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小山 常実 rss (憲法)

ライター一覧
小山 常実

昭和24年(1949年)、金沢市生まれ。同53年、京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得。専攻は日本教育史、日本憲法史。現在、大月短期大学教授。著書多数

『新しい公民教科書』検定合格に寄せて

『新しい公民教科書』代表執筆者 小山 常実

 本年3月24日、自虐史観打破の運動の先頭に立ってきた自由社の『新しい歴史教科書』は、不正検定を受けて正式に検定不合格となった。同日、同じく自由社の『新しい公民教科書』は、検閲とも言える過酷な検定を乗り越えて、検定合格した。筆者は、この教科書の代表執筆者として検定過程に立ち会ったが、特に二つのことを感じた。

同じ箇所何度も修正要求

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皇位継承問題を考える

大月短大名誉教授 小山 常実

 令和への改元とともに、皇位継承の危機を説き、女性・女系天皇容認論に誘導する動きが強まっている。しかし、皇位継承の危機は確かにあるが、言われるほど強いわけではない。10年以上前に中川八洋氏が述べていたように、よほどのことがない限り、30年ほどは今の制度でも安泰だともいえる。あわてて女系容認につながるような制度を作るよりは、現状維持の方がよい。

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家族、私有財産、国家の破壊

大月短大名誉教授 小山 常実

 筆者は中学校公民教科書における内容史を研究し始めて30年近くなる。平成17(2005)年版からは、教科書改訂のたびに各社の教科書を比較検討し、公民教科書の思想傾向を明らかにしてきた。現行版である平成27(15)年版についての比較検討は、『安倍談話と歴史・公民教科書』(自由社、16年)の中で行っている。

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歴史教科書に通州事件掲載を

大月短大名誉教授 小山 常実

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戦力・交戦権奪われる謂れなし

大月短大名誉教授 小山 常実

 3月25日、自民党は党大会を開き、第9条第2項を護持し、第9条の2を新設して自衛隊保持を明記する「日本国憲法」改正案を確認した。しかし、私は、何度も本欄で述べてきたように、第2項を護持する自民党案に強く反対する。

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安倍改憲案の致命的欠陥

大月短期大学名誉教授 小山 常実

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改憲派は死滅、改悪派だけ残る

大月短期大学名誉教授 小山 常実

 10月22日、衆議院議員選挙が行われた。自民党が圧勝したため、安倍政権が継続することになり、当面の北朝鮮危機を乗り切るには一番よい状態が出来上がった。しかし、憲法改正をめぐる状況を考えると、お先真っ暗である。

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交戦権否認は自衛権の否定

大月短期大学名誉教授 小山 常実

 憲法第9条1、2項をそのまま護持する安倍改憲構想が発表されて、2カ月以上が経過した。

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聖徳太子を厩戸王に変えるな

大月短期大学名誉教授 小山 常実

 2月14日、小中学校の学習指導要領案が出された。中学校歴史教科書と公民教科書の内容史研究者である筆者は、指導要領案のうち、中学校社会科の歴史的分野と公民的分野の内容を、現行の平成20(2008)年版指導要領と比較しながら読んでみた。

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旧皇室典範を復元改正せよ

大月短期大学名誉教授 小山 常実

 天皇陛下の譲位問題がきっかけとなり、現行「皇室典範」(以下、「新典範」と言う)の改正問題が再浮上しています。しかし、中身がどうであれ、「皇室典範」の改正に反対です。それは、「新典範」というものが、偽物の存在であり、無効の存在だからです。

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崩壊の危機に瀕する教科書検定制度

大月短期大学教授 小山 常実

 昨年4月、中学校教科書の検定結果が発表された。歴史教科書では、「学び舎」という新たな教科書が検定合格した。「学び舎」は、平成23年度を最後に撤退した過激な左翼反日教科書・日本書籍新社の再来と言われる。その左翼性あるいは革命好きぶりは、戦前の共産党系衆院議員だった山本宣治の紹介に1ページ半も用いている点や、フランス革命の時期に起きたハイチ革命を取り上げ、【インド大反乱と太平天国】という単元さえも設けている点に表れている。また、その反日性は、三光作戦を記し、中学校教科書として唯一、「従軍慰安婦」問題を取り上げている点に表れている。

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公民教科書と反安保法の因果

大月短期大学名誉教授 小山 常実

 本年9月19日、安保法制が成立した。混迷に混迷を深めた安保法制論議を聞いていて、三つのことを思った。相互に関連する日本共産党、公民教科書、「日本国憲法」、これら三者のことだ。戦争法案とのレッテル貼りを行い、安保法制反対運動のタクトを振ったのは明らかに日本共産党である。安保法制反対運動で注目を集めた「シールズ」を育てたのも共産党だと言われる。

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自主憲法派の世界連邦構想

大月短期大学名誉教授 小山 常実

 世界連邦構想(幻想)からする積極的平和主義

 最近、1957(昭和32)年から1964年まで活動した内閣憲法調査会の報告書『憲法調査会報告書』(1964年)と付属文書を読む中で、二つの衝撃を受けた。第一の衝撃は、1963年9月の時点で憲法調査会委員40人のうち実に21人が、世界連邦又は世界国家が実現するかもしれないと考えていたことを知ったことだ。

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公民教科書検定現場の攻防

大月短期大学教授 小山 常実

 学問上の用語や公権解釈さえも認めず

 筆者は、『新しい公民教科書』(自由社)の作成に関わり、平成22年度中学校教科書検定過程にも立ち会った。今年6月、『公民教科書検定の攻防――教科書調査官と執筆者との対決』(自由社)という本を出版し、教科書調査官と我々執筆者とのやり取りを克明に追いかけた。この本を世に送り出してから、三点のことを強く想うようになった。

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