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池永 達夫 rss

ライター一覧
池永 達夫

昭和28年(1953年)2月8日、広島県音戸町生まれ。1972年より7年間、広島大学物理学科に学ぶ。その後、ジャーナリストの道を志し、ユーラシア大陸ルポや専門家インタビューで活躍。編集局論説室長、解説室長、整理部長、バンコク支局長歴任。著書に「動き出した中国式資本主義」「病にも克った!もう一つの『偉人・英雄』列伝」は、平成国際大学の2013年の国語の入試に使用される。

次世代型産業の受け皿作りへ

 タイのプラユット首相が今夏、断行した内閣改造の目玉は、経済チームの総合責任者にプリディヤトーン副首相に代わってソムキット元財務相を副首相(経済担当)に抜擢(ばってき)したことだった。ソムキット氏はクーデターで全権を掌握した国家平和秩序評議会の経済顧問を務めていたが、そもそもタクシン政権時代に副首相を務めたことのある現政権とは対極にいた人物だった。その異例抜擢されたソムキット副首相がホテルニューオータニ東京の「鶴の間」で演題に立った。(池永達夫、写真も)

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習政権、文革以上にウイグル人弾圧

 中国から逃れた亡命ウイグル人を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長(68)=米国在住=はこのほど、都内の参議院議員会館で記者会見を開き、強権統治を試みる習近平政権は文革以上にウイグル人弾圧に傾斜し、無人機を使い抗議のウイグル人を殺害している実態を白色テロだとして告発した。また同議長は、国連に対しても「歴史的な問題は追及するのに、なぜ現在進行形の人権侵害は追及しないのか」と国際機関として責任放棄している実態に疑問を呈した。(池永達夫)

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日米印の海上軍事演習、中国のインド洋進出を牽制

 米印両海軍が主催する合同海上軍事演習「マラバール」が今月中旬、インド南部のチェンナイで行われ19日、終了する。米海軍からは空母「セオドア・ルーズベルト」や原子力潜水艦、印海軍からはフリゲート艦が参加。日本も海上自衛隊の護衛艦「ふゆづき」と自衛隊員200人を派遣した。日米印3カ国が海洋安全保障で連携を強め、パキスタンやスリランカの港湾建設などインド洋進出へ布石を打つ中国を牽制(けんせい)する戦略的意義がある。(池永達夫)

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資源大国・カザフスタン 産業育たねば「オランダ病」に

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(4)

 「わが国にはメンデレーエフの周期律表に掲げられた全ての元素・鉱物が存在する」  カザフスタン人学生のニュエン・ハン・バオ氏(22)は胸を張って言う。

 確かに資源大国カザフスタンには、石油から天然ガス、石炭といったエネルギー資源から、鉄、ウランなど豊富な地下資源に恵まれている。人口は1500万人に過ぎないが、国土はわが国の7倍だ。

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東西の風に翻弄された人々 独立後95万人がカザフ帰還

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(3)

 7000㍍級の峰々が並ぶ天山山脈やパミール高原を戴(いただ)く中央アジアの人々は「風の民」だ。とりわけカザフ人は、東西に向きを変える風にたなびく旗のように、歴史に翻弄された。

 20世紀初頭、革命政権を樹立したソビエト連邦の暴政で、カザフ人は西へ逃げた経緯がある。

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新疆ウイグル自治区ホルゴス 自由貿易特区に4000億円投資

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(2)

 新疆ウイグル自治区北西部にあるカザフスタンとの国境の町ホルゴスを訪ねた。

 ウルムチで観光業を営む周浩然氏(35)は「今夏の上海株の暴落はひどかった。しかし、沿岸部の商売は雲行きが怪しくなってきたが、シルクロード経済圏こそは今後、中国経済を牽引(けんいん)することになるだろう」と言う。

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中国西進へ着々と布石

中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略(1)

 中国が推進する建国史上最大級のプロジェクト、一帯一路(新シルクロード)構想が動き出した。「一帯一路」とは、中国から陸路(一帯)と海路(一路)を通過して欧州にいたる「新シルクロード経済圏」を言う。その中核となる「ユーラシア大陸のハートランド」中央アジア5カ国を安倍晋三首相は今月下旬に歴訪する。中央アジアの現地から中国の狙いと我が国がとるべき戦略を探った。

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山が荒れると水田の致命傷に

有限会社田中農場代表取締役 田中正保氏に聞く(上)

 鳥取県の田中農場というと鳥取県で知らない人はいないし、県外でも結構、その名は知れ渡っている。同農場では、有機栽培にこだわり続け、野菜の生命力と本当のうまさが宿る作物作りに余念がない。代表取締役の田中正保氏は多くの農家から呼ばれて講演もするが、同時に日本中の意欲的な農家を訪ね歩いてじっくり話を聞く人でもある。大規模農業がなかなか定着しない日本で田中農場はなぜ成功したのか、田中農場代表取締役の田中正保氏に聞いた。(聞き手=池永達夫)

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中国は5年で内部崩壊する

紘道館館長 松本道弘氏に聞く

 中国崩壊が叫ばれて久しいが、紘道館館長の松本道弘氏もその論に与(くみ)する。孔子は縦社会の組織を作る上で大きな役割を果たしたが、やがてこうした組織は硬直化と機能不全をもたらす。その孔子と対極にある無為自然を説く老子の思想こそは、崩壊の淵に立つ中国を救う手立てとなると言う。(聞き手=池永達夫)

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