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  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
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  • 二極化する香港 識者インタビュー
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  • 「雨傘革命」下の香港 揺れる一国二制度の行方
  • 揺れる香港 各派リーダーに聞く
  • 香港の普選運動 親中派民間団体代表の見方
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  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
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  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
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  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
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  • 再改造内閣 始動
  • 安倍政権 新たな挑戦
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  • 筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談
  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • 検証 元料理人 藤本氏の再訪朝
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  • どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年
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  • トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月
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  • 彩島 うた
    彩島 うた
    学生ライター
    ココ浅井
    ココ浅井
    ブラジル在住
    きむむ
    きむむ
    大学院生
    三井 俊介
    三井 俊介
    陸前高田市議会議員

    性の価値観が崩壊していく同性婚

     今月25日、韓国の著名な映画監督の金趙光秀(キム・ジョグァンス)さんと長年のパートナーの金承煥(キム・スンファン)さんが、同性婚の法的権利を求めた訴訟で、韓国の地方裁判所が訴えを退ける判断を下しました。「結婚をめぐる状況は変化した。だが別個の法制化がなされない限り、同性同士のパートナーは現行の法制度の下では婚姻関係として認識されない」と述べたソウル西部地方裁判所。2人は韓国で最も知名度の高い同性カップルで、同性カップルの結婚許可証を求めて訴訟が起こされたのは今回が初めてでした。

     このように近年、日本以外でも法的に同性婚が認められていない各国で、同性カップルが婚姻を認めるべきだと主張しています。ほんの数年前までは偏見や差別の目で見られることが多かった同性愛者ですが、現在では公に結婚式を挙げたり、デモを起こしたりとアクティブになり、それを受けて渋谷区や世田谷区ではパートナーシップ証明書を発行し始めました。時代が急速に変わっていくのを感じますが、日本ではまだ法的に同性婚が認められていません。なぜ認められないのでしょうか? また、同性婚を認めてほしいと主張し続けるのは何故なのでしょうか?

    「両性」のみに認められる婚姻

     日本国憲法第24条1項に「婚姻は、両性合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」、2項は「配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び、家族に関するその他の事項に関しては、法律は個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して制定されなければならない」とされています。
     「両性の合意にのみ基づいて成立」と規定してあるということはつまり、法的な意味での婚姻とは「『男性』と『女性』の両方が合意する場合のみに成立する」という意味だと解釈できます。そのため、憲法を改正しなければ、同性婚は法的に成立しないという意見があるのです。安倍首相が、「現行憲法の下では、同性カップルの婚姻の成立を認めることは想定されていない」と発言したように、日本の法律ができた段階では同性婚を認めるべきだという要求が出てくるとは思ってもみなかったのでしょう。時代に合わせて憲法を改正するべきだという意見もあるかもしれませんが、果たして同性婚を認めるために法改正をする必要が本当にあるのでしょうか?

    婚姻のメリット

     ある調査によると、現在の法では約60の権利・社会保障給付が(異性同士で)婚姻するだけで認められます。ですが現在は、同性カップルには基本的に全て認められていません。たとえば、法的な権利・社会保障給付などで認められることは、▽パートナーと実子の共同親権を持てる、▽パートナーと養子の共同親権を持てる、▽パートナーの遺産を相続できる、▽医療保険の被扶養者になれる、▽所得税の配偶者控除・配偶者特別控除が受けられる、▽離婚時の慰藉料請求ができる、▽公営住宅に2人で入居できるなどです。

     また、民間企業などのサービスでは、▽民間生命保険の死亡保険金受取人になれる、▽入院中のパートナーに「親族」として面会できる、▽企業の慶弔休暇、慶弔見舞金、扶養手当・家族手当を利用できる、▽映画の夫婦割引を利用できる、▽交通機関の「夫婦割引」「家族割引」等を利用できるなど、様々なメリットがあります。

     同性愛者たちが同性婚を認めてほしいという理由の中に、このようなメリットを異性婚の人たちと同じように受けたいということがあるのでしょう。ただ、社会的メリット以外に、異性婚の人たちと違うように扱われたくないという思いもあるのではないでしょうか。差別を受けたくない、平等に扱ってほしい、社会的にもっと認められたい、そのような思いから同性婚を認めるためのデモをしたり、メディアなどを通して公に強く主張したりするのでしょう。

    性に対する価値をまずは自分で考える

     現在は同性愛者や、LGBT(L=レスビアン、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンダー)がメディアによって多くの人に知られるようになりました。賛否両論ありますが、実際にパートナーシップ証明書が発行され、同性愛者以外でも同性婚に賛成する人たちが増えてきました。メディアやネットを通して得る同性愛者たちの情報を見ていると差別はいけない、平等にすべきだ、同性愛者だって普通の人間だ、多くのメディアがそのような主張、構成、テーマで情報を流しているため、すでに自分の中で同性婚についての意見がない状態でそのような情報を受け取ると、同性婚が良い悪い、どちらかで表現するというよりも、同性婚だってあってもいいじゃない、そのような感覚にさせられる気がします。

     ですが同性婚を認めるということは、人間の性の価値観を法的になくすということだと考えられます。男性、女性、この2つの性があるのは事実なのに、LGBTのように様々な性の考え方を国で認めてしまえば、性に対する倫理観もあやふやになり、男性としてのアイデンティティ、女性としてのアイデンティティがよく分からないものになってしまいます。国で同性婚を認めてしまうと、国民の性に対する価値が崩壊していく恐れがあるのではないでしょうか。

     倫理観、価値観は色々なものによって構築されていきますが、メディアやネットの情報によって植え付けられやすいものです。なので、メディアなどの情報を鵜呑みにせず、まず自分の中で情報を整理して自分なりの考え、見方を持つ必要があると思います。同性婚が法的に認められたらどうなるのか、同性婚が認められないのはなぜか、様々な情報が溢れているので、賛成、反対、こうするべきだと答えを出す前にまず自分なりに考えてみてはいかがでしょうか?

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