、来場者の感動を呼んだ。(日下一彦)

 同研修所は、減少傾向にある重要無形文化財保持者(人間国宝)の高度な漆芸技術の伝承者を養成する施設で、2年制の特別研修課程と3年制の普通研修課程から成る。特別研修課程は基礎から作品作りまでを幅広く学び、未経験者でも入所できる。高校や大学で漆芸に触れた研修生が多い。1年目は漆芸全般を学び、2年目に専門に入る。

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スポーツ・文化・観光、3庁連携で海外に発信を

 スポーツ、文化、観光の3庁連携による「第4回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム」が、このほど石川県金沢市で開かれた。スポーツと文化芸術資源を結び付け、地域ブランドの確立を目指す取り組みで、過去3回は都内で開かれたが、今回は初めて地方で開催された。トークセッションでは、3庁の長官らが外国人の誘致に向けて、取り組みや展望を語った。(日下一彦)

 文化庁の宮田亮平長官、観光庁の田端浩長官、スポーツ庁次長の瀧本寛氏の3氏が登壇し、今夏の東京五輪と来年5月に関西一円で開かれる生涯スポーツ国際大会「ワールドマスターズゲームズ2021関西」を見据えた各庁の取り組みや展望を語った。スポーツ庁の鈴木大地長官はインフルエンザのため欠席し、代わって同庁次長の瀧本氏が出席した。

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「自画像展」、自分自身を見つめるきっかけに

 水彩絵の具やクレヨン、鉛筆、版画、さらにパソコン画、切り絵を使って描いた顔、顔、顔……。金沢市の「金沢ふるさと偉人館」で開催中の「自画像展-自分を見つめ、自分を描く-」だ。今回で12回を数え、館内には全応募作品1563点が展示されている。鏡で自分の顔をじっくりと眺めることはあっても、自身を描くことはほとんどないだろう。それだけに、この作品展は自身を見詰めるきっかけにもなっているようだ。(日下一彦)

 同館1階フロアに置かれた特設パネルには、子供たちが自由な作風で、思い思いに描いた顔がズラリと並んでいる。画材はさまざまで、これだけ個性豊かな顔が並ぶと実に壮観だ。全国的にも珍しい作品展で、最近では福井市や広島県安芸高田市などにも広がってきた。

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能楽師が指導、「土蜘蛛」に取り組む「鎌倉こども能」

 神奈川県鎌倉市では次代を担う子供たちに、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている伝統芸能の能楽を通して、日本古来の行儀や作法を学んでもらおうと、昨年度から「鎌倉こども能」事業をスタートさせた。一流の能楽師の指導の下、能「土蜘蛛(つちぐも)」を稽古し、今年3月には保護者や市民を前に練習成果を披露する発表会を開いた。引き続き今年度も12人の子供たちが、来春の本番を目指して練習に励んでいる。(日下一彦)

 「鎌倉こども能」は市内在住・在学の小学4年生から中学生が対象で、昨年度は11人(定員は15人)が、平日の夕方から夜間にかけて、夏休みと冬休みを含めて、本番まで合わせて20回余り稽古を積んだ。今年度も同程度の稽古が予定されている。

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金沢の神社「御朱印ツアー」で外国人と交流

 金沢を訪れる外国人観光客に、神社参拝の作法を知ってもらい、日本の伝統文化に触れる機会を持ってほしいと、金沢星稜大学女子短期大学部の学生5人が「おもてなし小娘」を結成。今月14日、「金沢の神社にて御朱印集めツアー」を企画し、フェイスブックなどで参加を呼び掛けたところ14人が参加し、交流を深めた。ツアーを通して、学生たちは改めて語学の大切さを痛感することができ、同時に日本文化を見直す機会にもなった。(日下一彦)

 同企画に取り組んだのは2年生5人。金沢を代表する観光名所の兼六園を訪れる外国人は約43万人(18年、石川県の統計)をターゲットに、金沢駅やゲストハウス、フェイスブックでイベントを周知したところ、フランス人やドイツ人、イギリス人、インド人、ベトナム人など14人が応募してきた。年齢は20歳代から30歳代後半で、男性6人女性8人だった。国特別名勝の兼六園周辺に鎮座する金澤神社と尾山神社、石浦神社、護国神社の4カ所を参拝した。

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