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  • 2015/12/24
  • [金正男氏暗殺] rss

    金正男氏暗殺劇の背景

    宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄

     かつて北朝鮮を「ならず者国家」と糾弾したのはアメリカの大統領であったが、北朝鮮はこともあろうに2月13日にマレーシアのクアラルンプール国際空港で、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男を暗殺するという暴挙に出た。

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    金正男氏殺害、北朝鮮の国家犯罪を闇に葬るな

     北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄で、マレーシアで殺害された金正男氏の遺体が北朝鮮に引き渡された。その引き換えに北朝鮮で「人質」となっていたマレーシア人が帰国し、捜査対象だった在マレーシア北朝鮮大使館員らも本国に戻った。これで北朝鮮による「国家ぐるみの犯罪」は闇に葬られる可能性が出てきた。何とも不可解な「幕引き」だ。

     起訴したのは実行犯のみ

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    金正男氏に亡命打診 韓国・李前政権

     先月、マレーシアで殺害された北朝鮮の最高指導者、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏に対し、韓国の李明博政権が2012年の総選挙、大統領選を前に韓国への亡命を打診したが、本人がこれを断り実現しなかったことが22日までに分かった。複数の韓国情報筋が本紙に明らかにした。韓国メディアも李政権が正男氏に亡命意思の有無を確認したと報じていたが、実際には国内政治も念頭に積極的に働き掛けていたようだ。(ソウル・上田勇実)

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    化学兵器、北朝鮮の平和への挑戦を許すな

     北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件では、化学兵器である猛毒の神経剤VXが使用された。

     化学兵器は大量破壊兵器の一つであり、戦争などで使われれば甚大な被害をもたらす。個人に対するものとはいえ、化学兵器の使用は世界平和への挑戦であり、決して容認できない。

     正男氏殺害でVX使用

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    「金正男暗殺事件」の北の容疑者の運命

     マレーシアのクアラルンプール国際空港内の「金正男暗殺事件」が起きて1カ月以上が過ぎた。マレーシアの警察当局によると、ベトナムとインドネシア出身の2人の女性は殺人の実行犯として起訴された一方、犯行直後にマレーシアを出国した4人の北朝鮮人は重要容疑者として国際手配された。マレーシア居住の北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏(46)は不起訴となったが、国外追放され、18日、北京経由で平壌に帰国したという。

     5人の北の容疑者の名前と顔が明らかになった。犯行直後にマレーシアを出国した4人は、32歳のホン・ソンハク容疑者、リ・ジェナム容疑者(57)、リ・ジヒョン容疑者(52)、オ・ジョンギル容疑者(54)で、いずれも重要容疑者として国際手配された。ちなみに、今月6日に国外追放された駐マレーシアの姜哲・北朝鮮大使は18日に一時滞在していた中国から北に戻ったという。

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    金正男氏暗殺の衝撃、韓国への亡命阻止が動機か

     「金正男(キムジョンナム)暗殺」は韓国に強い衝撃を与えた。金正日(キムジョンイル)朝鮮労働党総書記の長男であり、金正恩(キムジョンウン)委員長の異母兄である彼が、なぜ今、殺されねばならなかったのか、そもそも金正男とはどのような人物だったのか、「どうして正恩は正男を“除去”したのか」との疑いがあるのか、等々、さまざまな疑問が駆け巡っている。

     総合月刊誌「月刊中央」(3月号)に「金正男暗殺ショック」の特集が掲載され、これらの疑問を追究している。同誌はまず異母兄弟の関係性について注目した。

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    北朝鮮は“フェイク”と人質で溢れている

     マレーシアのクアラルンプール国際空港内で発生した「金正男氏暗殺事件」(2月13日)で北朝鮮が劇薬の神経剤「VX」を使用したことが判明したが、北側が「正男氏暗殺事件」を否定し、VXの使用についてもジュネーブでの軍縮会議で先月28日、在ジュネーブ北朝鮮政府代表部のチュ・ヨンチョル参事官は、「わが国には化学兵器はない」と述べ、予想されたことだが、国際社会に向かって堂々とフェイク情報(嘘)を発している。

     暗殺事件で実行犯が逮捕され、重要容疑者が拘束され、事件に関与した関係者の名前と写真が明らかなうえ、神経剤の痕跡も検証されたにもかかわらず、北側は「知らない」と言い張る。北が事実にまったく関心がなく、もっぱら自国の主張を繰り返し、フェイク情報を繰り返している国であることを実証している。その意味で、北はフェイクの確信犯といえる。

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    殺人犯が大使館に隠れている

     マレーシア警察当局は先月22日、クアラルンプール国際空港で発生した「金正男暗殺事件」で駐マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官が関与していたとして、北朝鮮大使館に事情聴取を要求したが、北側からは返答が得られなかった。

     マレーシア警察当局の捜査によって、正男氏暗殺に北が関与していたことが判明するとともに、事件に関与した北朝鮮関係者の名前と写真が公表された。犯行には劇薬の神経剤「VX」が使用されたことも明らかになったばかりだ。

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    「金正男暗殺事件」で裏切り者は誰?

