■連載一覧
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  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
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  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
  • 二極化する香港 識者インタビュー
  • 香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く
  • 「雨傘革命」下の香港 揺れる一国二制度の行方
  • 揺れる香港 各派リーダーに聞く
  • 香港の普選運動 親中派民間団体代表の見方
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  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
  • 中台関係の行方
  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
  • ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ
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  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
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  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
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  • 憲法改正 ここが焦点
  • 筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談
  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年
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  • 正当防衛が蘇るのか

    韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

     休学中の大学生A氏は自宅前で父親とセメント作業中だった。ちょうど通り過ぎようとした酔っ払いの30代男性がホースに足を取られて倒れそうになった。彼は父親に毒ついて言い争いになり、止めに入ったA氏の胸ぐらまでつかみ、メガネを落として壊した。結局、A氏も対抗して男性の首をつかんで絞めたてた。

     B氏は自分の特許出願作品に関心を示す人たちに会うためホテルの部屋に行った。男性3人がいたが、B氏はすぐに自分がインターネットにアップした文に抗議しようという人たちであることを察知した。彼が部屋を出ようとすると道をふさいだので喧嘩となり、B氏はある男性の腕をつかんでねじり、首筋を押した。

     周辺でよく見かける状況だ。A氏とB氏はともに“ケンカ両成敗”で立件され、検察で「起訴猶予」処分を受けた。罪は認められるが情状が酌量されて裁判にかけられなかったのだ。二人は悔しくてたまらない。不当な暴行に対抗して巻き込まれただけなので、さもありなんだ。二人は憲法裁判所に憲法訴願を出して、起訴猶予処分取消しの決定を勝ち取った。二人の行動は正当防衛に該当するとの理由からだった。

     憲法第21条は「自己または他人の法益に対する現在の不当な侵害を防衛するための行為は、相当な理由があるときには罰しない」と規定する。正当行為、緊急避難、自救行為、被害者承諾と共に、刑法に規定された違法性阻却事由の一つだ。違法性が除去(阻却)されれば犯罪自体が成立しない。民主国家では国家のみが公権力という名前で唯一、暴力使用の正当性を持つが、その例外だ。

     これまで正当防衛条項は現実の世の中でほとんど適用されなかった。捜査便宜主義のためだ。正当防衛かどうか判定しようとすれば、捜査に手間がかかる。目撃者がおらず、当事者の陳述だけしかない時には事実関係を把握するのが難しい側面もある。

     捜査機関としては事件の展開過程を詳しく突き詰めて是非を明らかにするよりも“ケンカ両成敗”の処罰が気楽だ。しかしそれで暴力の現場を見かけても、やたらに口を挟んだら酷い目に遭うという風潮が広がった。

     ペットの犬を殴った男性を止めようとして傷害を負わせた容疑で起訴された女性が一昨日、法廷で正当防衛を認められた。正当防衛は身体だけでなく財産を防御するための行為も認められるという事実が確認されたのだ。法廷で正当防衛が蘇る契機となるよう期待したい。

     (7月12日付)

    ※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。

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