
ピューリッツァー賞を受賞した著名な保守派コラムニスト、政治評論家。
ワシントンポストに定期的に寄稿。オックスフォード大卒、1941年米イリノイ州生まれ。
中国攻勢で迫る台湾危機
米コラムニスト ジョージ・ウィル
「バイデン政権」の最初の重大な試練が、騒々しい全体主義の靴音を響かせながら近づいている。2021年、台湾が、キューバ・ミサイル危機の1962年以来、米国にとって最も深刻な危機を招来するかもしれない。
バイデン前副大統領が2001年に主張していたような、台湾に関する「戦略的あいまい」政策はすでに通用しなくなっている。

悪党が支配するロシア
米コラムニスト ジョージ・ウィル
こっけいに見える専制君主は、とりわけ不気味なものだ。ロシアのプーチン大統領は2011年に黒海でスキューバダイビングをし、6世紀のギリシャの壺を抱えて浮上してきた。驚くことにコケが全く付いていなかった。ロシアの考古学者らが、古代ギリシャの都市を調査した際に、海底を徹底的に調べた後だが、この壺は、2メートルほどの深さの海に発見されないまま横たわっていた。

深刻化する北朝鮮の核開発
米コラムニスト ジョージ・ウィル
米空軍の「探知機」が1949年の9月3日、カムチャツカ半島沖で大気のサンプルを収集していた。放射線を検出して、戦禍のソ連が核兵器の実験を行ったことを確認するためだ。ソ連はこの年の8月29日に実験を行ったが、実験はもっと先になるとみられていた。