     マレーシアのクアラルンプール国際空港での「金正男氏暗殺事件」は実行犯が逮捕され、犯行に使用された毒薬もほぼ解明された。そして同事件の背後に暗殺計画を立案した存在は北の対外工作機関「偵察総局」と見てほぼ間違いない。もちろん、金ファミリー関係者の暗殺では金正恩労働党委員長の承諾がなくては不可能だから、異母兄殺しの最終的責任は正恩氏にあることはいうまでもないだろう。

     ところで、日韓メディアを追っていると、正男氏を裏切り、そのフライト・スケジュールや動向を北側に流した人物について様々な憶測が流れている。「金正男氏暗殺事件」の焦点は、マレーシア警察の捜査当局から次第にメディア側の憶測へと移ってきた感がある。当然だ。北関連報道では憶測、推測こそ本来主流だからだ。北関連情報で「これこそ事実だ」と100%確信できる情報はほぼ皆無で、大部分は報道側の憶測、推測から成り立っているからだ。そして「最後の審判」は歴史に委ねられてきた。

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    「白旗」を掲げない金正恩氏への恐怖

     今月13日のマレーシアのクアラルンプール国際空港内の「金正男氏暗殺事件」が北朝鮮の最高指導者・金正恩労働党委員長の指令に基づく「国家テロ」の可能性がほぼ確実となったことを受け、日韓米、国連などは北朝鮮への制裁強化に乗り出す議論を開始している。

     北の指導者・金正恩委員長との直接会談で問題解決を図りたいと選挙戦で話していたトランプ米大統領は「許されない行為だ」と金正男暗殺事件を批判し、新大統領の口からはもはや金正恩氏との首脳会談云々の言葉は出てこなくなった。

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    臆測乱れ飛ぶ金正男氏殺害

     今月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で起きた北朝鮮の最高指導者、金正恩労働党委員長の異母兄、金正男氏の殺害事件。現地警察の捜査が進むにつれ、犯行は北朝鮮が背後で組織的に行った疑いが濃厚になっているが、肝心の殺害理由は依然として謎に包まれたままだ。なぜ正男氏は殺害されなければならなかったのか諸説入り乱れている。(ソウル・上田勇実)

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    金正男氏暗殺事件報道であえて「韓国国情院犯行説」を唱えた新潮

     北朝鮮の故金正日総書記の長男・金正男氏がマレーシアの空港で暗殺された。新聞、テレビ、雑誌はこの話題で持ちきりだ。連日の報道で事件の概要は分かりかけているが、肝心の「なぜ?」「誰が?」が解明されていない。こういう時こそ週刊誌の出番である。

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    金正恩氏の「正男暗殺」演出は頓挫

     韓国「聯合ニュース」は23日、 北朝鮮の「朝鮮中央通信」(KCNA)が同日、朝鮮法律家委員会報道官の談話として初めてマレーシアの金正男暗殺事件について報じたという。それによると、正男氏暗殺の背後に北朝鮮がいるという非難に対し、「韓国が台本を書いた陰謀」と反論した。記事では「金正男」の名前には触れていない。

     当方は北側の「韓国が書いた台本」という表現に興味をそそられた。すなわち、北側は全ての出来事を何らかの劇の演出と受け取り、マレーシアの「正男氏暗殺事件」は韓国が書いた一場の演劇(台本)と指摘し、批判しているわけだ。

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    「金正男氏の遺体」論争と偽名の生涯

     マレーシア警察は22日、金正男氏暗殺事件後、北朝鮮に帰国した4人のほか、3人の北関係者を追ってきたが、そのうち2人の身元が判明したと発表した。1人は駐マレーシアの北朝鮮大使館所属のヒョン・クァンソン2等書記官(44)、もう一人は高麗航空のキム・ウクイル職員(37)だ。「正男氏暗殺事件」に北関係者が関与していたことが判明したことで、事件は北の仕業であることが確認された。

     それにしても、暗殺工作で犯行現場の駐在外交官を動員したやり方は、事件が判明すれば駐在国との関係が険悪化する危険性を無視した最悪の選択だ。北はそれを知りながら現地駐在外交官を正男氏暗殺に駆り出したことになる。これは暗殺計画が短期間に実行に移されたことを強く示唆している。

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    金正恩政権の属性と恐怖統治

     金正男(キムジョンナム)暗殺事件は金正恩(キムジョンウン)政権の恐怖統治の断面を見せており、その意味で北朝鮮政権が相変らず不安定でいつ崩壊するか分からないと見るのも無理はない。

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    金ハンソル君は北朝鮮のハムレット?

