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古川 光輝

オトナの本格国際政治マガジン「Japan in The World」編集長。日本人として祖国と家族を愛しています。政治信条は保守・国際派。若い世代に日本の将来を真剣に考えてもらうために執筆を続けています。未来の子供達の為にできることをやっていきます。趣味は野球、音楽鑑賞、映画鑑賞。

老練なロシア外交から日本が学ぶべきポイント

 国際社会においてロシアの存在感が高まっている。アメリカ同様、国際社会に多大な影響を与えるロシアの動向には各国とも敏感に反応している。ロシアはかつてのソ連時代には共産主義陣営の盟主として、西側諸国に対しての圧力を掛け続けてきた。ソ連崩壊後もロシアは対アメリカ・EUとの対立を繰り返してきたことにより、その原動力を外交や国内政策にも反映して国力を維持してきた側面がある。

 常に国際社会と対立することによって「ロシアは一筋縄ではいかない交渉相手」とのイメージが植えつけられ、その結果外交交渉において有利に運ぶことができることもある。通常、国家と国家の交渉には、高官級の協議を重ねて関係機関に根回し行い、首脳会談を円滑に実施するために様々な努力がなされる。しかしロシアは度々高官級の協議がなされているときにも、わざとメディアに合意が期待されている事柄について異なった意見を平然と発言することがある。実際に日本とロシアは平和条約交渉と北方領土交渉について高官級協議が続けられているが、ロシア高官がロシアメディアに対して「簡単に北方領土は渡さない」と発言してみたり、と日本の政治家や官僚では考えられないことが実際に行われているのだ。

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南スーダンPKO派遣 レベルの低い議論に終止符を

 自衛隊が派遣されている南スーダン情勢について、国会で議論が交わされている。自衛隊には平和安全法制の施行により、駆けつけ警護などの新たな任務が付与される見込みで、国会でその議論が行われることは極めて重要で、歓迎すべきことである。

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国連事務総長にグテーレス氏 機能不全の国連を立て直すカギは安保理の自覚

 国連は次期国連総長を選任する会合を開き、アントニオ・グテーレス氏を正式に選出した。グテーレス氏はポルトガルの政治家で社会党出身、同国の首相を務め、国連難民高等弁務官を務めた人物である。

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安倍外交が世界で賞賛される理由

悪夢からの解放

 ここのところ安倍首相の外交手腕が脚光を浴びるようになってきています。保守、リベラルの垣根を越えて、安倍首相が展開する日本外交の方向性と実績は過去の日本では目にすることができなかったものです。同盟国のパートナーである米オバマ大統領にさえ、妥協は一切許さない姿勢を貫いているとも聞きます。2度目の首相に就任してからの活躍は日米同盟の強固さを復活させ、ほぼ対等に向き合っていける仲を築きあげたました。もっとも、リベラルや反安倍思想の持ち主は受け入れたくない事実でしょう。

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火薬庫の東アジアで「韓国核武装」はあるか?

 北朝鮮が5回目の核実験を実施して、国際社会は新たな制裁を一刻も早く発動させようと関係各国での調整が続いている。制裁が果たして北朝鮮の自制を促すものであるかは微妙であるが、なんとしても北朝鮮が核兵器を弾道ミサイルに搭載する事態を防がねばならない。国際社会、とりわけ日米韓の枠組みでは相当な緊張状態での調整が続いているが、韓国では「核武装論」が再燃しているようだ。

 韓国では北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射実験を繰り返すたびに、核武装をすべきかどうかの議論が行われる。隣国に核を暴発させる恐れのある国家が存在する限り、その議論に終止符が打たれることはないが、安易に核武装をしてしまうことは果たして正解なのだろうか。

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新事実 中国は北朝鮮の核実験を事前に知っていた

 北朝鮮の核実験を巡り、驚きの新事実が明らかになった。北朝鮮は中国に高官を送り込み、事前に5回目の核実験について通告していたことがわかったのだ。この詳細と問題点を今回の記事で明らかにしていく。

 中朝関係に詳しい当局筋によると、米韓の北朝鮮に対する「軍事行動計画」に対抗するために核開発を進めなければならない、といった説明を中国側に直接伝えていたことが明らかに。北朝鮮は過去に中国との関係悪化を招いたこともあった。今年初めの4回目の核実験の時は何の通知も行わなかったからだ。

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