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    安東 幹
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    坂東 忠信
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    古川 光輝
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    細川 珠生
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    伊勢 雅臣
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    河添 恵子
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    宮本 惇夫
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    石平
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    宇佐美 典也
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    長谷川 良 ...
    コンフィデンシャル

    韓国映画「トンネル」に見た韓国の病巣

     先日、ちょっと喉に違和感があったため、思い切って早く帰宅しました。すると妻が何本かのDVDを借りていたので、「トンネル」というDVDをセットしてみてみました。

     すぐに韓国映画だとわかったのですが、こういう極限を描いたドラマは各国の人間性や国民性がよくわかるので、ちょっと見てみました。案の定そこには日本では考えられないドラマがどんどん展開していくのです。

     この映画を見終わった最初の感想は、「日本に生まれてよかった!」でした。この映画は主人公が車で帰宅途中に、まだできて間もないトンネルの崩落事故に遭い、トンネル内に閉じ込められてしまい、それを救出するために救助隊長が奮闘するというストーリーです。

     この手を映画はよく米国映画にもあるのですが、そこに出てくる登場人物や世論の動きが「ああ、やっぱり韓国だ」と思わせるところは、セウォル号事件を彷彿させる映画でした。韓国ではヒットした映画のようで、なかなか見ごたえがありました。
     
     私は韓国の映画作りの手腕については評価しています。歴史的な物語の時代考証などはでたらめですが、それでもストーリーやカメラワークなどアニメや若手の人気俳優に頼る日本映画はもっと見習うべきだと思っています。さらに映画にはその国ならではのお国柄がよく出ます。特にこのような人間の極限状態を描いたものはてきめんです。

     まず、最近完成したばかりのトンネルが崩落するという設定。こんなの日本ではありえないですよね。もう古くなったトンネルの上部コンクリートが剥がれ落ちたという事故はありましたが、最新の技術で作られたトンネルが広範囲に崩れ落ちるのです。

     さらに、救助隊が来て、さらっと「なんだこの施工は、手抜き工事だ」と言い切り、また送風機の番号を基に上から縦坑を掘り進めて救助しようとするのですが、成功せず、その原因がその送風機が設計図とは違った場所にそれも数を減らされて設置されているという状況に目を疑いました。

     つまり、6カ所に送風機をつけるように設計されているにもかかわらず、5カ所しか付けられていなかったという手抜き工事も激しいものでした。そんなこと日本の工事現場で起きますか?

     日本の技術者たちは図面通りに責任をもってきちんと建設するでしょう。マスコミの姿勢も閉ざされた空間で唯一の望みが携帯電話なのですが、そこに電話をかけるのです。一番良心的な救助隊長が「電池が切れたらどうする!唯一の通信手段だぞ」と激怒するとなぜ激怒されるかも理解できず、生放送中に妨害したと逆切れするのです。

     日本のマスコミをよく批判していますが、こういう時の協力度合は当たり前ですが、日本の方が紳士的です。大規模な崩落事故なので初めは韓国中の話題となり、救助の状況を固唾を飲んで見守っているのですが、10日も経つと、だんだん飽きてくるのか、一人を助けるのに一日どれだけのお金を使っているのかという文句が出始めるのです。

     救助する側もどうせ死んでるよといい加減な作業をし、そのために事故が発生し、一人が亡くなるのです。すると、二週間以上たって生死も分からない一人の人間を助けるために犠牲者が出ると世論がコロッと変わるのです。

     でもこの事故の原因はトンネルの手抜き工事です。しかし、閉じ込められた主人公の妻に対して、作業中に亡くなった作業員の母親と思しき老婆がその妻にものを投げつけ当たり散らすのです。その妻はその老婆に対して「すみません」と謝るシーンがあります。

     日本では考えられませんね。もし、この事故が日本で、新築のトンネルの崩落事故など起こりうることはないと思いますが、起こってもこのようなことはありません。救助作業をする人たちは使命感を持って救出にあたるでしょうし、それでたとえ殉職してもその親が要救助者の妻に当たり散らすというのはないでしょう。

     日本だったら逆に助けられずに御免なさいとお詫びするかもしれませんね。たくさんの救助隊の中でも、救助隊長だけが責任感が強く要救助者の不安な心に寄り添って励ます箇所があり、こういう英雄的な人はいることはいるんだとちょっと安心します。
     
     でも、その他の救助隊員のような態度は日本では決してみられないものだと思います。トンネルの中の様子を調べるということで警察がドローンを飛ばすのですが、その後に数十のマスコミのドローンが飛ぶというシーンも全く理解ができません。

     セウォル号事件の時に、救助隊が船の周りの船に無駄にいて、船内に乗り込んで救助をしようとしない場面を見て、あの子供たちはもし日本の救助隊だったらほとんど助かっているはずだと思ったのですが、この映画を見てこれくらいの使命感しか持っていなかったら救助なんて到底無理だと思いました。

     あのニュースキャスターの辛坊治郎氏がヨットで遭難して海上自衛隊の飛行艇に救助された時に、「本当に日本人で生まれてよかった」といった言葉を思い出しました。日本の海保にしても、自衛隊の救助隊にしても、警察や消防の救助隊にしても日々の猛訓練と、高度な使命感を持って任務を遂行されているのを知っているので、韓国のそういう人たちとの違いを見て私も「日本人に生まれてよかった」と思うのです。
     
     ただ、日本人にとって最後の砦である自衛隊が未だに合憲・違憲というくだらない雑音が聞こえてくる現状にもう我慢がなりません。今回の選挙で、憲法改正をきちんと国民に問うべきです。いろんな方便は政治ですから存在します。
     
     でも、この危機が迫るこの時期に、憲法改正の論議をきちんと果たさないで、選挙を戦うことがあれば、自民党も語るに落ちた存在になります。それぞれの組織にはそれぞれの使命があります。今こそ安倍政権の使命を果たすべき時が来たと思います。

     さもなければ、軟弱な韓国の救助隊と何ら変わらないものになります、自衛隊員は命を懸けて国防を守っています。それを正当に評価されるべきだと思うのです。

     そしてどんな時も日本人で生まれてよかったといえる国にしなければならないとと思います。


    『井上政典のブログ』より転載
    http://ameblo.jp/rekishinavi/

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