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    三井 俊介
    三井 俊介
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    あのスポーツ大国が、まさかのドーピング隠ぺい工作

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     8月5日開催のリオ五輪がそろそろ近づいてきましたが、今月18日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームがロシアのドーピング隠ぺいに関する報告書を発表。治安維持を担うロシア連邦保安局(FSB)が違反選手を守るために工作していたことが明らかにされました。

     正々堂々と個々の最大限の力を出して競い合うスポーツの祭典に、運動能力を非合法的に上げるドーピングを使うというのは卑怯な行動のように思えます。それをまさか国家ぐるみで隠ぺいしていたとは驚きを隠せません。具体的にどのように隠ぺいをしていたのでしょうか。

    国家ぐるみの隠ぺい工作とは?

     ドーピング検査の際は尿検査を行うのですが、ロシアの選手たちの尿検体はモスクワの検査所に保管されていました。そして深夜、陽性反応が出る可能性がある選手の尿検体は、検査室からネズミが通れるほどの壁の穴を通して隣の作業室に渡されました。

     検査所の隣にはFSBのビルがあり、下水道作業員を装って検査所に出入りしていたFSB職員が尿検体を持ち出します。FSBのビルには、選手がドーピングをしていない時期に採取した尿が冷凍保存されており、FSB職員が独自の方法で開封した検体のボトルとともに作業室に持ち帰ると、検査所所長らがボトルの尿を入れ替えた、ということなのです。

     検体のボトルは不正ができないよう、特殊な機械を使わないと開けられないようになっているのですが、FSBは大会の約1年前には、肉眼で異常を識別できない開封方法を確立していたそうなのです。FSBと検査所が一緒になって行った今回の隠ぺい行為は、本当に悪質なもの。ところが悪質なのは隠ぺい工作だけではなかったのです。モスクワの検査所の元所長は、禁止物質をアルコールと調合した「ステロイドカクテル」の提供も行っていました。「ステロイドカクテル」を口に含んで頬の粘膜から吸収し、その後に吐き出すと、注射したり飲み込んだりするよりも体内からの検出可能期間を短縮できるというもの。WADAの報告書には「ロンドン五輪前には多くのロシアのトップ選手が使っていた」と指摘しており、ソチ五輪でも使用されたとされています。
     
    IFの判断に委ねるとしたIOCの決定

     WADAは、リオ五輪からロシアの除外を検討するように、国際オリンピック委員会(IOC)に勧告。

     IOCが協議をしている間、21日にロシア陸上チームを除外するとした国際陸連の決定を支持する裁定がスポーツ仲裁裁判所から発表されました。個人資格で出場する一部選手を除き、同国の陸上選手の五輪出場が不可能となったのでした。これを受けてIOCはロシア選手団の全面的除外を判断する可能性が高くなったと思われていましたが、IOCは「潔白な選手の権利を侵害する可能性がある」として、WADAの勧告を受け入れませんでした。

     IOCは出場の可否は各国際競技連盟(IF)の判断に委ねると決定。ロシア選手の五輪出場を認める条件として、ロシア以外の信用できる機関での検査を受けており、過去にドーピング違反歴がないことなどをあげました。そしてIFがロシア選手の出場を認める場合、過去にドーピング違反歴がないことや、信用できる国外検査をクリアすることなど厳しい条件を付けたのでした。

    とにもかくにも繰り上がり出場

     衝撃的な結果になりましたが、日本選手団にとっては奇跡の幸運が訪れました。ロシアの陸上選手団が出場できなくなったことを受けて、日本の陸上男子1600メートルリレーチームが、繰り上げでリオ五輪に出場できるようになったのでした。

     また、ロシアのフェンシング団体フルーレで出場権を得ている選手団が出場できなくなる場合、日本のフェンシング団体が繰り上げになる可能性もあります。

     スポーツ大国のロシアがまさかのドーピング隠ぺい問題、それに加え、既に出場が決まっている選手が出場できない可能性があるという現状。ロシア選手だけではなく、日本選手やその他の世界各国の選手のメダル獲得にも大きな影響が出ています。

     リオ五輪直前でこのような問題が発覚したことは大きな意味があると思います。出場できなくなったロシアの選手にとってはショックなことでしょうが、違反とされているドーピングをやった上で得るメダルに意味はないということに気付いて欲しいと思います。各国のトップアスリートが集まって自らの能力を最大限発揮する公平なスポーツ祭典だからこそ、観戦している側も楽しいのではないでしょうか。

     リオ五輪開催前に大きな問題が発覚しましたが、オリンピックは無事に開催されてほしいと思います。色々な意味で観戦しがいのある大会になりそうです。

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