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西洋モダンアートの影の立役者は日本?

 戦後の現代美術の主導権を握ったのはニューヨークだった。フランス発のアンフォルメルも、やがてアメリカの抽象表現主義に取って代わられ、戦時中に戦禍の弾圧を避けるために渡米した有能な芸術家とアメリカに集中した富がニューヨークを芸術の発信地にした。

 その後、アクションペインティングやポップアートを生んだアメリカは1970年代、世界のアートを牽引する存在となった。だが、そこに至るには半世紀前、アメリカ近代写真の父と称された写真家、アルフレッド・スティーグリッツの周りに集まった、通称、スティーグリッツ・サークルがあった。フランスのエコール・ド・パリに続く文化人の集まりだった。

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音楽で奇跡を起こす国

ブラジルのサンパウロ州にある港町サントスで、今月初め、路上で演奏していた若いチェリストがいた。ルイス・フェリペ・サリナス・アルメイダさんで、演奏中に生卵を投げつけられた(小紙10月17日付)。

卵は楽器に当たったが、淡々と演奏を続け、友人が動画に撮影していた。動画は公開され、それを知ったメトロポリタナ・デ・サントス大学で要職にあるビエガス氏が、青年を特待生として迎えることを表明。

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米、あらゆる選択肢検討も イラン核兵器開発

イスラエルとアラブ諸国が関係を正常化するために署名した「アブラハム合意」の1周年を祝い、米首都ワシントンで13日、ブリンケン米国務長官、イスラエルのラピド外相、アラブ首長国連邦(UAE)のアブドラ外相による3者会談が行われた。ラピド氏は共同記者会見で、イスラエルにはイランの核兵器開発を阻止するため必要ならばいつでも軍事力を行使する権利があると表明。一方のイランは、イスラエルの軍事的挑発を非難した。(エルサレム・森田貴裕)

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収穫の秋 ーイスラエルから

 先日、行きつけの八百屋に行ったら、搾りたてのオリーブオイルがあるぞと誘惑されて1・5リットル買って帰った。早速それにパンを浸して食べてみると、フレッシュで濃厚な味が口の中に広がり、モリモリ食べてしまった。  アラブ人の友人からは、新鮮なオリーブ漬けが届いた。つやつやプリプリしたオリーブは毎日食卓を彩ってくれている。

 キブツに住むユダヤ人の友人は、マカダミアナッツを収穫している様子を写真に撮り送ってきた。父親が植えたという庭の樹齢20年ほどの木から、3人がかりで長い棒を使いながら収穫していた。取れたての実は美しい緑色で、中から茶色の顔がのぞいていた。バターと一緒にフライパンで煎って食べるという。

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常に進化する沖縄そば、バリエーション豊かに

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 17日は「沖縄そばの日」。そば粉を使わなくても「そば」と表示できるよう沖縄生麺協同組合が粘り強く交渉し、「本場沖縄そば」として商標登録が認められた1978年の同日を記念している。

 麺の原材料は小麦粉。スープは、豚骨だしに、カツオの削り節で香りをプラス。具は、復帰前の60年代頃は、かまぼこや豆腐が主だったという。

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過大評価された坂本龍馬

「坂本龍馬は過大評価されてきたのでは?」というテーマで、NHK総合の「歴史探偵」が放送された(10月13日)。幕末維新史最大の功労者と言われてきたのは長らく西郷隆盛だったが、司馬遼太郎著『竜馬がゆく』(1962~66年に産経新聞連載)以来、龍馬に変わった。それから約60年、龍馬人気が続いた。

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クーポンで家計を切り詰める ーフランスから

パリ市内のスーパーで買い物をしていたらレジで大声で叫んでいる中年男性に遭遇した。何を怒っているのかと思えば持参した割引クーポンがその店で使えないことに怒りが爆発したようだった。結局、スーパーの警備員が来て退散させられてしまった。