     マレーシアのクアラルンプール国際空港で暗殺された金正男氏(45)の身元確認のため、その息子金ハンソル君(21)が20日夜(現地時間)、マレーシア入りし、遺体の確認を行ったという情報が流れているが、日本時間21日午後6時現在、未確認だ。

     マレーシア側としては遺体が金正男氏であることを確認するために家族のハンソル君にDNAサンプルの提供を要請してきた。北朝鮮側は遺体が金チョルという旅券を所有していたことから、正男氏ではないと主張し、遺体の早急な引き渡しを強く要求している。ハンソル君が遺体が父親正男氏であることを確認すれば、北側の主張は崩れる一方、暗殺の背後に北側の暗躍があったことが更に明らかになる。

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    「正男暗殺」の次は「正恩暗殺」?

     金正男氏の暗殺事件を捜査中のマレーシア警察当局は19日、事件発生後、初めて記者会見を開き、これまでの捜査結果などについて発表した。その情報をもとに、「正男氏暗殺事件」の時間的推移を再現してみた。

     マレーシア警察の発表から「正男氏暗殺事件」が北朝鮮の対外工作機関「偵察総局」が主導した犯罪だったことがほぼ確認できた。そこで発表されたデーターから事件がどのように実行に移されていったかを考える。

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    「正男氏暗殺」は余りにもズサン!

     マレーシアからの情報によると、「金正男氏暗殺事件」を捜査中の現地の警察当局が18日、北朝鮮の旅券を所持する46歳の容疑者(リ・ジョンチョル)を逮捕したと発表した。犯行が北の仕業の可能性が濃厚となってきた。同時に、その結論が正しいとすれば、北朝鮮の工作活動も変わった、といわざる得ない。

     拘束された北旅券の持ち主はマレーシアでの労働ビザを所有していたという。その人物が正男氏暗殺に係っていたことになる。こんなズサンな暗殺計画はない。その人物が数日後、逮捕されたとしても不思議ではない。

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    中国と北朝鮮と正男氏を繋ぐ“謎の人物”

     マレーシアからの情報によると、金正男氏暗殺事件では青酸カリより数倍毒性の強い毒薬が使用された可能性があるという。冷戦時代を取材してきたジャーナリストならば、東欧共産党政権が傘の先に毒物を塗り、反体制派活動家を暗殺したケースを思い出すだろう。その意味で、毒物を利用した暗殺は珍しくなく、古典的な暗殺方法といえる。

     拘束されたベトナム人女性が毒物入りの瓶をカバンに持っていたというから暗殺意図は明確だが、拘束された2人の女性と1人の男性からは北朝鮮工作員らしさがあまり感じられない。21世紀の北工作員は冷戦時代に訓練された北工作員とは異なるのだろうか。或いは金正男氏暗殺事件の主犯は北ではないのかもしれない(「『正男氏暗殺』の主犯は本当に北側か」2017年2月17日参考)。

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    金正男氏暗殺、恐怖政治で権力固める異常さ

     北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男氏がマレーシアのクアラルンプール国際空港で殺害された。マレーシア警察は北朝鮮の工作員とみられる女2人を逮捕した。

     正恩氏の「指示があった」(韓国の情報機関・国家情報院)との見方が有力だ。事実であれば、異母兄まで殺害する異常さは衝撃的であり要警戒である。

     処刑を繰り返す正恩氏

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    張成沢氏処刑の延長戦

     北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が毒殺された事件をめぐって「なぜ、今の時期に殺されたのか」という疑問が膨らんでいる。

     金正恩委員長は2011年末、最高指導者に就任以来、労働党と軍部の高官130人以上を処刑した。金委員長の父(故金正日総書記)と祖父(故金日成主席)は粛清といえば左遷、教化所(服役)や政治犯収容所送りが大部分だった。しかし、金委員長の粛清は公開処刑がほとんどである。

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    「正男氏暗殺」の主犯は本当に北側か

     異国で特定の人物を暗殺する場合、実行者は必ず他国駐在、ないしは自国から直接派遣のキラーだ。具体的にいえば、北朝鮮がマレーシア訪問中の金正男氏を暗殺しようとすれば、駐マレーシアの同国外交官、工作員を動員することは絶対にない。暗殺がうまくいかなかった場合、北とマレーシア間で外交問題が生じ、最悪の場合、マレーシアは北側との外交関係を切る危険性が出てくるからだ。

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    異母兄、正男氏の暗殺 中国が切り捨てた可能性

     金正男氏の暗殺計画は過去にも何件か報じられたことがある。最初に報道されたのは2004年11月だ。「後継者問題に絡んで反正男グループが正男氏をウィーンで殺害しようとしたが、その情報をキャッチしたオーストリア内務省はすぐに駐オーストリアの北朝鮮大使に連絡し、暗殺計画の中止を要請。そのため、正男氏暗殺計画は阻止された」という内容だった。

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