«
»
茅原 郁生
茅原 郁生
中国安全保障
濱口 和久
濱口 和久
防衛レーダー
高永喆
高永喆
拓殖大学客員研究員
新田 容子
新田 容子
サイバー安全保障
岡田 真理
岡田 真理
フリーライター
杉山 蕃
杉山 蕃
元統幕議長
竹田 五郎
竹田 五郎
元統幕議長
田村 重信
田村 重信
元自民党政務調査会審議役
上岡 龍次
上岡 龍次
戦争学研究家
吉川 圭一
吉川 圭一
グローバル・イッシューズ総合研究所代表

乾 一宇 rss (安全保障 元防衛省)

ライター一覧
乾 一宇

昭和14年(1939年)生まれ。防衛大学校卒。ルーマニア初代防衛駐在官、陸幕調査部班長、防衛研究所研究室長、日本大学大学院教授、日本国際問題研究所客員研究員など歴任。現在、ロシア研究家。

高レベル横ばいの ロシアコロナ禍

ロシア研究家 乾 一宇

 新型コロナウイルスの感染は、世界中に拡大し、とどまるところをしらない状態にある。このウイルスをいかに制御し、その被害を最小限にするかの方策は、国によって異なる。欧州では、約3カ月の狂乱ののち、今では徐々に経済再生の方向にある。

米に次ぐ検査数の多さ

1
続き

コロナ禍に苦慮するロシア大統領

ロシア研究家 乾 一宇

 最近、ロシアで新型コロナウイルスの感染者が急増している。3月末に、感染者が2337人(死亡17人)だったのが4月中旬から一気に加速(14日2万人突破。死亡170人)、5月8日現在、感染者が18万人7859人に達し、仏、独を追い越し、ワースト5位に陥った。死亡者は1723人(12人/100万人)で欧米諸国より著しく少ないのが特徴である。

違反増え行動制限強化

1
続き

軍事的価値変わらぬ北方領土

ロシア研究家 乾 一宇

 今年2月7日の北方領土の日は、寂しく終わってしまった。その都度、日露の領土問題交渉の報道はあっても、ロシアにとっての北方領土の軍事的価値は、日本ではあまり語られない。だが、領土問題を考えるとき、それを欠いた議論は均衡を欠く感がする。

 ソ連・ロシアにとっての「地の利」を考えてみたい。

国後・択捉島が防壁に

1
続き

ロシア民間軍事会社の実情

ロシア研究家 乾 一宇

 大規模戦争生起の公算が低くなる一方で、世界各地で紛争や内戦が絶えない。

 紛争などに関与する西側諸国では、人的犠牲や財政負担の拡大、あるいは秘密活動(国際法違反の秘密裏の活動等)の発覚対応の措置として、軍隊機能の一部を外部委託(アウトソーシング)する状態が生じている。特に2001年の9・11事件を契機に、軍事の民営化の流れが起こり、拡大している。

0
続き

米国とイランのチキンレース

ロシア研究家 乾 一宇

 日本の原油輸入に大きな影響を与える中東で、アメリカとイランがチキンレース(度胸比べ)を展開している。外交・経済面ばかりでなく、原油タンカーの拿捕(だほ)や攻撃も実際に起こっている。

 安倍首相も両国の仲裁役を演じたりしているが、簡単に解決しそうにない。

0
続き

ベネズエラでの米露代理戦争

ロシア研究家 乾 一宇

 民主主義が問われる時代になっている。その一つ、主権者は国民として、一応選挙には参加している。一方、その選挙が法の下に正当に行われているかが問題とされる。選挙は内政事項で外国は不干渉の原則にもかかわらず、外国が深く関与することがある。最近、ベネズエラで起こっている事象について考えてみたい。

0
続き

INF条約破棄の波紋

ロシア研究家 乾 一宇

 米露間の中距離核戦力(INF)全廃条約について、トランプ米大統領同様、プーチン露大統領も、3月4日、条約の履行停止の大統領令に署名した。条約は8月初めに失効する。

本条約について、本欄(1月14日付)で取り上げ、米露2国間の条約であり、互いに相手の違反を非難しているが、中国の増強著しいINF兵器への米露の対応の一面を指摘した。

0
続き

低下するロシア軍の人的能力

ロシア研究家 乾 一宇

 国際社会で、最近のロシアは、力による行動で、意図を達成しようとしていると見られている。その有力な手段であるロシア軍、その構成要素の人的能力を検討してみたい。

欧亜にまたがるロシアは、陸軍大国であった。しかも、欧米に対し経済力・技術力に劣るロシアは、ソ連時代を含め軍事行動において量を重視していた。「マスの戦法」は、これを象徴する言葉である。

