ワシントン・タイムズ・ジャパン
久保田 信之
久保田 信之
教育評論家
太田 和宏
太田 和宏
地方・教育部長
杉原 誠四郎
杉原 誠四郎
教育研究者
加藤 隆
加藤 隆
元・小学校教諭、名寄市立大学教授

 石川 佐智子 rss (教育)

ライター一覧
 石川 佐智子

北海道旭川市出身。藤女子短大卒業後、15年間公立中学教諭として勤務。退職後、3人の子育てをしながら、家庭児童相談人、PTA役員を務める。教育評論家、著述業、講演と幅広く活動。「日本教育正常化促進連盟」代表。著書は『日教組が崩れる日』『世界に誇る日本の道徳力~心に響く二宮尊徳90の名言』など多数。教育評論家。

教育の場で正しい道徳観を

 親が子を殺す…恐ろしい世の中になったものである。小学4年の栗原心愛(みあ)ちゃん(10)が、自宅の浴室で、心肺停止の状態で見つかった、という事件が新聞・テレビで報道され、その詳細が知りたくて、私は週刊誌を買い、その記事を読んだ。

 商社マンの父親、栗原勇一郎容疑者(41)による、あまりに残酷な殺害の仕方に、その憎しみの情が、どこから来るのか、考えてみた。

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足利学校で学ぶ思いやり

 息子の案内で、栃木県足利市にある日本最古の学校と言われる史跡足利学校を訪ねたことがある。

 その昔、漢文を学ぶ若者たちが集まり、それを基礎に日本文化を築こうと志した日本最古の学問所と言われている。

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非指示的心理療法の学び

 松戸市の古書店で見つけた一冊の小さな本「置かれた場所で咲きなさい」というタイトルの小型本だが、何度か読み返して興味を持った。

 著者はノートルダム聖心女子大学理事長・渡辺和子氏で、父親の錠太郎氏は昭和初期の陸軍教育総監だったが、2・26事件の犠牲者の一人であったという。その苦悩にもめげずにアメリカ留学をなした。

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生きる愛のパワーを

 平成30年という一つの区切りを思わせる今年も、あと僅(わず)かで終わる。

 今年を振り返り、本庶佑氏のノーベル賞受賞などの喜びの陰に、元東大教授の著名な論客、西部邁(すすむ)氏の“自殺”事件があった。

 日本人の感覚で、自殺は許容されるようだが、私はやはりそれは許されないこととして残念に思う。西部氏は、多くの日本人の心を掴(つか)み、リードしてきた有能な時代の牽引(けんいん)者だったはずだ。

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がん患者救う本庶氏の研究

 先月初め、テレビ画面にノーベル賞受賞が決まった本庶佑京都大特別教授(76)の喜びの笑顔が出た。

 がん免疫療法を一歩前進させたことによる医学生理学賞で、日本人としては2年ぶり、26人目のノーベル賞受賞者となった。

 “死病”と思われたがんの療法に一筋の灯火が点(とも)されたことになる。

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損失大きいブラックアウト

 9月6日早朝の震度7の大地震となった北海道胆振(いぶり)東部地震は、死者41人を出した。北海道全域で停電(ブラックアウト)となり、商店街はもちろん、新千歳空港の飛行機も飛ばず、JR各線もストップ、住民や旅行者を2日間、暗闇に閉じ込めた状態だった。

 今回の地震で、胆振支庁東部の厚真町は震源地に近く、死者数も多かった。札幌市も6日早朝から停電となり、ガス・水道も止まり、電話も通じず、外へ出ようにもマンションのエレベーターも止まってしまった。

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警報・避難勧告に従おう

 7月6日から西日本を襲った豪雨による災害は、死者225人、行方不明者12人という異常に大きな被害をもたらした(7月30日現在)。

 急激な豪雨に加わる堤防の決壊、さらに山肌を破壊し、流れ落ちる土砂と瓦礫(がれき)とともに、岩をも砕く滝となって、村や街を襲った。

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恵まれて不満が多い異常

 少し古い話になるが、戦後の経済界を牽引(けんいん)した松下幸之助氏の著書「崩れゆく日本をどう救うか」を再読した。

 初版は昭和49年12月。

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教育で防げた新幹線殺傷

 東海道新幹線の中で、悲惨な殺傷事件が起きた。1人の男性をナタで殺害し、2人の女性を傷つける悲惨な事件で、何のいわれもない男女3人を殺傷し、車内は血まみれとなったが、犯人の小島一朗容疑者(22)には深い動機があったようだ。

