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    セナも学んだサンパウロ大学 ブラジル大学事情

     Bom dia!

     1月16日、17日にセンター試験があったというニュースはブラジルにまで届いています。そういうニュースを聞くと昔を思い出して懐かしくなるものです。日本の中高生はこれから本格的に受験シーズンに突入すると思いますが、この記事を読んで下さっている方の中にもそういう方がいらっしゃるのではないでしょうか? 遠くブラジルから応援させていただきます。

     さて、今回は受験というテーマに合わせて、ブラジルの教育事情、特に大学について書いていこうと思います。ブラジルの大学というと皆さんはどういうイメージを持つでしょうか? 残念ながら、私はブラジルに来る前はブラジルの大学に関する知識は皆無であり、全くと言っていいほど関心もなかったです。皆さんも自分のそれと大きくは変わらないのではないかと思います。

     それもそのはず、留学をする際にブラジルの大学を選ぶ学生は非常に珍しく、ポルトガル語学科を設置している大学自体も、東京外国語大学、大阪大学、上智大学、京都外国語大学、神田外語大学、天理大学の6大学しかありません。ブラジルに留学する学生の割合も多少例外はあるでしょうが、主にこれらの大学のポルトガル語学科の学生が占めているのではないでしょうか。

     ブラジルが最近「BRICs」(ブラジル、ロシア、インド、中国)の一角として注目されてきているとはいえ、日本におけるブラジルやポルトガルなどのポルトガル語圏の経済的重要性がまだまだ低いため、英語はもちろんのこと、英語以外のフランス語学科、中国語学科、ドイツ語学科、スペイン語学科などを設置している大学の数と比較しても、ポルトガル語学科で学べる大学がやはり少ないのは仕方ないことなのかもしれません。このような理由で日本ではあまり有名ではないブラジルの大学ですが、世界的に見ればどうでしょうか? これからブラジルの主要な大学を紹介します。

     ブラジルで最も有名な大学といえば間違いなく Universidade de Sao Paulo 通称USP=サンパウロ大学です。

    USP

    USP

     QS World University RankingsR 2015/16において、南米1位の評価を得たこの大学はBRICsの大学においては9位、世界の大学においては143位との評価をされています。約9万人もの学生を抱えるUSPでありますが、大統領経験者12名を排出するなど文字通りブラジル屈指の総合大学です。分野別に見ても建築学、歯学、薬学、哲学などの学科は QS World University Rankings by Subject 2016において世界でも50位以内に入り高い評価を得ています。特に歯学は同ランキングで世界12位と、世界でもトップクラスの評価です。余談ですがレーサーのアイルトン・セナもかつてUSPの学生でした。ただ、彼はレース活動に集中するために中退したとのことです。

    Unicamp

    Unicamp

     ブラジルで次に有名(優秀)な大学といえば、Universidade Estadual de Campinas 通称Unicamp=カンピナース州立大学があります。

     QS World University RankingsR 2015/16で、Unicampは南米では2位、BRICsでは12位、世界では195位の評価をされています。1966年にサンパウロに建設されたこの大学はQS Top 50 Under 50において昨年11位にランクされ、過去50年以内に建設された大学としてはとても高い評価を受けています。現ブラジル大統領ジルマ・ルセフがこの大学を卒業しています。

     また、Universidade Federal do Rio de Janeiro 通称UFRJ=リオデジャネイロ連邦大学も有名です。

    UFRJ

    UFRJ

     この大学はQS World University RankingsR 2015/16で世界323位の評価を受けています。分野別に見てもdevelopment studies(開発学)の学科では、QS World University Rankings by Subject 2016で世界41位と高評価を受けています。また、建築学、歴史学および考古学、薬学、薬理学、そして社会学の学校としては世界でも100位以内には入るとの評価を受けています

     長くなりましたが、以上がブラジルの主な大学の紹介です。ブラジルの大学に関して興味を持っている日本人は少ないかもしれません。しかしながら、BRICsの一角でもあり多くの日系企業が進出しており、2016年のオリンピック開催国でもあるブラジルを知るということは今後の日本社会にとって意味のあることではないでしょうか。この記事を切っ掛けにポルトガル語学習を始め、ブラジルの大学への留学を目指す方が出てくるならば非常に幸いです。

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