■連載一覧
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  • 香港・中国返還20年 「一国二制度」の前途
  • 台湾に吹いた蔡英文旋風
  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
  • 二極化する香港 識者インタビュー
  • 香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く
  • 「雨傘革命」下の香港 揺れる一国二制度の行方
  • 揺れる香港 各派リーダーに聞く
  • 香港の普選運動 親中派民間団体代表の見方
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  • 2015/7/12
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  • 南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く
  • ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権
  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
  • 中台関係の行方
  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
  • ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ
  • 緊張 南シナ海
  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
  • 新QDRと米中軍事バランス
  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
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  • 多難な年明けのトルコ
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  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
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  • 新閣僚に聞く
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  • 16参院選 注目区を行く
  • 伊勢志摩サミット
  • 憲法改正 ここが焦点
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  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
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  • 弾劾の波紋 漂流する韓国政治
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  • 米軍再建への課題-元上級将校の提言
  • トランプ政権始動
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
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  • オバマ外交と次期米大統領の課題
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  • 2013/9/30
  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • 各党代表質問、不安残す立憲の安保政策

     衆院本会議で安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党代表質問が始まり、立憲民主党の枝野幸男代表、自民党の岸田文雄政調会長、希望の党の玉木雄一郎代表が質問に立った。衆院選、第4次安倍内閣の発足を受けての新たな与野党の枠組みによる国会論戦だが、焦点は民進党が立憲民主党と希望の党に分裂した原因でもある憲法・安全保障をめぐる議論だった。

    集団的自衛権行使に反対

     野党第1党になった立憲民主党の枝野氏は、2015年の通常国会で制定された安保関連法について「いわゆる安保法制、集団的自衛権の行使は、立憲主義の観点から決して許されない」と述べた。これは、同党の立憲を冠する党名が、安保法制反対運動が標榜(ひょうぼう)した「立憲主義」から来ているためだ。

     このためか、枝野氏は「安保法制を前提」として憲法に「自衛隊を明記すれば、地球の裏側まで行って戦争ができることになる」「専守防衛を大きく逸脱する」と訴えた。地球の裏側での戦争を政府は従来否定しており、不毛な水掛け論である。

     安保法制を「違憲」と叫ぶのであれば「合憲」と認め得ると判断する憲法改正案の提示を排除しないのが、本来の立憲主義であろう。しかし、衆院選中も含めて同党にそのような訴えは全くない。

     枝野氏は、同党が「専守防衛に徹する自衛隊や、個別的自衛権の行使について、合憲であるとの立場」だと強調することで憲法9条堅持の姿勢を示した。集団的自衛権の行使を禁じた古い政府憲法解釈の支持でもあり、国連憲章で独立国に認められている自衛権を制限する護憲イデオロギーを脱していない。

     それにもかかわらず同氏は、現代を「古いイデオロギーの時代ではない」と主張して「右でも左でもなく、上からの権威主義的な政治に対して、草の根からの、国民の声に基づく民主主義を、もう一度立て直す」と述べた。これは、敗戦後に社会党などが展開した護憲運動を見せ掛けだけ改めて繰り返しているにすぎない。

     北朝鮮は、同国のミサイルが具体的にわが国や米国を射程に収めているとして威嚇しており、緊密かつ強力な日米同盟で抑止力を向上させて対処する必要がある。この点、同党の政策は不安を残すと言える。

     希望の党の玉木氏は、憲法改正を幅広く議論すると表明した一方、「『自衛隊を9条に明記する』だけの改憲提案には違和感を禁じ得ない」として「わが国が行使できる自衛権の範囲や行使の要件などの議論もせず、単に自衛隊を位置付けるとの議論は極めて不誠実」と訴えた。

     確かに、自民党が発表した憲法改正草案は「自衛権の発動」に改正の重点があり、自衛権の規定こそが憲法・安保問題をめぐる論議の核心だ。その際、わが国の取り得る選択肢を狭めることは、むしろ平和に逆行することに留意すべきだ。

    保守派の発言に期待

     両野党代表の質問に、これまで民進党内に存在した政策の違いが顕著に示された。共産党との共闘で封印されていた保守派の発言が、国会に新風を吹き込むことを期待したい。

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