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    「ふりけん」は人生の壁、けん玉で未来を切り開く!

     けん玉には3万以上の技があると言われ、さらに、世界けん玉大会や、インターネット上で、今まで見たことがない新技の数々が紹介され続けている。

     今年も小学生の全国大会である第28回全日本少年少女けん玉道選手権大会が8月21日に東京の池袋サンシャイン噴水広場で開催される。新しい技に挑戦する小学生が登場することだろう。

     さて、けん玉を始めてまず最初にやる技と言えば、「大皿」(けんを持ち、玉を垂直に垂らして、玉を引き上げて大皿に乗せる技)である。そして、できればうれしい「とめけん」(けんを持ち、玉を垂直に垂らして、玉を引き上げて、けんに挿す技)は有名である。

     こうした技の中で、「人生の壁」と称された技がある。それが「ふりけん」である。日本けん玉協会を創設し、初代会長を務めた藤原一生先生が名付け親である。

    「ふりけんは人生の壁!」

     最初にふりけんを藤原一生先生に習った時に、「ふりけんはね、人生の壁なんだよね」と。そう言われても全くピンと来なかったのが正直なところであった。どうしてふりけんが人生の壁なのか?

     ここからは私の解釈になるが、けん玉の奥深い良さを感じることができた瞬間がある。それは、玉の穴の動きをとらえて自由に玉をコントロールできる感覚をつかめた瞬間だ。その代表的な技が、「ふりけん」(イラスト参照)である。玉を振り上げても穴が自分に向いてくれない。どうすれば、玉は言うことを聞いてくれるのか?

     この感覚の習得は人生を変える。けん玉の深い世界への扉を切り開いた瞬間なのかもしれない。

     藤原一生先生は、常々言われていた言葉がある。それは「あせらず、あわてず、あきらめず」であり、そうすれば必ずできるようになると。そして、人生にはいくつもの壁がある。超えれないと思う壁に何度となくぶち当たることだろう。その人生の壁の先にある未来。そこにある夢の実現。未来への希望。

     けん玉を通して、象徴的かもしれないが一つの人生の壁を越える時に、その先にある何かを手にするに違いない。

     けん玉の技は更に、けん玉の愛好家によって、ウルトラCが出てくるだろう。しかし、その中でも忘れてはいけないのが、「できない」が、「できるかもしれない」になり、これは「できる!」に変わっていった時に、けん玉に限らず、人生の壁を越える勇気と度胸を獲ることができるという心の変化を体感することを藤原一生先生は実感していたのだろう。

     今月の全日本少年少女けん玉道選手権大会でも、勝っても負けても、それぞれの人生の壁を越えて、夢と希望を持って前に進んで欲しい。

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