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    三井 俊介
    三井 俊介
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    ショーンKさん、詐称発覚からの潔い失脚に隠された人間性

     先日、週刊文春で学歴詐称を報じられたショーンKこと、ショーン・マクアードル・川上さん。学歴や経歴の詐称疑惑、さらにはオフィシャルサイトに掲載されていたビジネスパートナーが別人だったことなど、次々と詐称ネタが暴露されました。

     週刊文春の記事は、ホームページ上の英文のプロフィールに記載されていた内容に間違いがあったことを指摘したものでした。ショーンさん側は、テンプル大学の学位について「海外を遊学後、大学には戻りませんでした」、ハーバード・ビジネス・スクールのMBAについては、「一般社会人にも公開されているセミナーを聴講した程度」など、自身のサイト上で誤りを認めていました。

     ショーンさんが詐称していたことと事実を簡単にまとめると以下のようなことが挙げられます。

    ①学歴について

     ・「テンプル大学卒」ではなく、実際は日本の高卒。
     ・「ハーバード大学院(MBA)卒」ではなく、オープンキャンパスを3日受けたのみ。
     ・「パリ大学留学」、これもオープンキャンパスに行っただけ。

    ②自身の職について

     ・「経営コンサルタント」といいうのは、実態のないペーパーカンパニー。
     ・「世界7カ所にコンサル会社」というのも実態はなし。具体的に語れる実績もなく、渋谷にあるオフィスは月3万円のレンタルオフィスと判明。
     ・共同経営者にジョン・G・マクガバン氏 → 無関係な人物の写真を無断使用。

     ただ、コンサルタント業務についてショーンさんは、「私がコンサルタント業務を行っていないかのような記載は誤りです。クライアントについても、コンサルタント業務は、直接契約ではなく、下請的に分野を限定して行うことがあるので、直接契約のご認識がないだけです」と反論しています。

    ③自分自身について

     ・「米国人の親から生まれたハーフ」ではなく、純粋な日本人。
     ・「ショーン・マクアードル川上」というのは、仕事上の名前で本名は、川上伸一郎。

     このような詐称となってしまった原因ついてショーンさんは、「コンサルタント業務ではホームページから顧客が集まるということがほとんどないので、急ごしらえのベータ版のまま、長い期間、誤りが存在するまま放置されてしまいました」と、サイト上で説明しています。

     そして、「この放置の責任は私にあり、このような記事が掲載される端緒を作ってしまいました。皆様にご心配をおかけして大変申し訳ありません」と謝罪し、この責任をとるため、コメンテーターを務める「報道ステーション」(テレビ朝日)、「とくダネ!」(フジTV)や、4月からMCを担当する予定だった報道番組「ユアタイム~あなたの時間~」(同)などの出演を自粛すると発表。
     
    評価すべき? 出直すべき? あるいは「演技性パーソナリティ障害」?

     ショーンさんの経歴詐称についてネット上では様々な意見が挙がっています。

     特に多い意見が、「経歴を詐称するのは良くないが、コメンテーターや司会者として能力が高いのであれば評価すべきであり、過度に批判する必要はない」というもの。例えば、脳科学者の茂木健一郎さんは、「『ハーフ』『国際的に活躍する経営コンサルタント』『ハーバードMBA』といったイメージの文脈をつくっているのは、世間だと思います」とブログで綴り、本来の業務遂行能力とは無関係の文脈に、人の価値を求める社会にも問題があると指摘しています。

     他には、「経歴を詐称することによって得られた地位は正当なものではないのだから、出直すべき」という意見もあります。ショーンさんの経歴詐称が発覚する前にごく一部の人は、「当たり障りのないコメントしかしない」「全然参考にならない」「東大教授と対談したときに話についていけず頷いているだけになっていた」「やけに丁寧な話し方が詐欺師っぽい」など、ショーさんの言動に首をかしげる人もいたそうです。

     それ以外におもしろい意見もありました。ショーンさんは「演技性パーソナリティ障害」だとする見方が、茂木健一郎さんのブログに寄せるコメントの中にありました。「演技性パーソナリティ障害」とは、「生身の自分をないがしろにしてしまい、嘘で固めた自分を演じる病気だ」とされています。特長としては、自身が注目・関心の的になることを常に求める、自身が話題の中心でないと不機嫌になる、自身の外見やステータス、性的魅力を過剰に気にする、他人の関心を集めるため、感情表現や言葉遣いを大げさにして話すが、内容は浅薄なことが多いなど。

     「演技性パーソナリティ障害」の原因として、幼少期から本来の自分が出せず、他者を演じなくてはならない環境だったことが考えられます。母親からの愛情不足や、親が親である前に男や女であることが露呈する経験なども要因としてみられているそうです。実際にショーンさんがこの障害かどうかは分かりませんが、このような傾向が見られるという意見も一部では言われています。

    実力があるなら返り咲け!

     ショーさんの経歴詐称が良い悪いという以前に、実質は高卒で経営コンサルタントとしてきちんと学校で学んだわけでもないのに、仕事とし行って来た上に、テレビやラジオに出演して各界のスペシャリストと共にコメントもできていたということに驚かされました。それほど人を信頼させる力があったということでしょうし、経営などの知識や見事な英語力についても相当独自に勉強をしてこられたのではないでしょうか。

     学歴や経歴を詐称して自分自身を大きく見せようと背伸びしたことは間違いだったと思いますが、誰もが騙されるほどの実力があったからこそ、今まで発覚することなくやって来たのでしょう。その実力を武器にのし上がってくるべきだったのですが、世間は実力だけではなく、肩書が必要なのも事実。そこを欺かないとここまでの発展がなかったのかもしれません。

     いくら実力があったとしても誠実さにかける点では、人間性が低く見られてしまうのは仕方がないこと。詐称がばれてしまってから仕事が激減するのは目に見えていたことでしょう。また、世間からの非難も様々に浴び、謝罪会見まで開かざるを得ないことになっていたかもしれません。経歴詐称の記事が出る前日に、既に自身のサイト上で謝罪をし、それ以降、一切テレビに姿を現さなくなった迅速な対応は、プライドを守るための行動だったのではないでしょうか。非難される前に自分から謝罪をすることで、非難の目も少しは和らぐと思ったかどうかは定かではないですが、この潔さにも不審感を抱いてしまいます。

     詐称の事実がさらけ出された今、ショーンさんが返り咲くためには一から出直すしかないでしょう。今からでも大学は通えますし、信頼性は欠いてしまったものの一度築いた礎はあります。実力はある方だと思うので、このまま埋もれてしまうのはもったいない。学歴の詐称だけでも真実に変えて前を向いて歩いてほしいと思います。

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