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    河添 恵子
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    石平
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    宇佐美 典也
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    長谷川 良 ...
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    討論会でトランプはヒラリーのここを攻めろ!

     大統領候補による最初の討論会が26日夜にニューヨークのホフストラ大学で行われる。討論会が最高のショーとなることは間違いない。スーパーボールのような熱気と興奮に包まれ、人々の好奇心と期待が集中するこのような政治行事はめったにない。また、これほどの注目を集める大統領候補者が2人同時に揃うことも滅多にないことだ。

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     クリントン氏は30年近く国政に携わってきたが、数多くのスキャンダルや、倫理上の問題を抱え、法的責任の追求を回避し、衝動的な虚言癖やありもしない被害妄想を持ち、卑劣な責任転嫁や自分の懐を肥やすための組織的な売却行為を行い、そして自身の家族の利益を優先して、アメリカの国家秘密を危険に晒すなど、これまでに数々の汚点を残してきた。

     叩けば常に埃が出るという点において、クリントン氏は漫画「ピーナッツ」に登場するピッグ・ペンのようである。討論会の視聴者は、この危険で汚職まみれの候補者がどのように対戦相手と渡り合うかを見たいと思うことだろう。

     彼女の対戦相手はこの政治ゲームに参加したばかりではあるが、すでにチャンピオンであることは明らかだ。今回の大統領選は「ピッグ・ペン」対「宇宙の支配者」というような様相を呈することになるだろう。

     われわれはクリントン氏がどのような戦い方をするのかを知っている。彼女がこれまで常套手段としてきた嘘や捏造、そして自分の非から人々の注意を逸らすという戦略である。どれも退屈で予測可能なものだ。

     一方、ドナルド・トランプ氏はそのどちらでもない。彼は光り輝く政界の新たな寵児であるという利点を持っている。このチャンスを活かして彼がやろうとしていることは誰でも推測できることだ。

     私はトランプ氏が、「われわれは討論会の準備なんてしてませんよ。外でチーズバーガーを食べているだけですよ」というポーズを見せながら、受身の姿勢を保った上で勝機をじっと待つ戦略を取ってきたのではないかと思う。そして独自の方策と楽観的なアジェンダを持つトランプ氏は、クリントン氏が積み重ねてきた失態と合わさって、クリントン氏を打ち負かしてしまうのだろうと思っている。

     クリントン氏に完全に勝利するためにトランプ氏がするべきことは4つある。

     まず、トランプ氏は、経済成長を推し進め、法と秩序を回復させ、軍部と強力な国防を再構築し、国際社会におけるアメリカの影響力と威信を取り戻し、汚職や不正が蔓延している (クリントン氏が体現している) 体制を是正するなど、アメリカを変革していくための実践的なビジョンを強調していくべきである。

     大統領候補として成功するために、トランプ氏は対抗相手に反対的な姿勢を示すことよりも、有権者に対して自分に投票しなければならないと思わせるような建設的な理由を提示しなければならない。アメリカが復活できるアジェンダに焦点を当てることがトランプ氏にとって非常に重要となるのはそのためだ。

     第2に、自身の楽観主義的なビジョンを支えるため、トランプ氏は、クリントン氏が失敗に終わった政策と、国に壊滅をもたらす左翼的なイデオロギーを推し進めた能力不足のリーダーであるとして、また、大統領としては尊敬できない、そして尊敬してはならない腐敗した個人であるとして打ち負かす必要がある。

     クリントン氏は政策の詳細の追求によってトランプ氏を追い詰め、トランプ氏がアメリカの大統領になるにはまだ不相応であることを実証しようと試みるだろう。また、彼女は自身の政治家としてのキャリアをちらつかせながら、トランプ氏の議論に応じようとはしないだろう。

     しかし、いくらキャリアが長いとはいえ、問題はクリントン氏がこれまでに実質的な政治的成果を残してきたのかどうかだ。彼女個人にとっては、これまでに積み上げてきた政界でのキャリアによって揺らぐことのない権力を手にし、125億ドルの純資産を得ることができた。しかし、アメリカ全体を見れば、国民が貧乏になり、治安が悪化し、国民の間で不安感が高まり、国全体が弱体化しているという有様だ。

     トランプ氏は、政策に関して百科事典的な知識を披露してみせる必要はない。彼は単に、オバマ政権の経済及び外交政策の散々な結果を指摘し、「あなた方のやり方ではうまくいかなかったでしょう」と言えばいいだけのことである。

     第3に、トランプ氏は慌てることなく冷静にクリントン氏の弱点を責めることで、彼女が自分の理性を疑うほど不安定な心理状態に追い込むべきである。彼女の弱点とは、品位の欠如や、女性の地位向上を謳った偽善、都合の悪いことには一貫して答えようとしない姿勢などである。

     しかし、これらの戦略は最新の注意を払って実行されなければならない。怒りを強調するよりも悲しみを表明することを手段としたレーガン元大統領のアプローチを取らなければならない。また、トランプ氏は彼女のことをミセス・クリントンと呼ぶべきである。これは彼女が大統領に立候補するきっかけを作った欠点だらけの元大統領兼彼女の夫、ビル・クリントン氏と関連付けるためである。

     トランプ氏が「短気」であるとする主張もあるが、実はクリントン氏は並外れて短気である。彼女は困難を伴う選挙戦に1度も直面したことはないし、目の前で攻撃的な質問を受けたこともなければ、批判されたこともない。もしトランプ氏が彼女の本性を暴き出すことができれば、クリントン氏の凍った笑顔の裏に隠されたエリート主義的人格を暴露することができるだろう。2008年にニューハンプシャーで予備選が行われた際に臨んだバラク・オバマ氏との最終討論会において、オバマ氏に、「ヒラリーさん、あなたもまずまずの好感を抱けるような人柄ですよ」とぞんざいに言われた後、彼女の怒りは何日も収まらなかったという。

     最後になるが、トランプ氏は困難にくじけることなく戦いきらなければならない。ほとんどの有権者はトランプ氏が国を回復させようとしているだけではなく、アメリカの楽観主義的側面を取り戻そうとしているのだと信じたがっている。また、有権者はアメリカの未来を左右する戦いに臨むトランプ氏が、精神的な重荷としてではなく、やりがいのある名誉な戦いとしてこの選挙戦に臨んでいると思いたいのだ。自分がアメリカを救うことができ、同時にアメリカが救うに値する国であることを国民に十分に伝えることができれば、討論会に限らず、トランプ氏は大統領選挙まで勝利してしまうかもしれない。

     2人の大統領候補者による直接対決が始まろうとしている。そしてこの究極のリアリティ番組の最中にわれわれは何が起きるのかを生中継で目撃することになるのだ。

    By Monica Crowley – The Washington Times – Wednesday, September 21, 201

    http://www.washingtontimes.com/news/2016/sep/21/how-donald-trump-can-knock-out-hillary-clinton-in-/

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