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松原 広幸
松原 広幸
ITコーディネータ
三井 俊介
三井 俊介
陸前高田市議会議員
三石 江里子
三石 江里子
マイアミの風
宮崎 林司
宮崎 林司
植林NPO理事
内藤 俊輔
内藤 俊輔
元青年海外協力隊
外舘 孝則
外舘 孝則
NPO法人理事長
高橋 富代
高橋 富代
元・下田市議会議員
吉本 秀一
吉本 秀一
日本けん玉協会理事

荒川 英紀 rss (社会貢献活動)

ライター一覧
荒川 英紀

昭和30年(1955年)広島県福山市生まれ。学習塾経営、NPO法人中東平和フォーラム理事

中学数学の広がり…フェルマーの最終定理

 中学3年の冬には「三平方の定理」を勉強する。「直角三角形の斜辺の平方(2乗)が他の2辺の平方の和に等しい」という定理だ。平方が3つあるので三平方の定理という。この定理はピタゴラスが初めて証明したので、「ピタゴラスの定理」とも言われる。ところでこの等式には、3辺が整数である特別な場合がいくつか知られている。受験生諸君にはおなじみの3:4:5や 5:12:13である。しかし1:1:√2や1:√3:2は無理数が含まれるので整数解ではない。実はピタゴラスの定理の場合、整数解が無数に存在することが証明できる。

 この話を少し膨らませて別の問題を考えてみよう。まず、直角三角形のことは忘れて、等式だけに注目する。「ピタゴラスの定理の等式で指数の平方(2乗)を立法(3乗)か、それ以上の指数に置き換えたとき、整数解が存在するか?」という問題である。この問題に、17世紀の法律家であるフェルマーが「存在しない」ことを予想した。

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「解の公式」苦難史、ユークリッドからガロアまで

 夏休みが終わり、受験生にとっては追込みの時期に入った。先日、わが塾の数学担当講師が興味深い話を聞かせてくれた。夏休み前に中学3年生が習う、二次方程式の解の公式にまつわる話だ。実生活では役に立つことはないだろうが、数学の歴史や数学者の人物像に触れる機会は一般にはあまりないと思うので紹介してみたい。

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杉原千畝から“命のバトン”を繋いだ人々

 NPO法人中東平和フォーラム主催のツアーで、2015年10月、筆者はイスラエルのエルサレム近郊にある“ヤドバシェム”(ホロコースト記念館)を訪れた。20世紀のヨーロッパで起こったユダヤ人の凄惨な歴史の一幕であるホロコーストを記録し、その犠牲者を追悼・記憶し、未来への教訓とするために設立された国立施設である。

 このツアーのガイドをした「イスラエル国家認定観光ガイド」の佐々木宏二氏の説明の中から、ユダヤ人へ「命のビザ」を発給し「東洋のシンドラー」と呼ばれ映画にもなった杉原千畝氏と彼に繋がる人たちに焦点をあてて紹介したいと思う。

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ISISの戦略 日本もテロ標的の可能性

 2015年10月22日の午後、筆者は、NPO法人中東平和フォーラム主催のツアーでイスラエルのINSS(国家安全保障研究所)を訪れた。民間ではイスラエル最高のシンクタンクである。

 上級研究員ヨラム・シュバイツアー氏と準研究員エイナブ・ヨゲブ女史から2時間ほど、ISIS(Islamic State of Iraq and Syria)イスラム教スンニ派の過激派組織とメディアの情報操作等について話を聞いた。

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対立を超えて施される医療/イスラエルを訪ねて

 難民問題、シリア情勢、パレスチナ問題等々、中東に関するニュースが連日のように報道されている。筆者は、イスラエルに2015年10月17日から24日まで「中東平和研修ツアー」と名付けられたツアーで訪れた。

 研修ツアーと名付けられていることからも分かるように、単なる観光目的ではない。INSS(国家安全保障研究所)やテクニオン・イスラエル工科大学、ヤドバシェム(ナチスによるユダヤ人大虐殺の犠牲者を追悼する国立記念館)、ツィヴィメディカルセンター(Zivmedical Center)を訪問し、上級研究員や外科医長等の専門家から直接説明や講義を受けるという専門的なものだった。

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