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台湾交渉トップ「TPP加入、日本の支援に期待」

「中国が妨害」と批判

 環太平洋連携協定(TPP)への加入を9月に申請した台湾政府の交渉トップ、●振中政務委員(閣僚)は18日、時事通信の単独インタビューで、TPPを主導してきた日本に「多くの支援を期待している」と述べた。加入実現に向けた第一歩となる作業部会の立ち上げに関し、議長国の日本がリーダーシップを発揮することに強い期待感をにじませた格好だ。

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学校通えず、窮状訴え 女子生徒「悲しみと怒り」-アフガン

 イスラム主義組織タリバンが暫定政権を発足させたアフガニスタンで、タリバンの方針により中等教育学校から女性教員や女子生徒が排除されるようになってから17日で1カ月。首都カブール西部に住む女子生徒アメナさん(16)は「勉強をしたいし、友達にも会いたい。タリバンが(実権掌握のために)カブールに来てから、深い悲しみと怒りを覚える」と窮状を訴えた。

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「動物からコロナ感染」は誤解、丁寧な説明を

「飼ってよかった」と実感する動物飼育

全国学校飼育動物研究会が研究大会(3)

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部活動問題へのある提案、休日は地域移行へ

 学校の働き方改革の一環として、教師の負担増となっている部活動を外部委託してはどうかという声が高まっている。文部科学省も再来年度から休日の部活動を段階的に地域移行する方針を示している。

 10月7日、「部活動の地域移行に関する検討会議」の初回会合が開かれた。保護者代表で出席した佐藤博之委員(日本PTA全国協議会副会長)からは家庭や地域の経済力によって、民間のスポーツ少年団にも部活動にも入れない子供もいるのではないかと心配する意見が出た。部活動をめぐっては、部活動顧問による体罰的指導が問題視されてきた。また部活動は日本独特のもので、世界にはあまりない。このため専門的な外部指導者に任せる方が、教員の負担も軽減されて良いと考える人が多いようだ。

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将来の医療システム

全国紙に重粒子線を使ったがん治療を行う医療施設の広告が載っていた。重粒子線は文字通り重い粒子線のことで、患部だけに打撃を与えられる最新の治療法だが、既に一般化している。特にがんなどで組織の深部が侵されている場合、有効に働くと言われる。

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芥川龍之介の「蜜柑」

新型コロナウイルス禍で適度な換気が必要なので、ステイホームの中、時々窓を開ける。ついこの間まで、外の空気には湿気と熱気がこもっていたが、今では結構冷たい。秋の深まりを感じる次第である。

雨の日も多いが、晴天の日は青空が澄んだ表情で心も洗われる。実りの秋で、旬の果物も出回る季節だ。ブドウやリンゴ、そしてミカン。ミカンはまだ少しばかり酸っぱいものが多いようだ。

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祝・キハ07形気動車など重文に

初の国営乗り合いバスも-文化審

 文化審議会(佐藤信会長)は15日、昭和初期に製造された旅客用の機械式気動車「キハ07形41号」や、初の国営乗り合いバスなど7件を重要文化財に指定するよう文部科学相に答申した。

 キハ07形41号は、旧鉄道省の発注で1937年に製造され、クラッチで変速する機械式として唯一の現存車両。気動車が重文に指定されるのは初めてで、九州鉄道記念館(北九州市)で公開されている。

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仏滅選挙は吉と出るか、凶と出るか

今回の総選挙は「仏滅選挙」だそうだ。公示日も投票日も仏滅で、これが岸田文雄内閣に吉と出るか、凶と出るか。巷間そんな話がある。手元の手帳を見ると、なるほど両日とも仏滅だった。

中国の古い暦の六曜は日を6種の吉凶に分ける。仏滅はその一つ。「仏」の文字があるが当て字で、仏教とは何の関係もない。1年に60日ほどあるから内外多忙な今日、六曜で投票日を決めるのは至難の業だ。

