■連載一覧
  • どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
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  • 「雨傘革命」下の香港 揺れる一国二制度の行方
  • 揺れる香港 各派リーダーに聞く
  • 香港の普選運動 親中派民間団体代表の見方
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  • ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権
  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
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  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
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  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
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  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
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  • 新閣僚に聞く
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  • 16参院選 注目区を行く
  • 伊勢志摩サミット
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  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • 食育と「家風」

     今はあまり耳にしなくなったが、「家風」ということばがある。その家に特有な生活様式や気風、習慣などを指すが、筆者はそれが最も端的に表れるのは毎日の食事の場だと思っている。

     筆者の場合は、家業のため仕事場の隣の土間の部屋(空間)におかれたテーブルで、母親の作ってくれた食事をまず子供たちが食べた。父や母、家業を手伝う叔父、祖父母(別の部屋で食べた)は手が空いた時に随時、食事をしていた。そのため高校を出るまでは、家族が隣で忙しく働く姿を感じながら、黙ってテレビを見ながら食べることが多かった。

     そのためだと思うが、大学に入って先輩方や同輩と食事をする際に、文字通り口角泡を飛ばしながら話す先輩がいて、最初は非常に違和感を感じたものだ。

     その先輩に、家でもそんなに大声でしゃべりながら食事するのかと尋ねたら、祖父から始まって父親、兄弟に至るまで、まるでそれぞれが宗教の教祖のように自説を戦わせながらいつも食べていたというので、びっくりしたことがある。

     そんな極端なケースは少ないだろうが、地方の名家出身でいつも食事時に訪問客がいたという人もいれば、母子家庭で一人で食事をすることが多かったという人もいる。家族の人数、構成、性格、食事内容、食卓や家具の種類、部屋の大きさ等々、よく聞いてみると各家庭の食事の風景は千差万別だ。

     先日、知り合いの大学生と話す機会があった。彼は母子家庭でしかも母親が東京で出稼ぎしていたので、最近まで何年か、弟の分も含めて自炊して暮らしてきたという。その彼がポツリと、自分はスパゲティの味に一家言があり、恐らく奥さんが作っても一緒に食べる気にならないだろうと言ったことが妙に気になった。

     食育の必要性が叫ばれ、基本法もできたが、家風まで改善するのは簡単ではないようだ。(武)

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