«
»

東山 明子 rss (医療)

ライター一覧

畿央大学教授・スポーツメンタルトレーニング上級指導士

スポーツと集中力 リラックスで優勢な脳波

 リオデジャネイロ・オリンピック、同・パラリンピックの代表選手選考が進行中であった6月25日の日本陸上競技選手権大会の100㍍決勝は雨の中で行われた。悪天候に日本人初の9秒台への期待はしぼみ、桐生選手と山県選手の直接対決に注目が集まる中、両選手の間を突き刺すようにケンブリッジ飛鳥選手が鋭い追い上げで2位の山県選手を制して優勝し、代表入りを決めた。力むことなくしなやかに伸びやかな走りであった。

 思いがけない第三の選手の出現に驚く周囲の反応と対比して、優勝者の晴れやかな自然な笑顔が印象的であった。心の有り様ひとつで予測に反して結果が変わるのがスポーツの怖さであり、おもしろさでもあろう。それまでの長い苦しい練習の成果が、大事な試合のほんの数秒で決まるのである。その数秒でどれだけ日頃の実力を発揮できるかは、大事な場面でどれだけ集中できるかというメンタルとコンディショニングにかかっている。

2
続き

ここ一番のルーティーン W杯から日常まで効果的

 今秋のラグビーW杯での日本チームのこれまでにない活躍ぶりや五郎丸歩選手らの活躍が日本を沸かせ世界からも大いに注目され、同時にメンタルコーチの存在も注目を集めた。

0
続き