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ロシア、下院選後も続く言論弾圧

 9月のロシア下院選挙での与党勝利を受け、プーチン大統領は2024年に予定される次期大統領選挙に向け、安定した政権基盤を確保した。これにより反対派への締め付けも一段落するのではとの見方もあったが、そうはならなかった。「外国のエージェント(手先)」法による言論の締め付けはさらに強化された。また、大統領が地方の「長」をより簡単に罷免することができる法案も提出された。(モスクワ支局)

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ネウボラの国でも少子化 フィンランドから

フィンランドの人口は現時点で約550万人だが、統計局は9月末、人口は2034年に減少し始めると発表した。昔の統計局の予測では少なくとも2060年までは増加し続けると見込まれたが、今回の発表で少子高齢化社会の加速がクローズアップされた。

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深刻な異常気象続く ブラジル

 ブラジルで深刻な旱魃(かんばつ)をはじめとする異常気象が続いている。砂漠化による砂嵐まで発生し、専門家は「気候変動の始まり」を指摘するほどだ。ブラジルの豊富な自然・生態系を守ってきたアマゾン熱帯雨林やパンタナールは、違法伐採や森林火災で危機に直面しており、一刻も早い共存に向けた動きが求められている。(サンパウロ・綾村 悟)

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寒桜は今年は随分と早い

自宅で仕事をする日が多いが、よく散歩もする。この辺り、東京・三鷹市の郊外には、造園業者の樹木園や農家の畑が多く、作物の実り具合や草木の様子を見るのが面白い。

イチョウを栽培する農家では、収穫したギンナンを販売し始めた。里芋の葉が途方もなく大きくなり、地下で芋も膨らんでいるだろうと思われる。キャベツは玉を膨らまし始めたところ。

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「パリ、パリ」中毒

 十年余り前、米国で研修していた頃の出来事だ。休み中に西部旅行のため家族と国内線の飛行機に乗った。予定の時間になったのに飛行機は出発しなかった。問題が起こって離陸が多少遅れるという機内放送が流れたが、それから1時間過ぎても出発する気配がなかった。だんだん苛(いら)立ち始めた。驚いたのは周りの反応だ。皆、不満もなく穏やかな表情だった。公演会場や観光地でも同じだった。アメリカ人たちはめったに焦ることがなかった。不平も言わず長時間列に並んで入場を待つ姿が容易(たやす)く見られた。

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沖縄各自治体、ワクチン接種推奨であの手この手

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 新型コロナウイルスのワクチン接種率が全国最下位の沖縄。各自治体は接種を推進しようとキャンペーンを始めている。

 中でも、最も積極的なのが浦添市だ。11月末までに2回目の接種を受けた市民の中から抽選で50人に石垣島1泊2日のホテルパックを贈る。市の集団接種や、市内の医療機関で個別接種を受けた市民が対象で、12月上旬に当選者に発送する。

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「日本人として死にたい」―台湾人99歳元軍属が訴え

日本国籍確認訴訟

 日本統治下の台湾で生まれ育ちながら、戦後に日本国籍を喪失したのは不当として、台湾人の男性3人が日本国籍を有していることを日本政府に確認を求めた訴訟は12日、東京地裁で口頭弁論が開かれた。原告の一人、楊馥成(ようふくせい)さん(99)は、先の大戦を日本軍属として戦った経験を振り返りながら、「自分が日本人だということを片時も忘れたことはない」と主張。「最期は日本人として死にたい。どうか私たちの願いをかなえてほしい」と、涙ぐみながら訴えた。

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必要は発明の母

今夏発覚した三菱電機の一連の検査不正問題について、外部の調査委員会が報告書をまとめ、「手続きを軽視し、安易に検査手法を変更していた」と結論付けた。

同社はわが国の代表的メーカーの一つだ。会長を辞任した柵山正樹氏は、不正が繰り返された背景として「内輪意識」や「閉鎖的な組織」などを挙げたが、抽象的な弁解ではなく所属する技術者の質を厳しく問いただす反省の弁が欲しかった。

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