■連載一覧
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  • 香港・中国返還20年 「一国二制度」の前途
  • 台湾に吹いた蔡英文旋風
  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
  • 二極化する香港 識者インタビュー
  • 香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く
  • 「雨傘革命」下の香港 揺れる一国二制度の行方
  • 揺れる香港 各派リーダーに聞く
  • 香港の普選運動 親中派民間団体代表の見方
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  • 南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く
  • ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権
  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
  • 中華圏に浸透する同性婚
  • 中台関係の行方
  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
  • ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ
  • 緊張 南シナ海
  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
  • 新QDRと米中軍事バランス
  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
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  • 新閣僚に聞く
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  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
  • 2016/10/31
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  • どう対処 北の脅威 米有識者に聞く
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  • 弾劾の波紋 漂流する韓国政治
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  • どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層
  • どう見る金正恩体制 日韓専門家対談
  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
  • 3代世襲“完成” 北朝鮮第7回党大会
  • 検証 元料理人 藤本氏の再訪朝
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  • 待ったなし地球温暖化対策
  • 環境先進国フランスの挑戦
  • 迫る気候変動の脅威 どうする大災害への備え
  • 2016/1/02
  • 2015/10/07
  • 2015/9/21
  • 「情報戦争」時代と米国
  • 米軍再建への課題-元上級将校の提言
  • トランプ政権始動
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
  • オバマのLGBT外交 米国と途上国の「文化戦争」
  • トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月
  • オバマ外交と次期米大統領の課題
  • 2016年米大統領選まで1年
  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
  • オバマの対宗教戦争・第2部
  • 2017/4/03
  • 2017/2/28
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  • 2013/8/05
  • 2013/9/30
  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • コラム rss

    遠い「観光先進国」

     JR山手線や地下鉄を利用すると、外国人の姿を見掛けることが多くなった。外国人が魅力を感じそうな旅行商品の開発や広報活動などの努力が功を奏していることもあるだろうが、円安の影響力は絶大だ。

     そう思っていたら、9月の訪日外国人客数が同月としては過去最高となった、と政府観光局が発表した。しかも、8カ月連続で、前年同月を上回ったそうだ。

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    国家主導で起業への追い風

     安倍政権は大胆な規制緩和を進めて新たなベンチャーの起業を支援するという。そのこと自体はいい。だが、わが国の起業、創業活動の歴史を見ると、話は簡単ではない。

     1970年代前半と、80年代半ばに「ベンチャーブーム」と言われるほどの多くの起業があり、それぞれの専門性、開発力が注目された。しかし、倒産する企業も多く、むしろ中小企業を含む産業構造の脆弱性をさらけ出した。

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    欧州経済と武器輸出

    濱口和久

     航空自衛隊OBで、現在は軍事ジャーナリストとして活躍中の鍛冶俊樹氏が監修をつとめている『現代のミサイル(ミサイルの基礎知識から世界の核ミサイル危機まで)』(綜合図書)が発売された。

     私が一番興味を持ったのは、世界のミサイル輸出の実態についてのコラムだ。

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    特定秘密保護法案 与野党の激しい議論を期待

     永田町は日本政治の中心地だ。政府与党をはじめとして与野党の情報が乱れ飛んでいる。終日ここに坐っていても退屈することはない。

     しかし永田町は怖いところだ。情報を弄んでいると、逆に弄ばれることがある。その被害は個人にとどまらない。政府や野党の中枢情報がそっくり盗まれることがある。党の情報が洩れるぐらいなら我慢もできるが、国家の機密がやたらに盗まれるようでは困る。

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    国民的歌手と未成年の交際 フィリピンから

    地球だより

     日本でもヒット曲「ANAK(息子)」で知られるフィリピン人歌手のフレディー・アギラさん(60)が、未成年の少女(16)と交際していることが明るみとなり、恋愛の自由と社会的モラルをめぐる議論が世間を騒がせている。  アギラさんによると、その女性と出会った時は彼女の年齢を知らなかったそうで、その外見からてっきり成人であると思っていたそうだ。そして交際が始まって仲が深まり、年齢を聞いてみると16歳と告白されビックリ。交際を続けるかどうか葛藤もあったそうだが、女性の両親と話し合って関係を認めてもらい、彼女が18歳になった時に結婚する予定だという。

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    本と旅する 本を旅する、きょうから読書週間

     「辞書閉ぢて音の重さや秋灯下」(水本みつ子)。きょうから11月9日まで第67回読書週間。標語は「本と旅する 本を旅する」。旅行に本を持参し、そして本の中で知的な旅を、ということだろう。いかにも読書週間にふさわしいが、ふと疑問も。

     本は、かさばり重量がある。旅行に持って行くとしたら、カバンに詰め込めるのはせいぜい数冊だろう。文庫本でも5~6冊がいいところ。本と旅するとすれば、肩こりを覚悟しなければならない。

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    東京・神田で、恒例の「神田古本祭り」始まる

     東京・神田の古書店街は、世界一の規模を誇る。ここで恒例の「神田古本祭り」がきょうから始まる。今や東京の秋の名物となったこの催し、掘り出し物を求めて全国から本好きが集まってくる。

