■連載一覧
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  • 香港・中国返還20年 「一国二制度」の前途
  • 台湾に吹いた蔡英文旋風
  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
  • 二極化する香港 識者インタビュー
  • 香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く
  • 「雨傘革命」下の香港 揺れる一国二制度の行方
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  • 香港の普選運動 親中派民間団体代表の見方
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  • 2014/11/06
  • 2014/7/08
  • 南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く
  • ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権
  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
  • 中台関係の行方
  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
  • ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ
  • 緊張 南シナ海
  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
  • 新QDRと米中軍事バランス
  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
  • 2017/7/26
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  • ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く
  • 多難な年明けのトルコ
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  • 新閣僚に聞く
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  • 憲法改正 ここが焦点
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  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
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  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
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  • 2013/7/08
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  • 2015/10/07
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  • 米軍再建への課題-元上級将校の提言
  • トランプ政権始動
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
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  • トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月
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  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
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  • JAXA宇宙探査計画
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  • 秋山 昭八
    秋山 昭八
    弁護士
    舟田 譲二
    舟田 譲二
    アカデミー学院 学院長
    平井 基之
    平井 基之
    東大に文理両方に合格した男
    久保田 信之
    久保田 信之
    教育評論家
    太田 和宏
    太田 和宏
    地方・教育部長
    杉原 誠四郎
    杉原 誠四郎
    教育研究者
    棚橋 嘉勝
    棚橋 嘉勝
    元・文京区教育委員、教育評論家
    加藤 隆
    加藤 隆
    元・小学校教諭、名寄市立大学教授

    まかり通った日教組推薦 革新行政下の校長人事

    苦言を呈した田中角栄

     庶民宰相と呼ばれた田中角栄(1918~93。首相在任72年7月~74年12月)は、今なお語りぐさだが、今年出版された「田中角栄100の言葉」(宝島社)の中には、戦後教育の問題点について明言したものがある。

     「教育に政治を持ち込み混同させていることが間違いだ。一定の思想(筆者注・教科書問題の背後の反日的な共産主義思想)を混同させ、教育を混乱に追い込んでいる。政治から教育を切り離すことが急務だ」

     教師になった私が戦後の教育に危機感を持ったのは、公立小・中・高の学校が、当時の社会・共産両党の政治の道具にされていることだった。日教組(日本教職員組合)という教員労組がその指揮をとり、社会党国会議員、地方議員を生み出していた。

     公務員も個人としては選挙の自由はあるが、組織としての票集め、資金集めはもちろん違法なのだ。しかし、日教組は法を破り政党支持を明らかにした。

     母国を愛し、世のため人のために有能有為な人材を育て、隣人愛と家族愛に満たされた社会に有能な人間に育てるのが教育の最大の目的である。公立学校においても然り。私はそのように考える。

     それが戦後の日教組により間違った方向に流された。小・中・高の公立学校生徒の父母が戦後の日教組教師を恐れたのは、そのことであった。しかし、父母、国民はそれを知りつつも、我が子が教師のいじめに遭うことのないように沈黙を守った。

     その結果、戦後の異常な教師の世界、日教組の政党支持がからんだ“いじめ”教育の実態は教師の間に及んでいった。「一定の思想を混同させ、教育を混乱に追い込んでいる」と、かつて田中元首相の語ったとおりの出来事だった。

     特に私が赴任した北海道は、かつての共産国・ソ連に近接していたせいか北教組(北海道教職員組合、日教組に所属)の勢いは強かった。革新系知事になると、さらにそれは強化され、管理職である校長も北教組推薦の形が見え隠れした。

     私が最後に勤務した公立中学校のN校長は、北教組出身といわれた剛の者だった。地方都市のドーナツ現象で田んぼの中にできた新設中学校の初代校長だった。

     私は別のK中学校の3年A組担任教師だった。当時、道内公立中学校に女性教師の数は少なかった。クラス担任をする女性教師はまれで、私は願い出て担任をしていた。新設中学ができると、直ちに私が引き抜かれた。せめて担任している3年A組の生徒たちを卒業させるまで半年待ってほしい。そう訴えたが聞かれなかった。

    適性が疑わしい人でも

     やむなく私は新設中学校に転勤した。次々に若い教師たちも増えてひとりの年頃の女性教師も加わった。間もなく同僚の男性教師と恋仲になった。しかし、N校長はこの女性教師に嫌がらせをし、そして二人の仲を裂こうとした。私は彼女を呼んで真意を聞き、密かに二人を結婚させた。

     さらにN校長は四季折々に学校行事の度に酒席を設けたが、年ごとに教員の数は増え、若い青年教師らの中には酒の飲めない者もいた。しかし、酔っ払ったN校長は強引に酒を飲ませようとした。「酒ぐらい飲めなくて教師ができるか!」。

     私は彼らをかばい、N校長に言った。「校長先生おやめなさい。酒が飲めなくてもジュースやサイダーで彼らは喜んでいるじゃないですか。そんなに飲ませたければ、私を相手になさい」。「おっ、そうか!」。

     N校長は一升瓶を手にして私と向き合った。若い教師らの見守る中で一騎打ちが始まった。そして遂に彼は言った。「負けた!もうよい…」。無念そうなN校長の最後の言葉だった。

     労組推薦が校長人事を左右した革新道政の時代。日教組は不可解な管理職を育てたのだった。

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