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  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
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  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
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  • 新閣僚に聞く
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  • 安東 幹
    安東 幹
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    浅野 和生
    浅野 和生
    平成国際大学教授
    筆坂 秀世
    筆坂 秀世
    元日本共産党書記局長代行
    早川 忠孝
    早川 忠孝
    前衆議院議員
    細川 珠生
    細川 珠生
    政治評論家
    神谷 宗幣
    神谷 宗幣
    龍馬プロジェクト全国会 会長
    中村 仁
    中村 仁
    元全国紙経済記者
    中村 幸嗣
    中村 幸嗣
    元陸上自衛隊医官
    西田 健次郎
    西田 健次郎
    OKINAWA政治大学校
    櫻田 淳
    櫻田 淳
    東洋学園大学教授
    土屋 たかゆき
    土屋 たかゆ...
    前東京都議会議員

    9条以外を改正という茶番が待っている!?

     2017年10月22日の総選挙は、70数年間に渡り日本の安全保障と外交を縛り続けた日本国憲法が、改正に向けて歩みだした選挙として歴史に刻まれるのだろうか。自主憲法制定が党是である自民党はもちろん、希望の党と日本維新の会も改憲には積極的だ。公明党は世の中の空気を読んで憲法への態度を決めるだろうし、あの立憲民主党さえ第9条はともかく、憲法改正をすべて阻止すべきとは言っていない。

     さらに重要な点は、安倍総理が憲法改正を争点の一つに挙げ、他の政党も改憲に対して立場を明らかにして選挙を戦った点である。選挙結果はふたを開けるまで分からないが、それでも憲法改正絶対阻止を掲げる社民党と日本共産党が併せて3分の2を取ることだけはない、と断言できる。

     だからと言って、総選挙後、憲法改正がスムーズに進みだすと考えるのは早計である。真面目な自民党員にとって憲法改正は悲願かもしれないが、与党議員の「旨み」を味わうことだけが目的の不埒者にとっては、「自主憲法制定」や「憲法改正」は選挙時の集票道具に過ぎない。それは、第一次安倍政権誕生まで、憲法改正手続き法に着手さえしなかった歴代自民党政権の態度からもうかがい知れる。そういう不埒ものにとって、憲法改正の実現は集票道具の喪失であり、何としても阻止したいはずだ。執行部が他の政党と妥協できる案を提出しても、原理主義的な主張をすることで一見「筋」を通し、憲法改正の邪魔をするといった政治劇が繰り広げられる可能性はゼロではない。事実、現段階ですでに原理原則論を振り回す自民党議員は存在する。

     本音では憲法改正を望まない者を抱えるという内部事情は、自民党に限らない。国会議員でいたいがためだけに踏み絵を踏まされた希望の党の議員なども同様だろう。また、公明党の支持団体である創価学会には、憲法9条のお陰で平和が守られたと信じる9条信者が少なくない。さらに、立憲民主党は9条改正には断固反対するだろうし、参議院に目を転じれば烏合の衆の代表、民進党も健在だ。

     こう考えると、今回は9条には手を付けず、人権条項を手厚くする改正だけを行うというのが、落としどころになる可能性も否定できない。そうすれば自民党は引き続き「9条改正を目指す」という主張で保守票を独占できるし、公明党は創価学会に顔が立つ。希望の党や立憲民主党も、これまでのような硬直的な野党、何でも反対するだけの野党ではないと国民にアピールできる。何とも国民をバカにした話だが、政治家が国民をバカにしているのは今の始まった話ではない。

     それでも、国民との約束を果たし、マスコミからの集中砲火にあい、向こう傷を受ける覚悟で9条改正に向かっていく愚直な政治家がいるはずだと期待している。誰が偽物で誰が本物の愛国者なのかを見極める、またとない機会が訪れようとしているのだ。

     いずれにしても10月22日に新たな勢力図が決まる。

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