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TOKYO急ピッチ1年前、咲くか震災復興の花

会場装飾でアピール狙う、川俣町でアンスリウムを栽培

TOKYO急ピッチ1年前、咲くか震災復興の花

避難指示が解除された福島県川俣町山木屋地区で栽培されているアンスリウムと農家の谷口豪樹さん=6月19日、同町(時事)

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の風評被害が続く福島県。その中でも花類は比較的風評を受けにくいとして、地元は2020年東京五輪・パラリンピックで使ってもらおうと力を入れている。会場の装飾やメダリストに贈る「ビクトリーブーケ」などで、世界に復興を印象づけられるか。

 県が「大会で十分供給可能」と判断した花は17種類。その一つアンスリウムの栽培に力を入れるのが川俣町だ。避難指示が出されていた同町山木屋地区で、農家谷口豪樹さん(31)はハート型の花を育てる。

 埼玉県出身の谷口さんは、ゴルフショップの店長として転勤した福島で結婚。妻の父が農業をしていたこともあり、昨年農家に転身した。谷口さんは「『復興五輪』なので(風評被害を)払拭(ふっしょく)できれば」と意気込む。

 震災と原発事故で、県内の花卉(かき)栽培も大きな打撃を受けた。10年に63億円あった生産額は17年では48億円に。ただ避難指示が出された区域などでは「風評を受けにくい」として花に関心が集まり、県も生産振興に努める。

 大会で使う花の調達について情報はまだ公表されていないが、県担当者は「先行していろいろ提案したい。福島はやる気もあるし、十分な供給もできるとアピールしていきたい」と話す。

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