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ナワリヌイ氏が帰国へ、拘束なら批判は必至

政治活動を続ける意向、ロシア当局は入国後拘束する方針

ナワリヌイ氏が帰国へ、拘束なら批判は必至

アレクセイ・ナワリヌイ氏=13日、インスタグラムに投稿された動画から(AFP時事)

 昨年8月に毒殺未遂に遭い、ドイツで療養していたロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が17日、帰国する。ロシア当局は入国後に拘束する方針を示しており、拘束の事態になれば、プーチン政権に対する欧米の批判が高まるのは必至だ。

 ナワリヌイ氏は13日にインスタグラムで帰国を表明。プーチン政権批判の急先鋒(せんぽう)であるナワリヌイ氏は「帰国しなければプーチン大統領が勝利し、目的を達したことになる」として、回復すれば帰国して政治活動を続ける意向を示していた。

 これに対しロシア司法当局は14日、過去の刑事事件で有罪となったナワリヌイ氏が執行猶予中の出頭義務を怠ったとして、「拘束に向けてあらゆる措置を取らざるを得ない」と発表。ロシア連邦捜査委員会も昨年12月末、3億5600万ルーブル(約5億円)を超える巨額詐欺の疑いで同氏らに対する捜査を開始した。

 こうした当局の動きには、ナワリヌイ氏の帰国を望まないプーチン政権の意向が働いていると言えそうだ。ロシアでは9月に下院選があり、政権側は反体制派の動きを警戒。ナワリヌイ氏が下院選に向けて政治活動を本格化させるのを阻止したい考えとみられる。

 ナワリヌイ氏は昨年8月、ロシア国内線の機内で意識を失い、移送先のドイツで旧ソ連の軍用神経剤「ノビチョク」系毒物の投与が確認された。プーチン政権は毒殺未遂への関与を否定しているが、英調査報道機関ベリングキャットなどは昨年12月、ロシア連邦保安局(FSB)が関わったと報じた。(モスクワ時事)

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