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井上 政典
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河添 恵子
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高橋 富代
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長谷川 良 rss (コラムニスト フリージャーナリスト)

ライター一覧
長谷川 良

ウィーン在住ジャーナリスト。国連記者室から、ウィーンの街角から、国際政治にはじまって宗教、民族、日常の出来事までを思いつくままに。

イスラエルのイラン核施設爆破計画

 「タイムズ・オブ・イスラエル」紙が19日報じたところによると、イスラエル政府が対イラン戦闘に備え約50億シェルケ(15億ドル)の予算を承認した。同国防予算には、対イラン戦闘で必要なさまざまな種類の航空機、情報収集ドローン、およびそのような攻撃に必要な独自の兵器の資金が含まれているという。

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IAEA「豪の原潜保有は核拡散誘発」

 米国、英国、オーストラリア(豪)の3国は先月15日、新たな安全保障協力の枠組み(AUKUS=オーカス)を創設する一方、米英両国が豪に原子力潜水艦の建設を支援することを明らかにした。豪と原子力潜水艦建設で契約していたフランスは「契約違反」として激怒、一時期、米仏、豪仏関係が険悪化し、外交官の召喚などの外交措置も取られたが、バイデン米大統領とマクロン仏大統領の電話会談などを通じて、双方が歩み寄る姿勢を示してきた。

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バイデン氏、ローマ教皇と会談へ

 バイデン米大統領はイタリアのローマで今月30日、31日に開催される20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するが、それに先立ち、29日にはバチカンを訪問し、フランシスコ教皇を謁見する予定だ。

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「教会の鐘」と「アザーン」が響く都市

 ドイツ4番目の大都市、ケルン市(人口約109万人)で興味深いプロジェクトが進められている。ケルン市内のイスラム寺院で今後2年間、金曜日の祈り(サラート)を信者たちに呼び掛けるアザーンがスピーカーから流れるというのだ。ケルン市はで列記としたローマ・カトリック教の都市で、市中心部にはケルン大聖堂がそびえている。そのケルン市に毎週金曜日、「アラーは偉大なり。アラー以外に神はいない、ムハンマドはアラーの使徒だ」といった内容のメッセージが流れるのだ。ケルン市を初めて訪問した旅行者がアザーンを聞けば、戸惑うだろう。

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スーパーマンの息子は性少数派??

 「スーパーマン」を知らない人はいないだろう。そのスーパーマンの原作者ジェリー・シーゲル(Jerry Siegel)は1914年10月17日、米オハイオ州のクリーブランドに生まれた。生誕107年を迎えたばかりだ。スーパーマンのファンの1人として祝賀のコラムでも書こうかと考えていたとき、「スーパーマンの息子ジョン・ケントはバイセクシュアルで来月のコミック新刊でケントがジャーナリストのナカムラ青年を愛する場面が描かれている」というニュースが伝わってきたのだ。どうして、スーパーマンの息子が性少数派なのか。

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聖職者の性犯罪と「告白の守秘義務」

 今月5日、欧州のカトリック教国フランスで、1950年から2020年の70年間、少なくとも3000人の聖職者、神父、修道院関係者が約21万6000人の未成年者への性的虐待を行っていたこと、教会関連内の施設での性犯罪件数を加えると、被害者総数は約33万人に上るという報告書が発表された時、ローマ・カトリック教会の総本山、バチカン教皇庁だけではなく、教会外の一般の人々にも大きな衝撃を与えた。報告書は独立調査委員会(CIASE)が2019年2月から2年半余りの調査結果をまとめたものだが、その余震はまだ続いている。

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外遊できない国家元首の様々な理由

 中国の習近平国家主席は英グラスゴーで来月1、2の両日開かれる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)首脳会合を欠席する見通し、というニュースが入ってきた。予想されたことだ。なぜなら習近平主席は中国武漢で新型コロナウイルスの感染が広まって以来、昨年1月のミャンマー訪問を最後に、2年余り外国訪問をしていないからだ。

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WHO「科学諮問グループ」発足へ

 ジュネーブに本部を置く世界保健機関(WHO)は13日、新規病原体の起源に関する科学諮問グループ(SAGO)の26人のメンバーを公表した。2週間のパブリックコンサルテーション後、正式に承認される運びだ。SAGO(Scientific Advisory Group for the Origins of Novel Pathogens)はSARS-CoV-2を含む流行およびパンデミックの可能性のある新興および再興感染症の起源に関する研究・指導を支援するグローバルフレームワークの開発についてWHOに助言する役割がある。

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欧州保守派の英雄から「堕天使」に

 オーストリア国民議会で12日、特別会合が開かれた。クルツ首相の辞任と新首相の任命を受け、与野党が今月6日から政界を震撼させてきたクルツ首相の辞任劇について激しい議論が交わされた。当方はオーストリア国営放送の中継を見ながらフォローした。

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嫌々首相になった貴族出身の外交官

 オーストリア大統領府で11日、8日に辞任したクルツ首相(35)の後継者アレクサンダー・シャレンベルク外相(52)の首相任命式が行われた。アレクサンダー・ファン・デア・ベレン大統領の任命を受けたシャレンベルク氏は宣誓後、第33代目の首相に正式に就任した。

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チェコ総選挙後の政権交代は不透明

 中欧のチェコで8日、9日の両日、議会選挙(下院、定数200)が行われ、実業家で億万長者のアンドレイ・バビシュ首相が率いるポピュリスト運動「ANO2011」が反バビシェで結束したリベラル・保守政党の野党連合(Spolu)と左翼のリベラルの政党「海賊党」と「無所属および首長連合」(STAN)の選挙同盟に僅差ながら敗北した。その結果、野党連合が連立政権の組閣に取り組む予定だが、選挙結果を受けて新政権の組閣を要請する立場のミロシュ・ゼマン大統領(77)は10日、バビシュ首相との会合後、倒れて病院に搬送され、集中治療室に入るという事態が生じ、政権移行プロセスにストップがかることが予想される。

