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  • 堂本かおる
    堂本かおる
    ニューヨーク在住フリーランスライター
    菊田 均
    菊田 均
    文芸評論家
    松本 健一
    松本 健一
    評論家
    中岡 弘
    中岡 弘
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    大島 直行
    大島 直行
    伊達市噴火湾文化研究所長
    時広 真吾
    時広 真吾
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    渡辺 久義
    渡辺 久義
    京都大学名誉教授

    軍国主義は悪いものか?

    「軍国主義は悪いものだ」と、これは現代日本においてはほとんど常識になっている概念です。
    では、本当に軍国主義が悪いものだったのか。
    たすこし考えたら誰にでもわかることですが、日本は明治以降、富国強兵の軍国主義だったから、欧米列強の植民地にされず、独立を貫くことができています。

    500

    ですから、もし日本が植民地になっていたら、結果はどうなっていたのかと考えると良いのです。
    アメリカインディアンを見たら考えたら答えはあきらかです。
    北米のインデアンは、かつては北米大陸に800万人いました。
    いまは36万人です。
    人口の95%が失わています。
    しかも、いまいる36万人の中で、モンゴロイドの純血種は、ほぼ皆無、全員白人との混血です。
    なぜそうなったのか。
    理由は強姦です。

    チベットもそうです。
    チベットは、人口600万人の敬虔な仏教国でした。
    そこを昭和24(1949)年、建国したての中華人民共和国の人民解放軍が侵略しました。
    そして150万人が虐殺されました。
    これは人口の4人にひとりが殺されたことを意味します。
    通州事件の拡大版が、チベットに起きたのです。
    そして現在チベットに住むチベット人の純血種は多めに見て約200万人と言われています。
    結局、人口のおよそ3分の2が、わずか67年で失われたのです。
    その間には、新たに生まれた命があります。
    そう考えると、支那人民解放軍の殺戮は、人口の8割を虐殺したという計算になります。

    もし日本が、明治以降に軍国主義をとらずにいたら。
    幕末の頃の日本の人口は、全国約3000万人です。
    そのうちの8割の命が失われたなら、いまの日本人の人口は600万人です。
    実際には、現在の日本の人口は1億2600万人ですから、いまいる人口の5%弱にしか、日本人に命が与えられていなかったことになります。
    しかも、その600万人の多くは、混血です。
    それだけではありません。
    蹂躙され、殺されていく人々は、通州事件の再来のようなカタチで殺されて行くのです。
    多民族によって蹂躙されるというのは、そういうことです。

    先般のリオ五輪に参加した国は205ヶ国にのぼります。
    昭和39年の東京オリンピックに参加できた国は93ヶ国です。
    オリンピックがはじめて開催されたのは、明治29(1896)年のアテネですが、このときの参加国は、14カ国です。
    昭和11(1936)年のベルリン大会では、49ヶ国です。
    世界には、それしか「国」がなかったのです。

    たとえばこの当時の東亜をみれば、ベトナム、ラオス、カンボジアあたり一体は、フランス領インドシナでした。
    いまのインドネシアのあたりは、オランダ領東インドです。
    インドやビルマは、英国領であり、
    フィリピンは、米国領でした。

    つまりそこは、それぞれの列強諸国のコロニー(植民地)だったのです。
    ですから当然、独立国でもなく、オリンピック参加資格もありません。
    現地の人々は、スポーツ競技を楽しむどころか、教育も文化もスポーツも、すべて否定されていたのです。

    この200年間の間に、そのうちの60あまりの国家が消滅しました。
    10数カ国は自発的に他国と合併しています。
    残る51カ国は近隣諸国からの軍事侵略によって消滅しています。

    「もし日本が植民地になっていたら、結果はどうなっていたのか」と書きました。
    このようなことを書くと必ず、
    「歴史にIFは禁物じゃないの?」
    言われます。

    残念なことにそれを言う人は、かつてのオウムの信者と同じように、自分が戦後の日本人へのマインドコントロールで洗脳されていることに気付いていません。
    これまたすこし考えたら、誰にでもわかることです。

    「歴史」は、過去の事実です。
    その「過去の事実」を正しく調べるという意味においては、IFは禁物です。
    あたりまえです。
    はじめから先入観をもって見てしまっては、認識に歪みが生じるからです。

    ところが歴史には「学ぶ」という側面があります。
    現在を生き、未来を拓くために、過去の歴史をひもとき、学ぶのです。
    そしてこの場合は、その歴史の当事者の立場に我が身を置いて、
    「自分ならどうする」
    「もし違う選択をしていたならどうなった」
    「現代に置き換えてみるとどうなるのか」
    と考える習慣が必要です。

    「信長が比叡山延暦寺を攻撃した」
    ここまでが事実です。
    その事実が、あったかなかったか、どのような規模で、どのように行われたのかを調べることが、「歴史を調べる」という視点です。
    この場合は、憶測や「IF」は禁物です。

    しかし、
    「なぜ信長は比叡山を焼き討ちしたのか」
    「もし、焼き討ちしなかったなら、その後の歴史はどのように変わっていったのか」
    を考えることこそ、「歴史を学ぶ」うえにおいてとても大切なことです。
    そもそも「歴史を調べる」こと自体、そのためにこそあることです。

