■連載一覧
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  • 2014/7/08
  • 南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く
  • ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権
  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
  • 中台関係の行方
  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
  • ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ
  • 緊張 南シナ海
  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
  • 新QDRと米中軍事バランス
  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
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  • 2014/2/14
  • 2013/4/18
  • ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く
  • 多難な年明けのトルコ
  • EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く
  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
  • 2017/9/01
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  • 第3次改造内閣 信頼回復へ始動
  • ’17首都決戦
  • 施行から70年 憲法改正を問う
  • どうなる「民共協力」 27回共産党大会の焦点
  • 蓮舫民進 疑問の船出
  • 新閣僚に聞く
  • 「立憲主義」について
  • 再改造内閣 始動
  • 安倍政権 新たな挑戦
  • 16参院選 注目区を行く
  • 伊勢志摩サミット
  • 憲法改正 ここが焦点
  • 筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談
  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
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  • 弾劾の波紋 漂流する韓国政治
  • 検証・金正恩統治5年
  • どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層
  • どう見る金正恩体制 日韓専門家対談
  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
  • 3代世襲“完成” 北朝鮮第7回党大会
  • 検証 元料理人 藤本氏の再訪朝
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  • 日韓国交正常化50年 識者に聞く
  • どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年
  • 日韓国交正常化50年 「嫌韓」「反日」を越えて
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  • 米軍再建への課題-元上級将校の提言
  • トランプ政権始動
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  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
  • オバマのLGBT外交 米国と途上国の「文化戦争」
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  • オバマ外交と次期米大統領の課題
  • 2016年米大統領選まで1年
  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
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  • 安東 幹
    安東 幹
    共産党問題
    浅野 和生
    浅野 和生
    平成国際大学教授
    坂東 忠信
    坂東 忠信
    元警視庁北京語通訳捜査官
    筆坂 秀世
    筆坂 秀世
    元日本共産党書記局長代行
    古川 光輝
    古川 光輝
    保守国際派
    後藤 文俊
    後藤 文俊
    流通コンサルタント
    早川 忠孝
    早川 忠孝
    前衆議院議員
    細川 珠生
    細川 珠生
    政治評論家
    井上 政典
    井上 政典
    歴史ナビゲーター
    伊勢 雅臣
    伊勢 雅臣
    「国際派日本人養成講座」編集長
    神谷 宗幣
    神谷 宗幣
    龍馬プロジェクト全国会 会長
    河添 恵子
    河添 恵子
    ノンフィクション作家
    菊池 英博
    菊池 英博
    日本金融財政研究所所長
    宮本 惇夫
    宮本 惇夫
    企業・経営
    森口 朗
    森口 朗
    中央教育文化研究所代表
    尾関 通允
    尾関 通允
    経済ジャーナリスト
    中村 幸嗣
    中村 幸嗣
    元陸上自衛隊医官
    西田 健次郎
    西田 健次郎
    OKINAWA政治大学校
    櫻田 淳
    櫻田 淳
    東洋学園大学教授
    石平
    石平
    評論家
    土屋 たかゆき
    土屋 たかゆ...
    前東京都議会議員
    宇佐美 典也
    宇佐美 典也
    エネルギーコンサルタント
    長谷川 良 (ウィーン在住)
    長谷川 良 ...
    コンフィデンシャル

    安倍退陣が切迫する大誤算解散

    自民党政権は継続する

     衆院が解散され、自公政権と小池新党が激突することになりました。最大の焦点は、解散、総選挙という選択が大誤算となり、「安倍首相の退陣」を自ら招き寄せる結果を招くのではないか、です。小池氏側は「安倍退陣」を最大の標的にしていますから、政策調整の不備は後回しでいいと考えているのでしょう。

     安倍首相に対しては「大義なき解散」という批判が多く聞かれます。政権党は「有利な選挙情勢の時を狙って解散する」というのが常道です。争点、つまり「大義」は後から用意することが多く、「大義のある解散」でないことは少なくないのです。安倍政権存続、継続のために、野党の態勢が整わないタイミングを狙ったということでしょう。政治ではよくあることです。問題はそれが正しい読みだったのか、です。

     「北朝鮮が核ミサイル実験を繰り返し、国際的な批判が高まっている今だ」、「民進党が腰砕けの今だ」という読みです。北朝鮮問題では、米朝間の挑発政治の道具にされているとの批判が聞かれることが多くなりました。また、腰砕けになった民進党は希望の党との合流に駆け込んでしまいました。解散がなければ、そこまで急進展しなかったでしょう。読みは狂ってきたのです。

     小池氏側に対しては、「実現可能で、具体的な政権公約を早急に示すことだ」、「首相指名では誰にするのか示していないのは無責任だ」との批判が聞かれます。小池氏にとっては、安倍首相を退陣に追い込むのが最大の狙いでしょうから、そんな批判は覚悟の上のことでしょう。国民にとっても小池首相では不安一杯なのです。

     小池氏は首相になったら逆に困る
     安倍政権が衆院選で大敗しても、過半数は取り、第一党の座は守るでしょう。逆に希望の党が第一党となり、しかも過半数をとるということはまずないでしょう。希望の党が第一党となり、小池氏(衆院選に出馬が条件)が首相に指名されたら、逆に困るのです。選挙対策上は、小池氏は「政権奪取の意欲」を示しています。実際は政治的な能力がないまま、政権党なってしまったらかれら自身も困るのです。

     政治経験が少ない小池チルドレン、政治、経済、外交を大混乱に陥れた民主党の残党が今、政権を担えるはずはありません。担ったら第二の民主党となることは間違いありません。野党第一党として、経験を重ね、党としてのまとまりもつけていき、次のチャンス狙う。小池氏の考えはそんなところでしょう。

     では安倍氏がそのまま総理総裁の座に居続けてたらどうなるか。選挙で大敗した安倍氏が首相を続けたら支持率はどんど落ちるでしょう。ですから首相交代は必至です。次の首相は誰か。岸田、石破、野田氏らが総裁選を戦い、後継者を決めることになるのでしょう。強権的な安倍氏と肌合いが違いますから、変化は起きます。

    国難突破とは苦しい言い回し

     安倍首相の解散表明の記者会見は相当、おかしかったですね。「国難突破解散」という位置づけは、感覚がずれていました。諸悪の根源は北朝鮮にあり、圧力をかけることは必要でも、「北朝鮮情勢は国難である」との発言は奇妙でした。「国難」とは、北朝鮮が攻撃を仕掛けてきたといった戦争状態などを指します。そんな段階ではありません。「国民の声を(選挙で)聞かなければならない」も、相当に苦しい言い回しです。

     少子高齢化問題も北朝鮮情勢と並列して「国難」扱いをし、「自ら先頭に立って、国難に立ち向かっていく」も、首を傾げるような取り合わせです。「私は全身全霊を傾け、国民の皆様とともに突破していく」は、恐らく首相自らが直接、書き加えたに違いない。これもちぐはぐな表現で、無理して解散したなという印象です。

     消費税率10%(2019年10月)の際には、「高等教育、幼児教育の無償化を進める」というのはどうでしょうか。2年先のことをなぜ今、持ち出すのか、必然性は感じられません。選挙の目的は政権継続にあり、野党の準備が進まないうちにうってでる。政治はそういうものですから、間違いだというつもりはありません。

     こう考えると、首相が選んだタイミングの適否が、最大の問題だと思いますね。後世、今回の総選挙が論じられるとすると、「大誤算解散」という視点から評価されるのでしょうね。


    「新聞記者OBが書くニュース物語 中村仁のブログ」より転載
    http://blog.goo.ne.jp/jinn-news

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