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欧州代表的カトリック教国の「汚点」

 世界13憶人の信者を誇るローマ・カトリック教会の総本山、バチカン教皇庁に5日、震撼が走った。欧州最大のカトリック教国、フランスで1950年から2020年の70年間、少なくとも3000人の聖職者、神父、修道院関係者が約21万6000人の未成年者への性的虐待を行っていたことが明らかになったからだ。教会関連内の施設で、学校教師、寄宿舎関係者や一般信者による性犯罪件数を加えると、被害者総数は約33万人に上るというのだ。

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陰謀説渦巻く「代替世界」住人のテロ

 ドイツのラインラント=プファルツ州ビルケンフェルト郡のイダー=オーバーシュタイン市で先月18日、1人の男性(Mario N)がガソリンスタンドでマスクを着用するように言った20歳の従業員(アルバイト学生)を銃で頭を撃って殺害した事件はドイツ国内に大きな衝撃を与えた。事件を少しクローズアップしてみた。

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ワクチン接種率EU最下位国の事情

 ワクチン接種率で一喜一憂することはあまり意味がないが、なぜポルトガルのワクチン接種率が84%を超える一方、ブルガリアでは20%弱と低いのか、やはり考えざるを得ない。ポルトガルもブルガリアも欧州連合(EU)加盟国だ。ブリュッセルから必要なワクチンは供給されている。ただ、ポルトガルではほとんどの国民がワクチン接種する一方、ブルガリアでは5人に1人しかワクチン接種をしていないのだ。

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国連機関「デュアルユース品目」拡散?

 イランで保守強硬派のライシ大統領が誕生したことを受け、イランと国連安保理常任理事国とドイツを加えた6カ国との間で開催されてきたイランの核協議が一層難航するのではないかと懸念されている。それを裏付けるように、ウィーンに本部を置く国際原子力機関(IAEA)が26日明らかにしたところによると、イランは同国の首都テヘラン近郊にある遠心分離機の部品製造工場の査察を拒否したという。また、未申請の3カ所の核関連施設の査察、そこで発見されたウラン粒子の起源などについてのIAEA側の質問に対してもイラン側は返答を拒んでいる。

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オーストリア第2都市で共産党市長誕生

 9月26日は「選挙の日」となった。ドイツ連邦議会選(下院)の投開票が行われたほか、スイスでは同性婚合法化を問う国民投票、オーストリアのオーバーエステライヒ州議会選が実施された。それぞれの投票結果は既に報じられているのでここでは省略する。

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「ワクチン接種していない証明書」登場

 欧州各地でコロナ・ワクチンの接種義務化に抗議するデモ集会が開かれている。マスクの着用を求めたガソリンスタンドの若い店員を中年男性が射殺するという事件が起きたばかりだ。デルタ変異株の感染拡大に対応するために欧州各国政府は国民にワクチンの接種を強く求めているが、どの国でも20%前後の国民はワクチン接種を拒んできた。

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「オーダーメイドの薬」目指す生化学者

 世界でも最も利用されているコロナウイルス・ワクチンといえば、米ファイザー社と独バイオ医薬品企業ビオンテック社が製造したワクチンだ。

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26日に欧州の3国で「投票」が実施

 26日はドイツ連邦議会(下院)選挙が実施されるが、同日、スイスでは同性婚合法化を問う国民投票が行われる。それだけではない。オーストリアのオーバーエステライヒ州議会選挙もある。当方が取材対象としている3国で選挙ないしは国民投票が行われるわけだ。ヒマよりいいが、26日は忙しい日となりそうだ。

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ノアやハンナがドイツの街を歩く

 人類の始祖アダムとエバの最初の仕事は対象に名前をつけることだった。「この花をチューリップとしょう」「これは鳩と呼ぶよ」といった具合だ。名前を付けることで人はその対象に情が注がれるから、ここに関係が生まれてくる。

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誰がローマ教皇の死を願っていたか

 南米出身でイタリア系の血が流れているローマ教皇フランシスコはドイツ人で学者タイプの前教皇ベネディクト16世とは全く違ったキャラクターの持ち主で、冗談が好きだ。だからメディア関係者にとっても話題は尽きないが、時には冗談が現実味を帯びてくる場合がある。今回の冗談もその一つだろう。

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経済相の「回答」に欠けていた視点

 アルプスの小国オーストリアでもデルタ株コロナ感染が広がり、最近7日間で1日平均2000人の新規感染者が出てきた。夏季休暇明け、新学期のスタートということもあって今後も増加するのではないかと懸念されている。

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“So Gott will”の宗教的背景について

 今回のコラムは純粋に宗教的テーマだ。当方は最近、Netflixでウルトラ・オーソドックスユダヤ教徒の家族の話「シティセル」と救い主を描いた「メシア」を観た。その2本のTV番組の中で頻繁に登場する“So Gott will”(=独語、英語ではGod willing)という表現に非常に心を惹かれた。日本語に訳すとすれば、「神が願うように、神のみ心に委ねて…」という内容になる。明日、明後日はどうなるか、私たちは知らない。次の週、数カ月後、何があるかを、私たちは確かに分からない。私たちは一生懸命働き、多くのことを成し遂げるが、人生の多くの本質的な側面には影響を与えることはできない。何が生じるかといった事に対して、神の手に委ねる。それが“So Gott will”といった表現となるわけだ。

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