■連載一覧
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  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
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  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
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  • 揺れる香港 各派リーダーに聞く
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  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
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  • 中台関係の行方
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  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
  • ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ
  • 緊張 南シナ海
  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
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  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
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  • 伊勢志摩サミット
  • 憲法改正 ここが焦点
  • 筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談
  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • 首脳会談と昼食

    韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

     「チョムシム」(点心=昼食のこと)という言葉の由来はちょっと変わっている。まず、私たちが食べる3食のうち、「アチム」(朝食)と「チョニョク」(夕食)は純韓国語だが、昼食だけは漢字語だ。チョムシムという用語の起源をめぐってはさまざまな説があるが、個人的には仏教に伝わる逸話が好きだ。

     その昔、中国の唐の時代に金剛経に通じた徳山禅師という僧がいた。ある日、近くに高僧が滞在するという話を聞いて、仏法の到達度を競おうと大切に金剛経を背負って出掛けた。しばらくすると、峠で餅を売る老婆に出会った。ちょうど小腹がすいていたので徳山禅師は餅を買おうとしたが、老婆はチゲ(背負子)に載せているのは何かと尋ねる。禅師が金剛経だと答えると、「それなら金剛経について問題を出すから、答えられたら餅をタダであげましょう」というのだった。天下一の金剛道師を自任していた禅師としては断る理由がなかった。

     老婆が質問した。「金剛経に『過去心不可得、現在心不可得、未来心不可得』という言葉がありますが、禅師はどの心に点を打ちますか」。過去は既に過ぎ去るので得られず、未来はまだ来ないので得られない。現在は捉えた瞬間に過去になってしまうので、どの心で餅を食べるのかという質問だった。徳山禅師は何の返答もできなかったという。

     サラリーマンにとって昼食は非常に重要だ。主に家族と一緒に食べる朝食、夕食と異なり、昼食は職場の同僚や知人と同席する場合が多い。昼食は社会生活で人と付き合い、通じ合うための有益な手段だ。気に入った人と会食したり、食事を通してそんな関係を結んだりもする。昼食は文字通り人と人が互いに「心に点を打つこと」(この人だと心に定めること)だ。

     一昨日、3年半ぶりに開かれた韓・日首脳会談で両国首脳は昼食すら一緒に食べずに別れた。二人の会談は昼食時間の直前の午前11時45分に終わった。青瓦台(韓国大統領官邸)で見送った朴槿恵大統領が「これからどうされますか」と尋ねると、安倍晋三首相は「外にプルコギを食べに行きます」と答えた。安倍首相は青瓦台のすぐ近くにある仁寺洞の食堂で随行員たちと昼食を食べたという。韓・日関係の谷はこれほど深く冷たい。両国が古いわだかまりを谷川に流して、心に点を打つ日は果たしていつごろになるのだろうか。

     (11月4日付)

    ※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。

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