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    岸元 実春
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    松原 広幸
    松原 広幸
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    三石 江里子
    三石 江里子
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    宮崎 林司
    宮崎 林司
    植林NPO理事
    内藤 俊輔
    内藤 俊輔
    元青年海外協力隊
    外舘 孝則
    外舘 孝則
    NPO法人理事長
    高橋 富代
    高橋 富代
    元・下田市議会議員
    吉本 秀一
    吉本 秀一
    日本けん玉協会理事

    2カ月で延べ1187人の大学生が訪れる陸前高田市広田町で起こっていること

    観光ではなく、町づくりの為に訪れる学生

     私が代表を務めるNPO法人SETが活動するのは東京から車で8時間かかる陸前高田市の広田町という人口約3500人の小さな町です。2月から3月にかけて、当法人が展開する事業を通して、多くの大学生が訪れてくれました。その数なんと延べ1187人。しかも、ただ単に観光で訪れたのではなく、町づくりのために訪れてくれました。また、1度だけでなく、何度も訪れている学生が多数いました。平均すると1日に約20人の外部の若者が町のためにと活動をしてくれていたことになります。

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    地元の方と一緒に花植えのイベントを企画

     都会に住む大学生が貴重な春休みの期間を使ってこの町で活動をする理由は何であるのか。今回はそれに迫っていきたいと思います。

    「たった一人の人の笑顔を創る難しさを知った」

     この町に訪れ、活動を行った大学生は口々に話します。
     「目の前の人と向き合う大切さを学んだ」
     「たった一人の方の笑顔を作ることの難しさを知った」

     都会に住んでいると、人が多すぎて、自分が行ったことが誰のためになるのか分かりづらいです。また多いからこそ、一人ひとりを大切にすることは難しく、つながりは希薄になりがちなのではないでしょうか。

     一方、広田町は約3500人しかいません。滞在期間中に出会える人の数も限られています。出会った方、一人ひとりとしっかりと向き合い、その方の笑顔を作ることが町のためになるのだと肌身で感じます。

     しかし、その方の笑顔を作っていくためには、その人としっかりと向き合うことが何より大切になります。そして、誰かと向き合うということは、「自分と向き合う」ことでもあります。しっかりと自分の本当の気持ちを相手に伝えることが大切です。しかし、なかなかそれができない。だからとても苦しみます。
     でも、それを乗り越えて一人ひとりが自分の本音で、町の方々と向き合います。その結果、たくさんの笑顔が生まれてくるんです。

     「目の前の中学生の為にやりきったら笑ってくれたんです!」
     「普段笑わない人が、笑ってくれて、その笑顔がとっても優しかったんです!」
     「どうしても笑顔になってほしい方がいたんですけど、力不足で見られませんでした」
     今までの人生では感じたことのないほどの嬉しさや悔しさを感じます。大学生は涙を流しながら、自分の本音を語ります。

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    地元高校生と共に企画をし、終了後に涙を流す大学生

     そんな人生のターニングポイントになるような経験をして、大学生たちはこの町を去っていきました。

    これからの時代に必要な力を、この町では学べる。

     この経験は、人が多い都会に住んでいるとなかなかしづらいです。人が少ない田舎だからこそ、得られる経験なのかもしれません。

     これからの時代、この一人の人としっかり向き合い、その人が笑顔になるにはどうすればいいかを徹底的に考え、それを形にしていく力は求められると思っています。

     高度経済成長を目指し、大量生産、大量消費をする時代は終焉を迎えました。これからは個人個人の「豊かさ」を実現していく時代です。総人口が縮小することから、消費者の数は減り、また多様なニーズが発生します。それに真摯に向き合い、一人ひとりに合ったサービスを提供していく力が間違いなく求められることだと思うのです。

     私たち若者世代は、肌感覚で上記のようなことを感じています。都会で暮らしているだけでは得られないことがあることも本能的に分かっています。でも、どうすればいいか分からない、そんな若者が多いのです。
     この町では、これからの時代に必要な力を学ぶ事ができます。だからこそ、若い世代が集まるのだと思います。

    「自分が誰かの希望になっているという実感」

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    大学生が帰る直前、地元の方と一体化した雰囲気

     そしてもう一つ、若者たちがこの町に足を運び続ける理由があります。外部の若者が町のために活動してくれることというのは、町の方にとっては、とても嬉しいことで、希望になっています。田舎では少子高齢化が進み、若者が町の外へと出て行ってしまいます。そんな中で、外から若者が訪れてくれ、さらに町のために活動をしてくれるとなれば、地元の方にとってこれ以上なく嬉しいことです。

     「あなたたちが来てくれて、町が明るくなったよ!」
     「この年になって、こんなに若い子たちと仲良くできると思わなかったわ!」
     「これからの広田の未来が楽しみだな!」

     その町の方々の言葉が、気持ちが嬉しくて、さらに、若者がこの町に何度も足を運ぶことにつながっているのだと思います。

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