     東京には神田の他に、本郷と早稲田にまとまった古書店街がある。東大キャンパスに近い本郷古書店街は、学術専門書を扱う店が中心。早稲田の方は、文学や政治関係の本の店が多い。月に1度、早稲田古書店合同で古書市を高田馬場駅近くのビルで開いている。

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    温室効果ガス削減顕著な台湾
    行政院環境保護署長 沈世宏

     「気候変動」は各国の持続可能な発展と人類の種の存続に関わる重要なテーマであり、今、国際社会が直面する緊急の課題ともなっている。台湾が国際政治に置かれている環境は特殊であるが、台湾の政府は地球の温室効果ガス削減に向けて行動し、国民と共に全力で取り組んでおり、2010年の「国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)」事務局および国際社会に向けて、自主的に適切な緩和のための行動目標とタイムテーブルを表明した。台湾は地球村の一員として、国際社会に受け入れられ、関心を払われるべきであり、国際互助のメカニズムの中に組み入れられるべきである。

     気候変動の緩和と適応は主に二つの戦略に分けられる。一つは「緩和」であり、台湾の政府は09年に「行政院省エネ・CO2削減推進会」を設立し、包括的な「国家省エネ・CO2削減総合計画」を立て、「健全法規体制」「低炭素エネルギー改造システム」「グリーン運輸ネットワークの構築」などの10大モデル計画を立案し、その範囲は台湾が推進する省エネ・CO2のあらゆる方向性をカバーするものとなっている。もう一つの「適応」については、台湾は12年に「国家気候変動適応政策綱領」を策定し、災害、インフラ設備の維持、水資源、土地利用、海岸、エネルギー供給と産業、農業生産と生物多様性、健康からなる8大分野について、全面的に「適応」の行動プランを展開するものである。

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    来年のNHK大河ドラマは「軍師官兵衛」。…

     来年のNHK大河ドラマは「軍師官兵衛」。豊臣秀吉の側近、黒田官兵衛を描く。ドラマを当て込んだ本も多く出版されている。この種の「当て込み本」は、昔はあまりなかったが、最近はよく見られるようになった。

     官兵衛は伝説の多い人物だ。本能寺の変で織田信長の死を知った官兵衛が「これでご運が開けますね」と秀吉に向かって言った、と岡谷繁実著『名将言行録』にはある。

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    参戦兵士の「名誉の飛行」 米国から

    地球だより

    第二次世界大戦を戦った退役軍人12人を乗せた6機の小型飛行機が、米中西部オハイオ州から首都ワシントンに向けて飛び立ったのは、2005年5月のことだった。

     ワシントンに第二次世界大戦記念碑が完成したのは、終戦から60年近くが経過した2004年。参戦兵士たちはこの時点で既に高齢で、健康問題や金銭的理由から記念碑を一度も訪れたことのない人が多い。

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    歴史上の人物にはさまざまな謎がある。…

     歴史上の人物にはさまざまな謎がある。それを解こうと歴史家たちは資料の森に分け入る。しかしそれでも謎が残る。そのようなところで作家は想像力の羽を広げるのだ。

     「侘び茶」の完成者、千利休は秀吉から切腹を命じられて自刃したが、その理由も諸説あってはっきりしない。歴史小説『利休にたずねよ』で直木賞を受賞した山本兼一さんも利休の謎に挑んだひとり。

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    隗より始めよ 韓国から

    地球だより

    先日、一時帰国してビックリしたのは、日本人の韓国に対する認識がひどく厳しかったことだった。実家の近くに住む兄の家に寄ったら、義理の姉が「パク・クネは歴史を知らな過ぎる!」と珍しく鼻息を荒くしていたし、旧友に会ったらカバンから韓国批判を展開している新聞や雑誌のスクラップを取り出し、「おまえ、韓国に居て大丈夫か?」と真顔で心配された。

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    那覇大綱挽、なぜ「挽く」のか

    沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

     那覇市最大のイベント、那覇大綱挽が13日、那覇市の国道で開催された。1995年に「世界一のわら綱」としてギネスブックに認定された。今年は、30分に及ぶ長期戦の結果、東側が勝利した。

     開催の意義を「那覇大綱挽保存会」公式ホームページはこう説明する。

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    近年、世界各地で締結されている自由貿易協定は、…

     近年、世界各地で締結されている自由貿易協定(FTA)は、同一の経済秩序の下での“有志連合”を形成する2国間以上の国際協定だ。

     先日、欧州連合(EU)とカナダのFTA交渉が大筋合意に達した。EUが主要先進国と締結するのは史上初めて。協定が発効すれば99%強の関税が撤廃され、双方間の物品・サービス貿易の規模は20%以上拡大すると予想される。

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    多発する未成年ルーマニア人の犯罪 フランスから

    地球だより

     パリに観光に訪れたことのある人なら、地下鉄などでフランス人とは思えない少年少女らがスリやひったくりをしている光景を見掛けた人もいるだろう。いや、実際に彼らの被害に遭った日本人観光客も少なくない。