 犯罪の多くは、隠れて秘(ひそ)かに盗みや殺人となるのだろうが、自暴自棄とも思われる無謀さがあり、むしろ、望んで刑務所の独房暮らしを目指しているとも思われる異常さがある。

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中国に買収される北海道

 北海道の自然を守るある会合で、隣席の女性から1冊の本、「爆買いされる日本の領土」(角川新書)と、昨年11月発行の「SAPIO」の記事「中国人富裕層“専用”ゴルフ場まで出現!北海道が『中国人自治区』となる日」のタイトルで書かれた、産経新聞編集委員の宮本雅史氏の驚くべき記事を頂いた。

 10年ほど前、ある茶店で若い青年が寄ってきて「今、千歳空港近辺を中国人が買っています」と耳打ちしたが、私は聞き流していた。それらを行政や政治家は知らないはずはない、と私は思っていたのが間違いだった。

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“森友国会”いいかげんにせよ

 最近、夕方帰宅してテレビニュースを見る。何と毎日のように“森友学園”が国会で取り上げられる。新設予定だった私立小学校の名誉校長に安倍首相夫人が就任していたこと(その後辞任)や、安値の国有地売却を問題とし、今の国会でも昨年の国会でも毎日のように野党側が追及する。

 果たして、これだけに国会で長い時間をかけ、毎日のように取り上げるような問題なのか、テレビを見る国民は大いに疑問を抱いていることだろう。

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カムサハムニダ平昌五輪 平和の中で育つ人間の能力

 美しいフィギュアスケート競技の羽生結弦選手らの姿を銀盤に残しながら「カムサハムニダ!」(ありがとう)の言葉をそえて、韓国・平昌五輪の17日間の冬季オリンピックの幕は閉じた。

 世界の平和の中に続くオリンピックのスポーツ大会は、2年後夏の日本開催への良い布石となるだろう。

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金欲主義的な葬儀代 ヒューマンな人の心を

 2年前の正月、群馬交響楽団恒例の音楽会に出掛けた。ラベルのボレロや、椿姫のソプラノなどで、ポピュラーな音楽の数々を高崎市の群馬音楽センターで2300人もの音楽愛好家の人々と共に楽しんだ。ちなみにチケットは次男のプレゼントだった。

長男が東京の音大から群馬交響楽団にただ一人合格し、ファゴット一番(トップ)奏者として活動してから早くも30余年になろうとしている。同楽団は、戦時中の都会の音楽家たちが疎開先の群馬で音楽活動を始め、それがオーケストラになり、映画「ここに泉あり」(1955年)にもなった。故郷の旭川でも上映され、音楽好きの今は亡き母と2人で見に出掛けた懐かしのオーケストラでもあった。親として長男に立派な演奏家になってほしいと願ったものである。

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業を雪いだ佐藤愛子氏 人間は苦悩で鍛えられる

 クリスマスを前に、息子(次男)が佐藤愛子のベストセラー「九十歳。何がめでたい」(小学館)をプレゼントしてくれた。

 佐藤紅緑を父に、サトウハチローを兄に持つ彼女の名は知っていたが、多忙のあまり彼女の著書は読むひまがなかった。

 息子の好意で時間をとって読んでみた。

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座間9遺体事件に思う なぜ救えなかった若い命

 講談社の「週刊現代」(11・18号)に恐ろしい記事が載っていた。「私を愛した殺人鬼」のタイトルで、取材を受けたのは南関東在住の女性介護士(21)だった。人々を驚愕させた座間市9人バラバラ殺人事件の白石隆浩容疑者(27)の10人目の被害者になるところだったが、同容疑者逮捕により難を逃れた女性だった。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の書き込みを通して近づいてきた“首吊(つ)り士”と名乗る男との52日間のやり取りが、克明に描かれていた。この証言で犯罪の手口が理解できた。「好きだよ」、「会いたい」といいながら、電話の後ろで女の声が聞こえ、水を流す音がする…。疑問を持ちながらも引かれる若い女の気持ち。

