■連載一覧
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  • 2016 世界はどう動く-識者に聞く
  • 戦後70年 識者は語る
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  • 2015/1/07
  • 2014/1/06
  • 香港・中国返還20年 「一国二制度」の前途
  • 台湾に吹いた蔡英文旋風
  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
  • 二極化する香港 識者インタビュー
  • 香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く
  • 「雨傘革命」下の香港 揺れる一国二制度の行方
  • 揺れる香港 各派リーダーに聞く
  • 香港の普選運動 親中派民間団体代表の見方
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  • 2015/12/26
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  • 南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く
  • ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権
  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
  • 中台関係の行方
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  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
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  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
  • 新QDRと米中軍事バランス
  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
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  • 多難な年明けのトルコ
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  • 伊勢志摩サミット
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  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • 北朝鮮 制裁の現実
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  • 9年ぶり左派政権 文在寅大統領の韓国
  • 弾劾の波紋 漂流する韓国政治
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  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
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  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • 北朝鮮ミサイル脅威、対決姿勢の真意見極めよ

     北朝鮮は「最大の祝日」である故金日成主席生誕の日(太陽節)を迎え、約1年半ぶりとなる軍事パレードを実施した。最高指導者・金正恩朝鮮労働党委員長が観覧する中、7種類の弾道ミサイルが公開された。

     国威発揚を図るとともに米国との対決姿勢を鮮明にしたものとみられるが、いたずらに浮足立つのは賢明ではない。北朝鮮指導部が何を狙っているのかその真意の見極めが必要だ。

     自滅の道は選ばない

     今回特に緊張が高まっているのは、トランプ米政権が北朝鮮への圧力を強めたためだ。米中首脳会談の最中に米国がシリアを攻撃したことが北朝鮮への警告と受け止められたほか、空母カール・ビンソンを韓半島近海に向け派遣したことで、あたかも米国が近いうちに北朝鮮に軍事攻撃を仕掛けるかのごときムードが広がった。

     これに対し、北朝鮮は強く反発。正恩氏の側近の一人で、軍事パレードで演説した崔竜海党副委員長は「全面戦争には全面戦争で、核戦争には核攻撃戦で対応する」と威嚇した。また翌日には、失敗に終わった可能性が高いものの、東海岸沿いから日本海に向け弾道ミサイル1発を発射している。

     どんなに強硬な姿勢を突き付けられても、それに輪を掛けた強硬路線で自ら緊張をつくり出し、相手が萎縮して譲歩するのを待つのが北朝鮮のやり方だ。

     だが重要なのは、周辺国のミサイル迎撃態勢や報復能力が整いつつある現在、北朝鮮が戦争を引き起こしてまで自滅の道を選ぶとは考えにくく、挑発や威嚇は体制維持を大前提にした戦略・戦術の可能性が高いという点だ。国際社会に「核保有国」の地位を認めさせ、米国と対等な立場で協議し経済制裁解除や体制保障を取り付けるのが最終目標とみられている。対決姿勢を強めているのは自分たちに有利な条件で対話に臨むためだ。

     北朝鮮がこうした強硬路線を取るのは、外交・安全保障ラインが不安定で政策に一貫性がないとの指摘もあるトランプ政権側にも一因がある。日韓などアジア太平洋4カ国を歴訪中のペンス米副大統領は、北朝鮮の揺さぶりに動じない断固たる姿勢を打ち出す必要があろう。

     軍事パレードでは新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定されるものや潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、さらにこれを地上配備型に改良した中距離弾道ミサイル「北極星2型」などが登場したが、その様子を伝えた日本の報道に問題はなかっただろうか。

     取材で気を付けたいのは、未知の国・北朝鮮に足を踏み入れる高揚感でいそいそと出掛けてしまい、彼らの兵器に圧倒され、その宣伝に終始することだ。表面の動きだけを追えば結果的に緊張を煽(あお)ることになる。

     迎撃能力強化も急げ

     もちろん、金正恩政権が弾道ミサイルで日本や韓国を攻撃しないとは言い切れない。日本は大気圏外を想定したイージス艦搭載のSM3と大気圏内向けの地上配備型のパトリオット(PAC)3による二段構えをさらに強化する重層的な迎撃システムの構築を急ぎ、北朝鮮の攻撃意思をくじくべきだ。

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