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  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
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    安東 幹
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    坂東 忠信
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    細川 珠生
    細川 珠生
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    井上 政典
    井上 政典
    歴史ナビゲーター
    伊勢 雅臣
    伊勢 雅臣
    「国際派日本人養成講座」編集長
    河添 恵子
    河添 恵子
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    宮本 惇夫
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    元全国紙経済記者
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    石平
    評論家
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    宇佐美 典也
    エネルギーコンサルタント
    長谷川 良 (ウィーン在住)
    長谷川 良 ...
    コンフィデンシャル

    北朝鮮が核開発を止めれば日本は核武装すべきか?

     北朝鮮は今年に入り核実験、弾道ミサイル発射実験を繰り返し、核ミサイルの実戦配備に向けて国際社会の警告を無視し、着実に核兵器を保有しようとしている。北朝鮮が核開発を止め、東アジアが安定するためには何が必要なのか。また、日本の今後の国防体制はどう展開すべきなのか考えていきたい。

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    なぜ米国が前面に立って対処するのか

     国際社会全体が願っているのは「戦争は避ける」ことであろう。一部の日本の自称平和主義者はテレビなどでさかんに「米国は戦争を避けるべき。日本が巻き込まれる」といった利己的な考えを平気で地上波に垂れ流すレベルの低い議論をしている。そもそも大きな疑問はいくつかある。まず、

    1、なぜ米国がいつも対北朝鮮における交渉相手なのか

    2、自国の安全を守るのになぜ米国の顔色を伺うのか

    3、北朝鮮の問題=米国の仕事という偽り

    4、世界の警察官をやめた米国にいつまでも依存する国際社会

     いずれも米国が絡んだ疑問だが、的を射ているはずである。確かに北朝鮮は米国を名指しで挑発をしている。核ミサイルの最大の標的は米国であることは明白である。しかし北に対して核実験やミサイル開発を止めさせることは他国でもできるはずである。

     また、北朝鮮の攻撃対象は日本・韓国も含まれており、日韓が米国の顔色を伺うこともおかしい。それに拍車を掛けるように、日本のマスコミも米国の動向ばかりを報道している。北の問題は日本にも脅威を与えているのに、日本がどう防衛すべきかではなく、「北の核問題は米国頼みにしておこう」という政治・マスコミの姿勢が非常に腹立たしい。

    米朝開戦が引き起こす代償は?

     米朝開戦において米国以外に被害を被るのは日本と韓国だ。それは100%間違いない。それが現実である。北の核放棄実現させるためには

    ・戦争によって北朝鮮の政治体制を転換させる

    ・米朝対話で何らかの取引をし、核放棄を合意させる

     以外にないだろう。前者はやるかやらないか。それだけだ。ただし米国単独では絶対に行うことはない。トランプは絶対に日本や韓国を米軍と同等の作戦を求めることになるだろう。

     「北朝鮮の体制転換=金王朝の崩壊」は理想的なシナリオだが多くの代償を払うだろう。人的損失、経済的損失、北朝鮮を攻撃して体制転換が成功しても、その後の民主政治体制を築くためには多くの時間がかかる。イラクのように長年米軍と米国人を駐留させて北朝鮮を復興させるのか?有識者や自称平和主義者はそこまで考えているか?

    米朝対話と核放棄のシナリオ

     トランプ政権と日本、国際社会が連携をして、米国が北と直接対話するタイミングが来たとする。しかしそれが実現した時点でどうなるかは決まっているだろう。両者が何の事前協議もないまま、いきなりトランプと金が会うことはまずない。今も水面下で交渉し、合意を探る動きは凄まじいはずである。

     米国は今、こう思っているだろう。「自国が北の核の脅威に遭っているのに、日本や韓国を守る意味があるのか?」米国民は常にそう思っているだろう。日米安保条約は必要なのか?と。そこに北朝鮮も目を付けるだろう。つまり、米朝対話と北の核放棄の条件として、

    ・経済制裁の全面的解除

    ・日本、韓国の米軍を完全撤退

     の2つが突然、全世界に発表される…。そうなるとパニックになるのは日本である。それは大変なことである。日本から米軍が完全撤退…。

     これまで米軍に依存していた安全保障体制が消滅し、一転して防衛力が低下する事態となる。このシナリオは現実にありえることである。なぜなら米国と国際社会にとっては「北の核が脅威」なのであり、そのために北が納得する要素はそれ以外にない。

     そしてこの選択に喜ぶのは、沖縄の活動家と中国である。日本から米軍が撤退。核の抑止力もなくなった。こうなれば中国による侵略は目に見えている。

    日本が核武装する日

     米国の核の傘がなくなり、日本は自国でどのようにして防衛していくのだろうか。戦後72年、米国に守られ続けて中国や北朝鮮の侵略を食い止めてきた。時にはロシアの圧力にも対抗した。その米軍が突如いなくなる。それも北の核と引き換えに。日本人は大いにこの問題を考えなければならない。私達は歴史ある祖国を守れるだろうか。

     米・ブルッキングス研究所のトーマス・ライト上席研究員はこの問題に対して「日本と韓国は将来的に核武装を選択するだろう」と明言している。それは全て、自国を守る手段としてである。被爆国が核を持つことへのアレルギーは相当なものだが、それを否定して自国を守ることは現在の国際社会では不可能である。

     今、起こっていることは将来の問題につながる。私達現代人はそのことを理解すべきである。


    「オトナの本格国際政治マガジン JAPAN IN THE WORLD」より転載
    https://japan-in-the-world.themedia.jp/

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