    同様に、東亜の諸国は欧米が植民地支配しました。
    では、もし欧米諸国が、その辺り一体を支配しなかったらどうなっていたのか。
    そこを考えるのが「歴史を学ぶ」ということです。
    そのために「歴史を調べる」という行為が必要になるのです。

    これを履き違え、「歴史を学ぶ」ことと、「歴史を調べる」ことを、単に「歴史」という言葉で一般化し、「歴史を調べる」ときにだけしか適用すべきでない「IFは禁物」という言葉を、「歴史を学ぶ」ことにまで延長し拡大解釈したインチキが、実は「歴史にIFは禁物だ」という言葉です。

    昨今では、これにさらに輪をかけて、過去の事実について、それが良かったのか悪かったのかと、評価することが、まるで正しいことのように常識化しています。
    ところがその発想は、世の中を有産階級と無産階級に分ける、世の中をブルジョアジーとプロレタリアートに分ける、世の中を富者と貧者に分ける、支配階級と被支配階級に分ける等々、世の中にあるものに、何かと理由をつけては、それを二つに建て分け、両者の対立をあおり、片側がもう一方の側を殺しまくってあらゆるものを奪い去るという共産主義の発想です。

    共産主義の詐欺性や欺瞞性は、とっくの昔に証明されていることであるにもかかわらず、そのような二律相反による共産主義的対立思考が、いまだに日本人の中に根付き、なかば常識化しているということは、これは世界からみたら、「恐竜がいまだに生きている」というのと同じくらい、異常な思考です。
    というか恐竜が今も生きているという論の方が、よっぽど正常な脳にさえ思えます。
    それくらい、おかしなことだということです。

    現実問題として、信長が比叡山延暦寺を攻撃したことは良かったのか悪かったのか、そんなものを評価して、いったい何の役に立つのでしょうか。
    信長にしてみれば、迷惑な話です。
    そもそも歴史は、良い悪いではなく、それは現に事実として「あった出来事」です。
    過去は取り返えせるものではありません。
    いまさら、良い悪いの議論など、してもはじまらないのです。

    そのことよりも、むしろ、「あった」という事実を前提として、なぜ信長はそのような選択をしたのか、そして、「もし」信長が、比叡山の焼き討ちをしなかったら、その後の日本はどのようになっていたのかを、当時の歴史の当事者の身になって追求し、考えてみたら、そこから様々な学びを得ることができます。
    そしてその学びは、現代を生き抜く知恵となり、また未来を築く石杖となります。

    同じことは、広島長崎への原爆投下にもいえます。
    原爆投下は良かったのか、悪かったのか。
    戦争を終わらせるためには良かったという論者もいるようですが、現実に多くの人の命が奪われているのです。
    そのことを良かったなどと言える人は、この世にはおりますまい。
    むしろ、そのような議論は、ただ対立を深めるだけで、何の益ももたたらしません。

    それよりも、原爆が投下されたという事実を前提として、では原爆投下は、どうしたら防ぐことができたのか。
    あるいは、原爆投下という選択がなぜ行われたのか。
    そのことを追求することで、二度と原爆を落とされないように国を守るにはどうすべきなのかを考え、議論することのほうが、よほど現実的です。
    良い悪いで思考停止していたら、まるで議論が先にすすみません。

    通州事件に例えても良いです。
    通州事件が良かったのか悪かったのか。
    そのようなことを議論しても、何の益にもなりません。
    そうではなく、通州事件の被害を二度と私たちが被らないようにするためには、何が必要なのか。
    どうすれば、第二の通州事件を防ぐことができるのか。
    そのことをこそ、通州事件で実際に殺されてしまった方々が、後世の日本人に願うことなのではないでしょうか。

    冒頭に「軍国主義は悪いものだ」という論考自体が間違っていると書きました。
    これは二重の意味で間違っているのです。
    ひとつは、明治以降の軍国主義によって、いまの私たちの命が存在しているという事実。
    もうひとつは、軍国主義を含めて、歴史を良い悪いで考えること自体の誤り、です。

    日本が軍国主義でいてくれたから、いま、私たちはこの世に生を受けることができたのです。
    今日は細かなことは書きませんでしたが、日本が軍国主義だったから世界の有色人種が開放され、人種の平等の世界が誕生したのです。
    そして、日本が軍国主義だったからこそ、戦後70年の長きに及ぶ平和と繁栄を、戦後の私たちは享受することができたのです。

    「日本は軍国主義に戻れ」と言っているのではありません。
    そうした学びを得て、これからの未来の日本を、どのように築いていくべきなのかを考えることが大事だということを申し上げています。
    右も左もないのです。
    みんな同じ日本人です。
    その同じ日本人同士が、我が妻を、我が子を、我が孫を、決して不条理に蹂躙されることがないように、しっかりとした国つくりをしていく。
    それこそが、「学ぶ」ということの最大の意義であるのだと思います。

    お読みいただき、ありがとうございました。

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