■連載一覧
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  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
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  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
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  • 中華圏に浸透する同性婚
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  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
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  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
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  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
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  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
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  • 2015/12/24
  • ホトトギスの季節になった。あちこちで鳴き声…

     ホトトギスの季節になった。あちこちで鳴き声が聞こえる。名曲「夏は来ぬ」(作曲小山作之助)を思い出す。「うの花の/におう垣根に/時鳥(ほととぎす)/早も来鳴きて……」と続く(1番)。

     作詞は歌人の佐佐木信綱(昭和38年没)。この歌ができた明治29年当時、24歳。120年も前の歌だから、古めかしいのは仕方がない。

     3番には「おこたり諌むる/夏は来ぬ」という歌詞がある。「怠けるな」の趣旨は分かるが、誰がどんな「おこたり」を諌めているのだろうと思った。ヒントになったのは、その前の「窓近く/蛍とびかい」という歌詞だった。

     貧しくて灯油を買えなかったので、蛍を袋に入れてその光で勉強した、という中国古代の故事を反映している。「おこたり」は勉学に関わることだった。彼は望みかなって高級官吏にまで出世するが、その後自殺した。

     「おこたり」を諌めると言っても、蛍がそのようにするわけではない。蛍の袋を見ながら勉学する我が身を、自身が「もっとガンバラなければ」と励ます歌だ。「蛍の光」(明治14年)という歌もある。「蛍雪」という言葉もあるぐらいだ。

     「あおげば尊し」(明治17年)には「身をたて/名をあげ」との言葉も見える。立身出世。明治10年代から20年代にかけては、当時も多様な人間がいる中、勉学して国のために役立つ人間にならなければ、という強い思いが世にあふれていた時代ではあったようだ。

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