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    安東 幹
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    古川 光輝
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    伊勢 雅臣
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    宇佐美 典也
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    長谷川 良 ...
    コンフィデンシャル

    沖ノ島・宗像大社のすべてがユネスコに登録されました!

     前回のイコモスの見当違いの勧告を宗像大社及び福岡県関係者の方々の努力によって見事逆転ホームランを打ちました。

     私は宗像大社が登録されたことよりも、日本が苦手とするロビー活動で姑息な手段を使わず、各国の興味と関心を喚起しながら着実に票を稼いでいき、そして日本古来の伝統文化を認めさせたということがとても嬉しいのです。

     実はポーランドに行かれる数日前に葦津宮司とお電話で長話しました。

     その時に、キリスト教圏には「三位一体」を説き、そして正当な登録のカギを握るアフリカ勢には欧米からは原始宗教と思われているアメニズムが初めて登録される意義を説いているとお聞きして、今回の決定は十分に予測していました。

     過去にもう廃れた宗教的遺跡の登録はありましたが、現在も脈々と息づいている古代からの信仰が世界に認められたことは、誇りであり嬉しくもあります。

     宗像大社の信仰が認められるとアフリカの国々にある古代からの信仰にも光があたり、キリスト教一辺倒だった世界の宗教観が変わる可能性が出てきていると思っています。

     ただほとんどが欧米の植民地支配によって根絶させられているので、日本のように古代からの信仰がそのままというのは少ないし、見つけること自体が難しいのではないでしょうか。

     でも、アフリカの国々にとっては欧米列強に壊された自分の国のアイデンティティーを見つけるためにも今後必要になる作業だと思います。

    宗像神社ホームページより

    宗像神社ホームページより

     宗像大社の辺津宮の社殿も数年前に大修復を終えたばかりですが、その際仮の本殿の有様が素晴らしかったのでこれをご紹介します。

     仮の本殿は普通簡易的なお社を立てたりしますが、そういうのは一切なく、古代神道の伝統に基づいてお社を持たない方式で作られていました。

     宮司さんに聞くと、大社の神職の方からそのアイディアが出たそうです。その時はフーンと聞き流していましたが、7月末に出版する『福岡の神社が面白い』ーオッショイ!という本の取材中に聞いたことが今回頭をよぎりました。

     それは宗像大社は辺津宮、中津宮、そして沖ノ島にある沖津宮の三宮で構成されています。神職は一年に数度沖ノ島にご奉仕に出かけます。

     一回の滞在が10日ですが、波の荒い玄界灘はスケジュール通りに後退させてくれません。その時に神職は「自分のお祀りの仕方が悪かったのだろうか」とか「自分が神様から気に入られもっといてほしいと思われているのだろうか」とひたすら神様を身近に感じて過ごすのだそうです。
     
     こういう一対一で神様と向き合う時間を過ごすことのできる神職は他の神社には見当たらないのではないでしょうか。

     お勤めを終わって、家に帰るとそこには文化的な生活が待っています。でも、沖ノ島では孤独で誰も見ていない中、どんなに海が荒れようが寒かろうが海水で見よ清めてから、沖津宮の祭事を行うのです。

     誰も見ていませんが、神様を身近に感じているのでさぼろうなんて全く思わないそうです。

     こういうお話を葦津権宮司さんと対談しています。普通では聞けない話が満載です。もちろん私の沖ノ島体験記も載せています。

     そしてその古代から続いてきた神職の派遣も、辺津宮という大組織のお宮から存在し、経済的な支えをしているから可能なのです。

     秀吉に滅ぼされるまで宗像氏が神田を持ちながら大勢力を誇っていました。でも、その後明治期になり衰退し、戦後は荒廃していたところ、あの海賊と呼ばれた男のモデルとなった出光佐三翁が私財を投入し復興に尽力され、沖ノ島の発掘調査にも多大に貢献されます。

     それは昭和29年、李承晩ラインを敷かれたすぐ後です。日本の宝を先人たちがいかにして守ろうとしたかがうかがい知れます。

     当時の日本人は敵が誰かがよくわかっていました。現代の日本人は誰が敵かよくわからない人が多すぎます。
     
     先週の水曜日田母神閣下と共に宗像大社に正式参拝したのですが、昨日お電話があり、第一声が「宗像大社が登録されてよかったですね」でした。

     日本中の関心を寄せた登録ですが、いつも韓国がいちゃもんをつけてきます。

     今回は10月1日に開催されるみあれ祭の写真に写っている大漁旗にいちゃもんをつけてきたようですが、あまりにも低俗すぎて反吐がでます。

     宗像大社の神様は神道の神様で唯一、はじめからこの地にお鎮まりになられた神様です。

     というのも、538年に仏教が入ってきて神仏習合になってから社殿ができ、そこにいつもおられるようになったのですが、それまで山がご神体であり、滝が樹がご神体だったので本殿と言われるようなものがなく、ただ拝殿だけでした。

     でも、宗像大社の神様は天照大神さまからのご神勅により、この地にいつかれたのです。だからここは日本書紀にもはっきりと書かれています。

     それほどの素晴らしい由緒ある神社の名前が全国区ではないという頃にちょっと無念さがありましたが、これで全国区になると思うと嬉しい限りです。

     ただ、宗像大社ファンの方々ご安心ください。お宮ではこれからも変わらず粛々と神様をお祀りされていかれます。

     周辺の地元の方々の多くはウキウキされていますが、宗像大社及びその関係者は世界遺産登録後も今までと変わりなく守るべき掟は守り、するべきことは粛々とされます。

     今までと何にも変わらないし、今後も今まで同じように受け継がれていくのです。

     またそれだからこそ今回の登録が認められたのだと思います。

     生きている信仰の証ですし、地元いや日本の大切な守り神様ですから。

    *併せてこちらもお読みください → 宗像大社の本当の価値とは?


    「井上政典のブログ」より転載
    http://ameblo.jp/rekishinavi/

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