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    元全国紙経済記者
    ウィーン在住
    ウィーン在住
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    高橋 克明
    高橋 克明
    「ニューヨーク BIZ」CEO 兼 発行人

    スリランカ“サラシア戦争”の行方

    コタラヒンブツは泣いている

     近年、健康食品としてのサラシア製品の人気は高い。「サラシアの会」なども最近、日本各地のあちこちに作られている。

     サラシアとはインド・スリランカから東南アジアにかけて広く分布する植物で、古くからアーユルヴェーダ―(民間療法)として、糖尿病や肥満などの治療に用いてきた植物でもある。

     まずそれを乾燥させ、そこに薬木、峰の巣、牛乳、牙、骨、牛乳など動植物由来の原料を加えて薬を作る。それを怪我や病気の状況に合わせて用いていく。

     それがスリランカ独特の民間医療システム、アーユルヴェーダ―でもあるわけだが、現在もその医療システムは続いている。日本でいえば“漢方療法”であろうか。

     現在、スリランカ政府が管轄するアーユルヴェーダ―病院が62カ所、診療所208カ所、そして1400人以上の内科医(2014年)が、それに従事し、汗を流しているといわれる。

     そこでいま、私が紹介しようとしているサラシアとは、スリランカに3000年以上も前から存在する「コタラヒンブツ」で、学術名「サラシア・レティキュレータ」と呼ばれる植物を指す。

     自然環境が豊かな海抜千数百メートル付近に自生し、それを手に入れるのには山深くまで潜入しなければならない。ただその樹木には別名“魔法の水”とも呼ばれる、薬効をもった液体が含まれている。

     そして、その植物「コタラヒンブツ」は、植樹後7~8年で成木になるが、飲み物が得られるような成熟木になるには15年以上はかかる。

     十数年ほど前のことだが、日本の学者の間で、糖尿病とサラシア薬のことが話題に上った。それはサラシア薬が糖尿病にとても効果があるという話題であった。

     そこで関西の京都薬科大学、森下仁丹、塩水港精糖、富士フイルムといった大学や企業の研究者が、この分野への関心を示し、糖尿病に適した薬剤、健康食品の開発にのり出したことがある。

     森下仁丹、富士フイルムなどは最も関心を示した企業で、仁丹は“社運を賭けるほど”の意気込みを見せたとも言われる。

     結果としてこのプロジェクトは挫折する。スリランカ側には、このサラシア属のツル性植物・コタラヒンブツを国外へ出す計画はなく、国内で活用するのがその目的だったからだ。

     当時、最も落胆したのが仁丹といわれる。コタラヒンブツを核にして健康食品、あるいは医療補助品の開発を考えていただけに、その医療戦略を白紙に戻さなければならなった時は、大いなる落胆を禁じ得なかったのであろう。

     スリランカ特産ともいえる「コタラヒンブツ」は、スリランカのアーユルヴェーダ(地域医療)の中で、最も大事にされている薬剤で、「国の宝」ともいわれてきた。従って輸出は禁止されてきた。果たしてそれを自由化することが出来るのかどうか。そのような宿題も抱えていた。

     昭和20年(1945年)から今日まで、スリランカの戦後は内戦の繰り返しといってもいいほど、戦争に明け暮れた戦後だったと言える。

     (株)スカイインターナショナルの櫻井慶三代表が、スリランカでコタラヒム・ビジネスに手を染めるのは24年ほど前のこと。その時、櫻井が通訳を頼んだ男がいる。2003年のことだが、男は櫻井のもとを訪れ、ビジネスを申し込んだ。どのようなビジネスを持ってきたかというと、それが現地でいうコタラヒンブツ、英語名で「サラシア・レキュレター」。糖尿病によく効くものだった。

     これら植物の中には、「サラシア・レテイキュレータ」のように、スリランカに於いてアーユルヴェダー伝承医療に、大昔から使用されているものもあれば、有毒な植物も存在する。
    (つづく)

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