■連載一覧
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  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
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  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
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  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
  • 中台関係の行方
  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
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  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
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  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
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  • EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く
  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
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  • 憲法改正 ここが焦点
  • 筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談
  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
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  • 2015/12/24
  • 「腸に春滴るや粥の味」(夏目漱石)…

     「腸に春滴るや粥の味」(夏目漱石)。今でも国民的な人気を誇る明治の文豪・夏目漱石は、多くの俳句を作ったことでも知られている。その数約2600句。友人だった俳人の正岡子規にも評価された。

     きょうは「漱石の日」。明治44(1911)年のこの日に、漱石が文部省から贈るという文学博士の称号を辞退したことに由来する。

     その理由は「自分には肩書きは必要ない」「ただの夏目某で暮らしたい」などというものだった。いかにも漱石らしいが、果たしてその心境はどうだったのか。そのあたりを忖度するのは難しい。

     漱石のライバルとも言える森鴎外も、遺言には地位名誉を拒否したような言葉「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」があり、この2人はどこか似ている面がある。漱石の辞退の理由からは、権威に縛られることを嫌い、独立独歩の道を歩んだ文学者というイメージが浮かぶ。自由を愛する精神をそこに見ることができる。

     しかし、単純にこのように受け止めることはできないことも確かだ。前年には「修善寺の大患」と呼ばれる大病をしていること、そしてこの年に「大逆事件」で幸徳秋水ら12名の死刑が執行されたことなども、漱石の心理に微妙な影を落としている可能性がある。

     この時の心境は「則天去私」という一種の悟りの言葉で象徴されているが、漱石ならずとも、瀕死の大病を患った時に心境の変化があるのは不思議ではない。

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