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  • 彩島 うた
    彩島 うた
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    ココ浅井
    ココ浅井
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    きむむ
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    三井 俊介
    三井 俊介
    陸前高田市議会議員

    日本人が理解しにくい韓国の「ウリ」文化

     歴史的背景や、外交問題、はたまた俳優やアイドルなどでブームが巻き起こるなど、様々な面で密接な関係を持っているお隣の国、韓国。皆さんは韓国に対してどんなイメージを抱いているでしょうか? 中高生期を韓国で過ごしてきた私の目線から、韓国の文化や礼儀作法など、日本とは全く違ったお国柄をご紹介します。

    ●「ウリ」を大切にする民族
     焼き肉屋さんなどで日本でもよく目にするビビンバ。色とりどりの具材と卵があつあつのご飯に乗ってコチュジャンと一緒に食べると、なおさら本場韓国の味になるのですが、食べる時も見た目を重視する繊細な心を持った日本人は、混ぜて食べる人はあまりいませんよね。

     ですが、韓国人はいくらきれいに盛り付けされていても、真っ赤なコチュジャンをかけてスプーンでぐちゃぐちゃに混ぜてしまいます。「せっかくきれいな見た目なのにぐちゃぐちゃにしてはしたない!」そう考える方も多いのではないでしょうか。

     確かにこれはカルチャーショックですが、韓国人が混ぜるという行動の背景には、韓国の昔ながらの文化と習慣が関係しているのです。韓国人は家族や国民の絆が特に強い民族なので、自分の家族や、国のことを、私たちの家族、私たちの国といいます。韓国語で「私たち」は「ウリ」と言い、自分のお父さんのことも「私のお父さん」ではなく、「ウリ(私たちの)アボジ」と言うのです。このように表現するほど、「私たち」という自分と密接に関係する内部の絆を大切にします。韓国人はこれまでも家族や国民の「調和」を大事にしてきました。

     ビビンバを混ぜるのもこの「調和」の表れなのです。色とりどりの全ての具材が白いご飯と混ぜ合わさって調和します。また、コチュジャンを入れることで目に映える赤色がより調和を際立たせてくれます。そして自分好みに混ぜ合わせたビビンバを口に入れると、ほどよく混ざり合ったご飯と具材とコチュジャンが口の中でも調和されます。これをおいしいと感じ、好んで食べるのが韓国式。はしたないと思ってしまう気持ちを押さえて、一度見た目と味の調和を味わってみてはいかがでしょうか?

    ●「ウリ」が強いからこその礼儀作法
     同じ国民として、同じ出身として、同じ会社で働く者として、同じ屋根の下で暮らす家族として、内々での上下関係を大切にするのが韓国の礼儀です。この礼儀を知らないと韓国社会では生きていけないほど上下関係には厳しい国。やはり日本とは違う、目上の人への礼儀作法があるので、目上の人の前でやってはいけないタブーをご紹介します。

    ①目上の人の目の前で、お酒を飲んではいけない!
     上司や目上の人とお酒を呑みに行く時は、目上の人が呑んでいる目の前でお酒を呑むことはタブー。だからといって呑んではいけないということではなく、後ろを向き目上の人に呑んでいる姿を見せないようにして呑まなくてはいけません。お互いの顔を見ながら呑むのは、相手と同等な位置・立場であることを意味するからです。

    ②片手で握手をしてはいけない!
     日本では目上の人、年下関係なく、握手の仕方に変わりはありませんが、韓国では違います。目上の人と握手をする時には、右手を差す時に左手を右手の手首辺りに軽く添えるようにして、両手で握手をしないといけません。片手で握手をするということは、自分が上であることを意味するので、片手で握手をすることは失礼になってしまうのです。

