NPO主催の「こどもアートLab」同行記
既成概念にとらわれず、さまざまな「つくること」にチャレンジしてほしいと、秋田公立美術大学の教員や卒業生を講師(リーダー)に、小学生を対象としたアートワークショップ「こどもアートLab(ラブ)」が8月からスタートした。毎月1回の開催予定で、NPO法人アーツセンターあきた主催。2回目の9月28日に開かれたワークショップに記者も同行した。(伊藤志郎)
集合場所となった秋田公立美術大学サテライトセンターは、秋田駅西口から徒歩3分のフォンテAKITAの6階にある。大学の広報拠点として、公開講座や授業成果展などを開催する一方、デッサンスクールなども行っている。

レパートリーは20曲、地域貢献活動で高評価
「秋田おばこ節」「長者の山」など秋田県内の民謡約20曲をレパートリーに持つ。秋田県立大曲農業高等学校(小林吉則校長、生徒数502人)の郷土芸能部だ。今や県内のイベントや介護施設の催事への出演依頼が絶えず、学校側では年間25公演ほどに抑えている。地域貢献活動に高い評価を得ており、若者の歌と踊りが秋田を元気づける。(伊藤志郎)

宿泊型の公立フリースクール 不登校の児童生徒を支援
全国で14万人を超す小中学校の児童生徒が不登校となっている。こうした中、秋田県北秋田市にある「あきたリフレッシュ学園」は、宿泊型の公立フリースクールとして、年間20人弱の児童生徒を受け入れている。四季折々の自然体験と、ほぼマンツーマンの学習指導が特色で、約8割の子供が学校に復帰している。平成29年度の中学3年生は全員高等学校へ進学。これまで大学へ進学した卒園生も多い。中には「暗闇の中での一条の光」と語る生徒もいる。(伊藤志郎)

北前船の寄港地をテーマにミニ新聞にまとめ発表
「もし北前船が来ていなかったら、今のような町の発展はなかった」「どんな人が乗っていたのか、もっと調べてみたい」-江戸時代から明治時代まで、北前船の寄港地だった秋田県由利本荘市の小学生が、自分たちで調べて考えた内容をミニ新聞にまとめて発表した。(伊藤志郎)

秋田市の3校で題材もとに「道徳」の公開授業
「特別の教科 道徳」が、小学校では今年度から、中学校でも来年度から完全実施される。このほど、全国小学校道徳教育研究大会・東北地区中学校道徳教育研究大会・秋田県道徳教育研究大会が秋田市の3校を会場に開かれた。題材をもとに自分の意見を発言し、相手の考えに耳を傾ける――その中から、自己を内省し深めていくという道徳教育の本来の姿が垣間見られた。(伊藤志郎)

収穫までの苦労と喜び実感、秋田県全域の小中学校で学校農園
カボチャ、ジャガイモ、米などを育てる学校農園の活動が秋田県全域で行われている。単に農作業体験ではなく、作業工程を写真とメモで記録したり、販売から新商品の開発まで行ったりと、子供たちの創意工夫がみられる。苦労して育てた時の感動はもちろん、地元愛の育成もキーポイントとなっている。(伊藤志郎)

国際教養大学で行われた交流イベントに15人集まる
韓国芸術総合学校(日本の4年生国立芸術大学に相当の)のキム・ドクス教授と学生によるワークショップ「韓国のリズムを体験する」が、このほど、公立大学法人国際教養大学(秋田市雄和)で行われ、同大生と一般人(打楽器経験者)約15人が集まった。参加者は韓国語の歌詞の意味は分からないものの、独特のリズムを学び取ろうと、歩き・踊る、独特の練習法を体で楽しんだ。(伊藤志郎)