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    「レッドスキンズ」は差別語か

    米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

     ワシントン・レッドスキンズについて。

     微妙な人種問題に関してスポーツキャスターの講義を受けさせらせるのはごめんだ。チーム名の変更に関して合衆国大統領からアドバイスされるのもごめんだ。人種問題をカードとして使う部族リーダーの脅し文句も聞きたくない。

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    10月の3連休初日の東京は…

     10月の3連休初日(12日)の東京は季節外れの暑さで、前日の98年ぶりに塗り替えた観測史上最も遅い真夏日(最高気温30度以上)記録をさらに更新した。4年続きの記録的な猛暑となった今夏の勢いは、朝晩は涼しく感じるような晩秋に入っても顔を出してきた。

     そうかと思うと、先週は台風26号による記録的な大雨で伊豆大島が、土石流に襲われ死者・行方不明者48人という大被害を被り、ぐずついた少し肌寒い日が続いた。

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    中国のASEAN分断外交 タイから

    地球だより

     中国の李克強首相は今月中旬、ブルネイで開催された東アジア・サミットに出席後、ベトナムやタイを訪問した。また習近平国家主席も今月初旬、初めてインドネシアとマレーシアを訪問し、協力関係強化で合意した。アジア回帰をうたいながら東アジア・サミットを欠席したオバマ米大統領の間隙を突く格好で、中国は国家を挙げて東南アジア諸国連合(ASEAN)外交強化に動いた格好だ。

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    1957年建造の砂防会館の建物の前に…

     1957年建造の砂防会館(東京都千代田区平河町)の建物の前に脚絆をつけた紳士の銅像が立っている。土砂災害を防止する「砂防」事業に尽力した赤木正雄翁(1887~1972)だ  わが国は明治以降、主に堤防設置によって河川の氾濫防止に努めた。その一方、山林が国によって民間に乱売されたことで荒廃したり、伐採されたりしたことが水害や土砂災害を誘発する原因となった。

     これに対し、国が総合的な砂防工事に力を入れ始めたのは大正末期で、これを指導したのが赤木だった。赤木は大学の林学科を出た森林の専門家だが、「治山のためには砂防を、砂防のためには上流に森林を」が信条でその通り実践した。

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    臨時国会、本格論戦 与野党ともやる気十分

     いまの日本の総理大臣の権限は非常に強大で何でもできる立場にある。しかしその強力首相がその権限をやたらに振り回すことはほとんどない。

     その権限を静かに抱いたままダマって立っている。無言の権力者も怖い存在だ。解散権を握っている首相が解散権をひねりながら何も言わずにダマっている。野党や反対党から見るとこんな恐ろしい首相はいない。ダマったままいきなり解散権を抜く恐れがある。抜かれたら最後だ。選挙の結果負けたらみじめな姿になる。路頭に迷っても不思議はないし、誰も助けてくれない。だから解散は真っ平御免だ。これは朝野の別なく現役議員の議員心理といわれる。

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    「肌寒も残る暑さも身一つ」(高浜虚子)。…

     英国は経験論哲学の生まれた国として知られる。フランシス・ベーコンがその祖といわれる。これは哲学の入門書に書いてある通りだが、その経験主義の伝統は現代の英国にも生きている  卑近な例だが、それを一番感じるのは、横断歩道での信号待ちの時。英国人は赤信号でも、周りの状況を見て安全と判断すれば、さっさと渡ってしまう。律義に信号待ちをするドイツ人とは対照的である。日頃のちょっとした行動も伝統や国民性と分かちがたく結びついている。

     日本は昔から台風や地震の多い国で、災害に関しては経験豊富な民族といわれる。しかし、最近の異常気象は、かつての経験だけで判断しては危ない、ということを痛感させられるものばかりだ。最近よく聞く「これまでに経験したことのないような……」という言葉がそれを象徴している。

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    英国は経験論哲学の生まれた国として知られる。… 

     英国は経験論哲学の生まれた国として知られる。フランシス・ベーコンがその祖といわれる。これは哲学の入門書に書いてある通りだが、その経験主義の伝統は現代の英国にも生きている。

     卑近な例だが、それを一番感じるのは、横断歩道での信号待ちの時。英国人は赤信号でも、周りの状況を見て安全と判断すれば、さっさと渡ってしまう。律義に信号待ちをするドイツ人とは対照的である。日頃のちょっとした行動も伝統や国民性と分かちがたく結びついている。

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    森鴎外が亡くなったのは大正11年、…

     森鴎外が亡くなったのは大正11(1922)年、60歳の時だ。代表作は「阿部一族」とされる。この短編を含む『阿部一族・舞姫』(新潮文庫、平成24年)には、70ページに及ぶ「注」がついている。同じ文庫の平成12年版では8ページ。12年の間に9倍近くに増えた。鴎外の作品は最近の読者には読みにくい、ということだろう。

     24年版には「阿部一族」だけでも「肥後」「荼毘」「三途の川」「加藤清正」「新免武蔵」「いかい時が立つ」などに「注」がつく。

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