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    仲村 覚
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    仲里 嘉彦
    仲里 嘉彦
    万国津梁機構理事長
    西田 健次郎
    西田 健次郎
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    宮城 能彦
    宮城 能彦
    沖縄大学教授

    豊見城市議会が抗議集会の会場変更求める

    元米兵事件の抗議集会は政治集会色強く

     沖縄県の豊見城市議会は14日、元米兵による遺体遺棄事件に抗議する集会の会場変更を求める意見書を賛成多数で可決した。
     革新系団体・政党を束ねる「オール沖縄会議」が19日に那覇市の奥武山陸上競技場で抗議集会を開催するため、県高野連は隣接する野球場で予定していた試合を他会場に変更することを余儀なくされた。これについて、「球児の夢である会場を移してまで行う抗議大会は、県民の理解を得られるどころか逆に反発を招く」と指摘。集会を開くこと自体には反対しないとした上で、会場変更を県知事、県教育長、那覇市長に求めた。
     大会は「県民大会」と銘打っているが、政党では自民と公明が不参加。参加する首長は41人中、14人と大半は参加しない。しかも首長には16日、参加要請がファックスで送られるという簡素なものだった。
     以下は決議文の全文。

    第98回全国高等学校野球選手権大会沖縄大会の会場変更についての意見書

     今回、オール沖縄沖縄会議の主催で、4月28日に発生した事件に抗議する県民大会が6月19日、奥武山陸上競技場を会場として開催される事が決定しております。
     同じく6月19日には、第98回全国高等学校野球選手権沖縄大会が沖縄セルラースタジアム那覇にて1回戦3試合を行う予定でありましたが、県高校野球連盟はその混乱を避けるという口実で他の会場に変更して行うと聞いております。
     沖縄セルラースタジアム那覇は旧奥武山野球場時から県内高校球児の聖地といっても過言ではありません。そこでプレーができるという事が高校球児の夢なのです。今回、その球児の夢である会場を移してまで行う抗議大会は県民全体の理解を得られるどころか、逆に反発を招くのではないでしょうか。高校野球はあくまで教育の一環であり、学習の場である事に変わりはありません。6月19日の開催は以前から決定している事であり、抗議大会の主催者であるオール沖縄会議の3名の共同代表者や事務局方は、夢と希望をもって健全にスポーツに取り組む子供達に対し配慮して、奥武山公園施設以外での選択はなかったのか疑問を感じ残念でなりません。
     今回の事件に対する県民大会を開催することは当然であり、賛同もいたします。しかし、この「県民大会」は沖縄県知事を中心とした超党派の県民総意の了承のもとに、本当の意味での「県民大会」にすべきです。
     よって、人権及び教育的見地から高校野球関係者に対しても配慮し、県民大会の会場の変更を促していただき、選手権沖縄大会も県民大会も県民総意で開催されるよう要請する。
     以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
     平成28年6月14日
     沖縄県豊見城市議会

     あて先
     沖縄県知事
     沖縄県教育委員会教育委員長
     那覇市長

    「教育上、道徳上、大きな問題」

    宜保安孝議員の賛成討論(要旨)

    宜保安孝議員

    宜保安孝議員

     過日、高校野球の集大成である今回の夏の大会に向けて球児達と共に夢を追い、汗を流してきた指導者から話を聞く機会があった。
     学校内において今回の件に関して賛否の分かれる議論があった。既に決まっていたはずの会場に県民大会が入ってきたことに対する不満を野球部員が口にしたところ、「野球部は県民大会の邪魔をするのか」などの反論を他の生徒から受けてしまい、頭が混乱しているとの相談があった。
     今回の集会が県民総意の中で計画されなかったこと、さらに、政治色の強い一団体の要請を最優先したことは、教育上、道徳上、公共施設の管理計画上、大きな問題だと考える。
     高野連の理事長も進んで会場を提供したとマスコミで報道されてたと瀬長宏議員が述べていたが、宜保晴毅市長が高野連の担当者に確認をとってもらった所、理事長は「数万人規模の集会があると生徒達の安全上、危険なので仕方なく場所を移さなければならない」と言っていた。また、「他の団体が抗議集会をすることになっても場所を移すのか」と聞いたら「答えることができません」と述べたという。
     今回の大会は趣旨、日時、場所、遺族の心情に十分配慮し、そして、超党派で検討し、多くの沖縄県民が参加できる大会にすべきであると考える。
     空港から近く、日帰りができて、他府県からの労働組合や政治団体が集いやすいことが前提での場所選定ならば本末転倒であり、もはや、「県民大会」ならぬ赤や黄色の幟がはためく「全国大会」にならないか危惧する。
     19日の大会当日、奥武山公園内で行われる行事として、県立武道館にて全九州高校柔道大会が予定されている。トレーニング室ではパワーリフティング協会の研修、多目的広場や少年野球場では那覇地区中学校野球大会、庭球場ではテニスの県ミックスダブルス選手権大会など多くの日程がある。
     さらには、大会が行われる陸上競技場の隣の屋外プールではJOC夏期水泳大会沖縄予選が開催され、例年、多くの児童生徒、役員、保護者が訪れる。隣接する会場からの大音量の発言、怒号、シュプレヒコールがこの日を目標に頑張ってきた選手のメンタルにどれだけの影響があるのかとても不安だ。
     これらの大会に対して、一体どのような配慮がなされてきたのか。オール沖縄を名乗る方々は大会当日、奥武山公園に集い、夢を追いかけ、目標に向かって頑張る県民、市民に対してどのような配慮を考えているのか疑問だらけだ。強行して大会を開催しても、決して県民の想いを反映できる大会にはなり得ないと考える。

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