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共産主義知らぬ共産党員 北朝鮮亡命者の話を聞け

 千葉県柏市に3年ほど滞在したが、街の商店街で買い物をした後、休憩所で一息入れていたところ、向かいの椅子に座った年輩の帽子をかぶった男性が、笑顔で話し掛けてきた。

 「僕は共産党ですよ」

 私は驚いて彼の歳を聞いた。「81歳です」という。

 「ちょっと、待ってください」と言って、私は座り直し、彼に向かい合って話し始めた。

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教師による児童いじめ 政治化した教育界の異常

 月刊誌「ビューポイント」8月号に、いじめ・自殺撲滅運動に関わる記事が載っていた。NPO法人「再チャレンジ東京」理事長・平林朋紀氏をインタビューした記事で、平林氏は、バブル経済崩壊当時に自殺する経営者が相次いだことから、経営者を自殺から救済するNPOを設立した。自殺防止のセミナー開催が主な活動だったが、徐々に子供たちの“いじめ自殺”も話題になっていったようだ。

 バブル崩壊後の長期不況の時代、自殺者は年間3万人を超えていたが、私もJR新宿駅で50代とみられる男性が鞄(かばん)を振り上げて電車に飛び込む背広姿を目撃した。JRの電車は止まったままになり、諦めて地下鉄に乗り換えようと地下に降りてホームに出たが、なんとそこでも若い男性の自殺があったという。

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生徒自殺に賠償訴訟 義務を怠る教師・学校側

 世界日報の「オピニオン」記事(8月19日付「暴力教師と生徒の自殺」)を読んだとのことで、長崎県在住の医師で全国教育問題協議会(全教協)顧問の梶山茂氏から便りをいただいた。その中で、「“いじめ”は人権問題」と言明している。同封の資料の中には、広島・長崎における教諭らを刑事告発して受理され、「長崎県では被害生徒の両親が町と県を相手に6000万円を超える損害賠償の訴訟…」、とのことだった。

 かつて、梶山氏と共に全教協の立ち上げ期の発起人の一人でもあった私は、教育が政治化して日教組による社・共両党の票田にされた異常性を重視したのだった。日教組は総評(日本労働組合総評議会、1950年結成した旧社会党系の労組ナショナルセンター。89年解消)のリーダー格となり、日教組の「教師の倫理綱領」(昭和26年)に載る「教師は労働者である」の認識で、戦後の公教育が公務員共闘の掛け声のもと、異常な世界となった。

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暴力教師と生徒の自殺 子供を守るのが親の義務

 月刊ビューポイント7月号に、弁護士の秋山昭八氏の「『いじめ』は犯罪行為である」という論文があった。

 不登校の小中学生が3年連続の増加で12万6009人となり、児童生徒1000人あたりの割合は12・6%、「過去最高」の記録と出ていた。

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大久保友記乃展の出会い 愛情が育んだ障害者の才能

 本紙の5月20日付にエリック・カール展の紹介記事があった。そこで同氏の作品に感化された一女性との出会いを思い出した。

 4年前の夏、札幌・紀伊國屋書店の2階展示会場で、自閉症の若い女性の七宝焼きの個展が開かれており、たまたま書店めぐりをしていた私は立ち寄ってみた。

 彼女の名は大久保友記乃(ゆきの)。和服姿の若い母親が彼女に代わって、友記乃の作品の説明に当たっていた。

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共産化目指した日教組 指令に黙従せず教師辞す

 以前にも一度、五木寛之氏の「自分という奇蹟」の文面に触れたことがあったが、キリスト教信仰を思わせる一文があった。

 同書の小見出し“一粒のライ麦の根が、どれだけ長いか”の中で、米国のある大学で、ディットマー教授がライ麦の根を調べたところ、四角い箱の中に植えた一粒のライ麦の根が、何と1万1200キロメートルあったという話をしている。

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歴史・伝統を歪めた戦後 日本の良さを伝えよう

 この春に、買って置いてあった3冊の本を読んだ。

 最初の1冊は、竹田恒泰氏の「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」(PHP新書)で、次は同じPHP新書の「ハーバードでいちばん人気の国・日本」(佐藤智恵著)で「15万部突破」のマークが表紙に付いていた。そして3冊目が曽野綾子氏の「引退しない人生」(PHP文庫)だった。

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親の言葉で傷付く子供 厳しい叱責も強い愛情

 一昨年の暮れのことだが、1冊の新刊書『親毒』(コスモトゥーワン)を編集者のY氏から頂いた。表紙に副題「なぜこんなに生きづらいのか」と書かれ、さらに「自分が何者かわからない!」と続く。

 著者も“ハートカウンセラー”の肩書きに「KOKKO」のペンネーム。Y氏に著者の年齢などを尋ねると、50代半ばの女性のようだった。

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