■連載一覧
  • どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
  • 2016/12/05
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  • 台湾に吹いた蔡英文旋風
  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
  • 二極化する香港 識者インタビュー
  • 香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く
  • 「雨傘革命」下の香港 揺れる一国二制度の行方
  • 揺れる香港 各派リーダーに聞く
  • 香港の普選運動 親中派民間団体代表の見方
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  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
  • 中台関係の行方
  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
  • ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ
  • 緊張 南シナ海
  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
  • 新QDRと米中軍事バランス
  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
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  • 多難な年明けのトルコ
  • EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く
  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
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  • 2015/12/11
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  • 蓮舫民進 疑問の船出
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  • 「立憲主義」について
  • 再改造内閣 始動
  • 安倍政権 新たな挑戦
  • 16参院選 注目区を行く
  • 伊勢志摩サミット
  • 憲法改正 ここが焦点
  • 筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談
  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
  • 日米首脳会談 成果と課題
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  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
  • 2016/1/26
  • 2015/10/01
  • 2013/7/08
  • どう見る金正恩体制 日韓専門家対談
  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
  • 3代世襲“完成” 北朝鮮第7回党大会
  • 検証 元料理人 藤本氏の再訪朝
  • 韓国総選挙ショック
  • 日韓国交正常化50年 識者に聞く
  • どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年
  • 日韓国交正常化50年 「嫌韓」「反日」を越えて
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  • オバマのLGBT外交 米国と途上国の「文化戦争」
  • トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月
  • オバマ外交と次期米大統領の課題
  • 2016年米大統領選まで1年
  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
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  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • 「安米経中」では対処できぬ現実

    韓国紙セゲイルボ

    未来図描いた外交戦略を

     地政学的に韓国は強大国に囲まれている。韓国の政策決定は強大国の利害関係と密接に関連しており、独自の決定は容易でない。韓国は世界10位圏の経済的実力を備えているにもかかわらず、国際社会で明確なアイデンティティーを刻印できずにいる。世界的な事件が起きれば、韓国は旗幟を鮮明にするよりは“静かな外交”に力を注いできた。

     最近、韓国は伝統的な友邦である米国と新興強大国に浮上した中国との間で選択を強いられる状況にしばしば置かれる。中国がアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を宣言すれば、韓国は米国との関係を考慮し、長考の末に参加を決めた。米国が主導し12カ国が締結した環太平洋経済連携協定(TPP)には、初期に加入宣言できず、今になって慌てて入ろうとしている。

     今まで韓国は政経分離の原則に基づいて、国家安保では米国と歩調を合わせ、経済的懸案は中国の立場を重視するという「安米経中」(安保は米国、経済は中国)を行ってきた。これがうまく作動しているうちは他の案を検討する必要はなかった。

     ところが、最近、米政府は南シナ海の領土紛争に積極的に介入し、韓国に明白な立場を迫っている。これはAIIB参加のように「安米経中」の原則では判断できない。安保の問題といって米国を支持すれば、中国は韓国が自国の利益を尊重しないと判断するだろう。経済の問題なので中国を支持すれば、米国は韓国が中国を牽制(けんせい)する戦略に加わらないと判断するだろう。したがって、われわれが決定を下そうとするなら、静かな外交や「安米経中」でない新しい原則が必要だ。

     いま韓国は実益だけは得ながら、重要懸案では尻込みするという誤解を受けている。この誤解と不満が深まれば、韓国の“無賃乗車論”が猛威を振るうことになる。

     春秋戦国時代、思想家と一般人は国家間の合従連衡を陰謀や権謀術数と見て否定的に評価した。だが、蘇秦(中国戦国時代の弁論家)は外交の重要性を看破した。「民を心安らかにするところは外交相手をよく選ぶことにかかっている。相手をよく選べば民が安らかになるが、正しく選べなければ国民は一生安らかでない」と。彼は「択交」(選んで交わる)が国家の生存と民の安定に決定的な作用をすると見た。

     いまやわれわれは未来をどのように設計するのかというビジョンを描かなければならない。目の前の問題だけで右往左往し、未来を準備できないならば、自分の決定権を行使できなかった20世紀の韓半島状況を繰り返すことになる。

     われわれの核心利益が何か、社会的合意を導き出し、それを守るために外交戦略を新しく練り直す努力をしなければならない。

    (シン・ジョングン成均館大教授・東洋哲学、11月2日付)

    ※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。

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