0
続き

INF条約は破綻したのか

ロシア研究家 乾 一宇

0
続き

カスピ海は「湖」か「海」か

ロシア研究家 乾 一宇

 サウジアラビアのジャーナリスト殺害事件、中国のウイグル人強制収容、シリアで拘束されていた安田純平さんの解放などイスラム教に絡む事件が相次いで報道されている。

 カスピ海沿岸諸国もイスラム教国家が多いが、日本ではあまり話題に上らない。

0
続き

米露首脳会談、隠された見方

ロシア研究家 乾 一宇

 トランプ米大統領は、6月の米朝首脳会談に続き、7月に北大西洋条約機構(NATO)首脳会議、初の訪英、米露首脳会談をこなした。

 米政府は、米朝会談直後の6月中旬、中国に貿易戦争を仕掛け始めた。

2
続き

大変動の時迎えた国際社会

ロシア研究家 乾 一宇

 今、奇妙な現象が起きている。ロシアのプーチン大統領が大統領選に勝ち、5月の就任式後、新内閣が発足するかと思いきや、汚職・腐敗抗議デモの対象メドベージェフ首相を含め現内閣を存続させた。さらに大統領4期目の就任早々の5月下旬、世界各国の通信社のリーダーや編集長が集うサンクトペテルブルクでの国際経済フォーラムで記者から質問され、「憲法を堅持し5選には出馬しない」と答えた。

3
続き

ロシアの世界大国への執念

ロシア研究家 乾 一宇

 オバマ前大統領の世界の警察官をやめるとの表明(2013年)やトランプ大統領の国益を第一に考えるとの姿勢など、米国の後退傾向に乗じ、露中が米に取って代わろうと動いている。

 ロシアは、09年制定の安全保障戦略で、「米国の一極支配化は挫折し、多極化世界が始まった」とし、ロシアは(地域大国を脱し)「世界的大国へ変貌する」と、強いロシア、大国主義へ舵(かじ)を切った。

5
続き

プーチン氏4選のロシア大統領選

ロシア研究家 乾 一宇

 18日は、ロシアの大統領選挙の日である。これまでの大統領選や下院選などを振り返りながら、今回の大統領選の見所を考えてみたい。

4
続き

米政権ロシア疑惑の行方

ロシア研究家 乾 一宇

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)はネット上で社会的なつながりを持つことができるサービスで、フェイスブックやユーチューブ、インスタグラムなどがある。

2
続き

クルド人の独立への悲願

ロシア研究家 乾 一宇

 シリア・イラク領域の一部を占拠したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が首都と称していたシリア北部のラッカを、クルド人とアラブ人の反政府派混成部隊の「シリア民主軍(SDF)」が解放したと、10月20日、正式に宣言した。

2
続き

IS駆逐後のシリア情勢

ロシア研究家 乾 一宇

 ロシアゲート疑惑、人種差別問題、最側近の一人のバノン氏の更迭と、トランプ米大統領の問題噴出に比し、プーチン・ロシア大統領は『ニューズウィーク』誌8月29日号に特集されるように、意気盛んな様子である。

2
続き

トランプ政権のロシアゲート

ロシア研究家 乾 一宇

 トランプ米政権の「ロシア疑惑」が、いつの間にか「ロシアゲート」という言葉に代わった。

 昨年の米大統領選中のトランプ候補の親プーチン的な発言、選挙関連のロシアのサイバー攻撃疑惑など、白熱した選挙戦に異質の材料を提供した。

 ヒラリー候補の多額の企業献金の獲得に対し、トランプ候補個人の財力による選挙活動は肯定的に受け止める人も見られた。

2
続き

抑制的だった米のシリア攻撃

ロシア研究家 乾 一宇

 トランプ米大統領は、シリア政府軍がイドリブの反政府側支配地域を化学弾で空爆、子供を含む多数の犠牲者が出たことに対し、2日後の4月6日、人道上の見地から巡航ミサイル・トマホークで、政府軍戦闘爆撃機が発進したシャイラト空軍基地の攻撃を命じた。

1
続き

トランプ氏とロシア絡みの情報戦

ロシア研究家 乾 一宇

 昨年の米大統領選挙戦において、トランプ氏は親プーチン姿勢を鮮明にしていた。これを捉えて「トランプ氏とロシアの黒い危険な関係」「トランプ氏はプーチン大統領の傀儡(かいらい)」との言葉も踊った。選挙が終わり、トランプ氏が大統領就任直前の2016年末から17年初めにかけて、不名誉情報(性的スキャンダルを含む同氏を貶(おとし)めるもの)が出た。

2
続き

地中海東部に展開するロシア海軍

ロシア研究家 乾 一宇

 世界は混沌(こんとん)の時代に入った。予測不能といわれるトランプ米新政権、我流を通す中国、難民・テロで揺れる西欧、このような中、ロシアが着々と地歩を固めているやに見える。

 混沌の時代を切り抜けるには、外交の術策と使える軍事力が必要である。ロシアの軍事的布石をシリア情勢に絡めて、地中海東部海域でのロシア海軍の常駐と行動を見てみたい。

1
続き

海軍合同演習に見る露中関係

ロシア研究家 乾 一宇

 ロシアと中国は、「戦略的パートナーシップ」関係にあり、世界の多極化を推進、国際社会に新秩序を形成したいことで一致し、しかも「力」を全面に押し出し行動している。露中は互いに利害関係を表に出さず、緊密さのアピールにおいては積極的である。

 その一つが、9月の海軍合同演習の「南シナ海」での実施である。

3
続き

戦闘機輸出で露中が駆け引き

ロシア研究家 乾 一宇

 経済大国中国も、ハイテクの近代兵器には欧米やロシアに及ばない面が多々あるようだ。

 ロシアと中国の関係を知る一つの指標として、ロシアから中国への兵器の移転について、空軍の戦闘機を主体に見てみたい。

1
続き