    ③怒られたら、ただ頭を下げるだけではいけない!
     日本では「目を見て謝りなさい」と言われますが、韓国では逆効果。さらに怒らせてしまいます。「怒られながらちゃんと話を聞いているのであれば、自分の過ちをすぐ取り戻しなさい」という考え方なので、「申し訳ございませんでした」と頭を下げながら行動をしないといけません。謝るだけならサルでもできる。即、態度で示すことが大切だというのが韓国での礼儀なのです。

     上下関係が厳しい反面、友達などの同等の立場の人間関係はすごくフランクです。日本では「親しき中にも礼儀あり」なので、いくら仲の良い友達といっても、ある程度気を遣うことはありますよね。その感覚で韓国人の友達と付き合っていたら、ある日すごい剣幕で友達に怒られたことがありました。学校の売店で、休み時間になると皆こぞって菓子パンやお菓子などを買いに行くのですが、友達に「おごるから一緒に行こう」と誘われた時、「大丈夫だよ、悪いし」と誘いを断った瞬間、突然ムッとした表情を浮かべ、怒り出したのです。

     「あんたって、いっつも遠慮してるよね。友達なのに何で遠慮すんの? 私は親友だと思ってたにのにあんたは違うの?!」

     「えー!?」

     何を言われているのか最初はさっぱり分かりませんでした。何で遠慮して怒られたのか、そんなに悪いことだったのかと頭の中が大混乱。でも、その後ちゃんと話を聞いたら韓国人は“親しき中には礼儀なし”だということが分かったので、それからは私ももっとフランクに気楽に付き合えるようになりました。

     ですが日本に戻ってきてから、それが逆に災いして、日本の友達や仕事で出会う人との距離感が掴めず、相手を怒らせたことも。「日本人、付き合いづらい」と、今でもたまに思うことがありますね。文化の違いってやっぱり大変…。

    ●内部の一体感が引き起こす、外部への無礼
     韓国は「ウリ」の文化が強いからこそ、敵だと思ったものには徹底的に反発し、無礼な態度を取るべきだという考え方の人が多いように思います。日韓の政治問題、歴史的問題では特にそうです。表向きには収拾した慰安婦問題や竹島問題などでは、反日家のデモや日の丸を燃やしたりする行為が当たり前のように行われていました。

     現代の若者世代は、日本から入ってきたサブカルチャーやドラマ、アイドルグループなどの影響で日本に対して悪いイメージだけを抱いている人は少ないです。とはいえ、学校では歴史の授業で日本人がいかに韓国人に対してひどいことをしてきたか、熱くなって教える教師もいます。特に日帝時代を学ぶ近現代史の授業では、「誇張しているのでは」と思えるほどの分厚い内容が教えられます。その授業を受けていたのですが、やはり居たたまれない思いでした。日本人がいるからと配慮してくれる歴史の教師だったから良かったですが、過去に留学していた日本人があまりの言われように授業中に席を立って出て行ったこともあると耳にしました。歴史の問題は根が深いのでなんとも言えませんが、韓国人の敵に対する感情はすさまじいものがあると感じますね。

     日韓にはお互い理解しきれない壁は色々とありますが、私が韓国の学校で友達に言われた、今でも忘れられない嬉しい言葉があります。

     「今まで歴史の授業で日本人は悪い奴らだって教えられてきたけど、実際にあなたのような日本人に出会って、全然違うって思ったよ」

     大したことをしたわけではなく、ただ友達になったことで、こんなふうに思ってくれるんだなと韓国人の情の厚さに胸を打たれました。

     歴史的や政治的な問題はなくなることがないかもしれませんが、いがみあっている国同士であっても友達にはなれるし、恋人になることもできる。結婚したら家族になれる。そうしたら何代も後の世代はお互いの国の血が混ざり合い、血縁同士になる。内部を大切に思う韓国人は自分たちの血が混ざり合っている者を恨むことはできないのではないでしょうか。私にとってはもうひとつの故郷のような国なので、いつの日かそんな時代が来ることを密かに願っています。

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