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  • 2015/12/24
  • 朝日新聞・慰安婦報道の取り消し記事、未公表3本を特定

     朝日新聞社は8月5日に、同紙掲載の韓国・済州島で慰安婦を強制連行したとする吉田清治氏(故人)の証言を虚偽として証言に依拠した関連記事16本を取り消した。そのうち12本については今月9日に、掲載日などを明らかにしたが、世界日報社は17日までに、残る未公表4本の記事のうち3本を特定した。3本は寄稿を含み、吉田証言の反応やその引用を織り込んだ記事で、掲載によって吉田証言の内容の既成事実化を図ろうとする朝日新聞の意図がうかがえる。
    (朝日新聞の虚報調査研究班)

    テレビとのタイアップ浮き彫りに

    700 特定した3本は1991年5月22日付大阪本社版「女たちの太平洋戦争 従軍慰安婦 木剣ふるい無理やり動員」、92年1月23日付「〔論壇〕従軍慰安婦への責任と罪(寄稿)」、97年2月7日付の『声』欄への投稿「当事者の声になぜ耳閉ざす」。残る1本は識者らによる寄稿〔私の紙面批評〕だと朝日新聞が明らかにしているが、特定できていない。

     企画記事「木剣ふるい――」は「アジアの声 侵略戦争への告発」(戦争犠牲者を心に刻む会編・東方出版、87年3月出版)の中にある吉田清治氏の講演録から証言として取り上げたもの。もう一つの「強制連行された『慰安婦』(中略)の実態を浮かび上がらせる記録映画」が完成間近だと報じた記事と合わせて掲載された。

     朝日新聞(大阪本社版)が、吉田氏が講演会で「慰安婦狩り」を実行したとする証言を大々的に取り上げ初掲載したのが82年9月。その後、吉田氏の人となりや活動内容を90年までに計6回詳しく紹介した。「木剣ふるい――」は、その間の吉田証言報道の波及効果を紙面半分を使い約3000字でまとめている。

     〔論壇〕はその翌年早々の記事で、映画監督が寄稿した約1550字のタタミ記事。筆者は「朝鮮人従軍慰安婦は(中略)既婚者、子持ちの女性が意外に多かった事実である」と主張し、その根拠として「三、四歳の子供が若い母親に泣きながらしがみついてもいました。そんな子供たちを近くにいる年とった女性に渡し、けったり殴ったりして護送車に乗せるのです」(91年10月10日朝日新聞大阪版)を挙げ、吉田証言の“歴史的資料”としての定着を印象付けた。

     しかし、92年に研究者らが吉田証言に疑問を抱き、事実の裏付けがないと指摘されてからは、「政治動かした調査報道」(94年1月25日付)の回顧特集記事で吉田証言に言及した以外、記事は出なくなった。わずかに今回特定した97年2月、「声」欄に投稿した読者の「テレビで元軍人が『私は少なくとも千人は徴用しました。女の徴用がどんなにいやな仕事だったか』と話すのを聞いたことがある」という声を取り上げただけ。吉田証言の信ぴょう性について朝日社内の戸惑いを映していると読める。

     一方、朝日新聞が明らかにした12本分の記事のうち、92年5月24日「今こそ自ら謝りたい 連行の証言者、7月訪韓」と、同8月13日「元慰安婦に謝罪 ソウルで吉田さん」は、吉田氏の謝罪旅行の予告と結果記事でセットになっている。当時、毎日新聞ソウル特派員だった下川正晴記者は、この時の吉田氏について「(宿泊は)どのホテルかを聞くと、ソウルの最高級ホテルの名を口にする。そこで『いいホテルですね』と返事すると、『いや日本のテレビ局(注・同氏執筆の「記者の目」では東京のテレビ局)が渡航費用を出してくれた』と聞かされて驚いた」(9月11日毎日新聞)と書いている。

     媒体が取材対象に費用を提供するのはあってはならぬこと。朝日新聞は今回の虚報事件で、吉田清治氏の虚言に翻弄された被害者の側面も打ち出している。しかし、91年、朝日放送とタイアップした年間企画「女たちの太平洋戦争」の連載などと合わせ、テレビと連携し吉田氏を積極的に売り出そうとして果たした役割は、メディアの弁(わきま)えを踏み越えていたのではという疑惑も浮上している。

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