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  • 彩島 うた
    彩島 うた
    学生ライター
    ココ浅井
    ココ浅井
    ブラジル在住
    きむむ
    きむむ
    大学院生
    三井 俊介
    三井 俊介
    陸前高田市議会議員

    批判し合うだけじゃない、Twitterの使い方

     不特定多数の人たちに個人的な情報を流して公開することができるTwitter。正直私は、個人的なことを何も知らない人に公開することがあるんだろうかと疑問に思い、Twitterを使うことを避けていました。ネットにアップされているツイートを見ても、日常生活で何を食べた、どこに行った、芸能人が何をした、あるいはネットニュースに対する賛成、反対意見や、物事に対する批判が書かれてあるだけで、何の発展性もないものだと決めつけていました。

     ですが、ツイッターニュースを検索した際、Twitter上で話題になっているツイートを見ることができました。『ツイッターで話題「家族会議」 議題は…「ばあば いつかのための話」』このような見出しが気になり、読んだところ、今まで自分が考えていたTwitterの使い方とは全然違う使い方をされていて、初めてTwitterの意味を見出すことができました。

    心を和ませてくれるツイート

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     この見出しの記事で取り上げていたツイートは、月に1度、家族で開いている定例会議の議事録のツイートでした。これは、大阪の郊外で暮らす「もひかんさん(41)」が、2015年の10月から月に1度開いている定例会議の議事録です。もひかんさん自身が交通事故を起こしたのをきっかけに、毎月の目標を決めて結果をふり返り、目標とは別の議題も家族で話し合いを始めたそうです。書記は、娘のなごみさん(10)が担当しているので、小学生のあどけない文字で書かれた文面はとてもユーモラスで見ているだけでほっこりします。このツイートには多くのファンがついているそうで、毎月議事録の画像と一緒に、「○月度の議事録です」ともひかんさんがツイートしています。

     6月5日にツイートされた5月度の家族会議の議事録には、5月に立てた目標と、その結果、そして、パパ(もひかんさん)、ママ、なごみ、かずとよ(なごみさんの5歳の弟)、ばあば(もひかんさんの母)、それぞれの6月に立てる目標が書かれてあります。ママの、「まじやせる」、「目に見えてやせる」という目標や、ばあばの、「いのししに勝つ」、かずとよくんの、「紙のお金を集める」など、なかなか個性的な目標が書かれてあります。ばあばの、「いのししに勝つ」という目標ですが、イノシシが出没するといわれる近所の山に2回登り、2回とも遭遇しなかったので、2勝2敗となっているようです。(正確には不戦勝らしいです)元気なおばあちゃんなのかなと思いきや、6月の目標、「死なない」が気になります。そして、目標の下にある議題、「ばあばいつかのための話」、さらに気になりました。
     
    ツイートの裏話

     実は、山登りで転んで腰を痛めたり、風邪が治らず、微熱が続いたり、元気に見えた裏で、体の不調に悩んでいたおばあちゃん。5月の家族会議の日、もひかんさんに「ぜひとも話したいことがある」と議題を持ち込んだそうです。

     おばあちゃんは会議で、「いのししに勝ったけれども体調は悪かった」と家族に明かしました。もひかんさんは、「ばあばはいつまでも健康じゃないわけや」と家族に投げかけ、「いつか死んじゃうんや。だから元気な今のうちにいろいろ聞いておこう」と言うと、それまで騒いでいたなごみさんとかずとよくんが黙り込んだそうです。

     「お墓はどうする?」

     そう尋ねるひかんさん。

     「お葬式のときに泣いてくれたり、手を合わせてくれたり、それで十分」
     そう答えるおばあちゃんに、もひかんさんは更に質問します。
     「最近はビルの中に入っているようなのがよくあるけどそれでいいの?」
     「それでええ。墓なんかいらん。ときどき思い出して、おばあちゃんおったなと思い出してくれればええ」

     おばあちゃんは、そのことを考えるだけで思いがこみ上げ、しだいに涙混じりの声になっていきました。なごみさんも嗚咽をもらし、家の中が悲しみに包まれます。

     しかし、そんな中、突然かずとよくんが体をくねらせて踊り出しました。涙を流していたおばあちゃんとなごみさんは呆気にとられ、かずとよくんを見つめます。もひかんさんが、「ばあばの目標は『死なない』」と会議の締めを言うと、おどけながら、「頑張ってください」のかずとよくんからの一言。おばあちゃんだけでなく、家族全員、思わず吹き出しました。

     もひかんさんはこの時のことをふり返って、「あれで、一気になごんで終わった。『かずとよはいつの間に空気を読めるようになったんやろう』と、感心した」、そう語ったそうです。

    誰に向けて何のためにツイートをするのか

     家族会議の議事録の裏にあるハートフルエピソードに、思わず笑みがこぼれました。ツイートだけではここまで詳しい事情は分かりませんが、この議事録だけでも見ていて心が和みますよね。それに、こんな家族いいな、自分も子どもができたらこんなふうにしたいなという気持ちが込み上げてきました。

     もひかんさんのツイートだけではなく、他にも心がほっこりするツイートや、泣けてしまう感動のツイートも中にはあります。Twitterは使い方次第では、人の心を豊かにしてくれるということを初めて知りました。これがツイートの本来の使い方のように感じますが、きっとハートフルなツイートだけでは満足できないのが人間なのでしょう。

     リアルな生活では面と向かって意見を言えないことでも、Twitterであれば見ず知らずの人ばかりなので堂々と言えることもあるでしょうし、ツイートをして誰かからのコメントやフォローされることに喜びを感じることもあると思います。

     使い方は個人の自由なので口を出すことではないですが、見る人がいいなと思うツイートにはやはり多くのフォロワーがついているものです。知らない、目に見えない不特定多数の人が見るからといって、何の考えもなしに自分の言いたいことだけを述べるだけでは言いたいことは伝わらないでしょうし、フォロワーも増えないのではないでしょうか。

     Twitterをしている人の中には、誰に向けて何のためにツイートをするのか、それが分かっている人もいるということを知ることができて、Twitterに対する見方が変わりました。また、もひかんさんのようなツイートをすれば、Twitterをする意味もあるということも分かった、ツイッターニュースの記事でした。

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